S&P500 ヒートマップ(高解像度)
主要3指数とRussell2000
主要3指数の終値はDow30は小幅プラス、NASDAQとS&P500は小幅マイナスでした。上昇傾向でスタートしたものの、FRB委員が利上げの可能性を言及したタイミングで下落傾向となりました。
セクター別騰落率
小動きながらも、不動産(Real Estate)と金融(Financial)が伸び、最も下落したのは通信サービス(Communication Services)でした。
経済指標発表 結果
- 7月-9月のGDPは前期比△5.2%で約2年ぶりの高い伸び(Bloomberg)
- リッチモンド連銀のバーキン総裁(中立派、投票権なし)が、インフレが強固であれば利上げの選択肢を残しておくべきと発言(Bloomberg)
- アトランタ連銀のボスティック総裁(中立派、投票権なし)は、インフレの下向き軌道が続く可能性が高いと発言(Bloomberg)
- FRBのベージュブックは、消費者の行動が後退する中、経済が減速していることを示している。価格敏感性の高まりにより自由裁量品への支出が減少。労働需要は引き続き緩和したが、市場は依然として「逼迫」している(Bloomberg)
決算発表結果(Investing.comが選んだ重要度高の銘柄)
- CRM(セールスフォース)が引け後に好調な業績を発表、終値△2.41%でしたがアフターマーケットで△7.1%に高騰中(Yahoo!Finance)
- SNPS(シノプシス)が引け後に第4四半期決算を発表。終値△1.61%でしたがアフターマーケットで△2.4%で取引中(Yahoo!Finance)
- JCI(ジョンソンコントロールズ)が2023 年第 4 四半期決算。終値△0.94%、アフターマーケットでは±0.0%
主な経済ニュース
- 億万長者のビル・アックマン氏、FRBが早ければ第1四半期にも利下げに、利下げしなければ「ハードランディング」のリスクがあると発言(Bloomberg)
- ブラックフライデー頼りの小売店の売上が4%減と苦戦、米経済への不吉な予兆か(Bloomberg)
- タイソン・フーズ、「デブと怠け者」からの復活を計画(Bloomberg)
- JPモルガンの2024年のS&P500指数見通しはウォール街で最も厳しい(Bloomberg)
- OECDが世界経済が勢いを失うリスクを警告(Bloomberg)
主要指数の動き
原油先物は$77.73(△1.73%)、10年債利回りは4.271%(▼1.50%)、ドル円は方向感がない動きで147円台前半で取引が続いています。金と銀は買われています。ビットコインはバーキン総裁発言のタイミングで上昇が停止しました。
自分の米ドル建ポートフォリオ ▼0.05%
感謝祭から新年まで休暇の大口投資家が多いことも原因なのでしょうが、小動きが続いています。ビルアックマン氏の発言などを理由に、AGG(米国総合債券ETF)を押し目買いしましたので、VOOとQQQの下落率よりも緩和されています。
経済指標発表予定
PCE物価指数(米商務省が公表する、米国の家計が消費した財やサービスを集計した経済指標)が発表されます。また、毎週木曜日は失業保険関連と中古住宅販売保留(不動産取得契約して、引き渡しされる前の物件)の発表があります。
決算発表予定(Investing.comが選んだ重要度高の銘柄)
おわりに
今日で11月も最終日、お正月まで残すところ1ヶ月となりました。今年、S&P500に着実な積立投資をされている方は、現在まで勝ちになっていると思います。来年からの新NISAでも米国株投資をされる方は多いようです。継続は力なりだと思います。
それでは、今日も一日明るく元気に笑顔で過ごしましょう。