S&P500 ヒートマップ(高解像度)
主要3指数とRussell2000
主要3指数の終値はDow30がプラス、NasdaqとS&P500はマイナスでした。中小企業指標のRussell2000もわずかにプラスでした。翌日の消費者物価指数発表を控え、株価を動かす材料が乏しい中、先週末の力強さは続かず、小動きのまま取引が終了しました。
セクター別騰落率
どのセクターも1%を超える動きはありませんでした。
経済指標発表 結果
IBD/TIPP景気楽観指数は、経済活動に関する消費者信頼感と楽観性の水準を測定する指標で、経済活動全体の主要な部分である個人消費の動向を予想するものです。
米インベスターズ・ビジネス・デイリー(IBD)と米テクノメトリカ・マーケット・インテリジェンス(TIPP)から発表され、約900人の消費者の調査に基づいています。50を下回る数値は悲観的なのですが、前回よりも上がりアナリスト予想よりも高い数値となりました。
決算発表結果(時価総額$30B以上)
主な経済ニュース
- 中華人民共和国の経済回復は勢いを失いつつあるデータが示される(Bloomberg)
- マイナス感情が広がる中、原油を空売りするヘッジファンドが増加(Bloomberg)
- 世界最大の食肉生産会社であるJBS SA は、北米牛肉事業の収益が減少したため、第 3 四半期の利益はアナリストの予想を下回る(Bloomberg)
- 米国が国債に支払う利息は10月に前年比で急増し、米国債利回りの上昇による政府のコストの増大が示された。会計年度初月の公的債務利息は889億ドルで、2022年10月の数字から87%増加(Bloomberg)
- Dow30がプラスで取引を終えたのは、 キャシーウッドがNVDA、AAPL、TSLAなどを大量に買ったのが一因と考えられる(Investor’s Business Daily)
- BA(ボーイング)がUAEのエミレーツ航空から$520億相当の大型受注(Bloomgberg)
主要指数の動き
原油先物は$78.57(△1.81%)で3週間連続した下落からようやく回復となっています。10年債利回りは4.632%(△0.09%)、ドル円は円安方向に動いて現在は151円台後半で取引が続いています。一時151.9円を超えた際に151.3円まで円高に振れましたが、その後また円安に戻しています。これは、日銀の介入ではなく、オプションのポジショニングの結果の一部ではないかと憶測が広がっています(Bloomberg)。
自分の米ドル建ポートフォリオ ▼0.18%
AGG(米国総合債券ETF)を少し買ってポートフォリオに組み入れました。今年8月末のリバランスでVOOとQQQの一部を外貨建MMFに資金移動しました。外貨建MMFは4%を超える利息で今まで元本割れが無く運用されていますが、今後のFRBの利下げにより、外貨建MMFと債券ETFの運用利息が逆転していくのではないかと期待して、AGGに少しずつ資金移動していこうかと思っています。AGG購入にあたり、米国債の評価格下げは全く気にしておりません。
経済指標発表予定
FRBが目指すインフレ率2%に、消費者物価指数がどのような状況になっているのかが注目が集まります。
決算発表予定(時価総額$30B以上)
HD(ホームデポ:大型ホームセンター)の決算状況は注目されそうです。
おわりに
世論調査により、低迷している岸田政権の支持率が、とうとう自由民主党の支持率をも割り込んでいることが明らかになりました。岸田総理では選挙を戦えないので、岸田おろしが本格化しそうです。これが日本経済にどう影響していくのでしょうか。良くなるような気もしますが、次に誰が総理になるのかが大変気になるところです。
それでは今日も一日、明るく元気に笑顔で過ごしましょう。