S&P500 ヒートマップ(高解像度)
主要3指数とRussell2000
主要3指数はそろって上昇しました。Dow30は4日続伸し、昨日に続いて年初来高値を更新しました(WSJ)。中小企業指標のRussell2000は3%近く躍進しました。
セクター別騰落率
不動産(Real Estate)が△2.4%と大躍進、続いて素材(Basic Materials)、工業(Industrials)、公益事業(Utilities)、一般消費材(Consumer Cyclical)が1%を超える躍進でした。マイナスとなったのは通信サービス(Communication Services)だけですが、▼0.05%とわずかでした。
経済指標発表 結果
- 10月の建設支出は△0.6%で予想△0.4%を上回る(REUTERS)
- 11月ISM製造業購買担当者景気指数、13カ月連続で50割れ(REUTERS)
- FRB(米国連邦準備制度理事会)のパウエル議長は、当局者が利上げを完了する可能性が高いとのこれまでで最も強いシグナルを発したが、コメントには慎重さが含まれていた。(WSJ)
決算発表結果(Investing.comが選んだ重要度高の銘柄)
該当銘柄の決算報告はありませんでした。
主な経済ニュース
- 米共和党議員が米中間の渡航禁止を要請。中華人民共和国内の呼吸器疾患急増で(REUTERS)
- ウォール街は最新のOPEC+減産を無視。投資家らはサウジ主導グループが2024年も同じ考えに留まらないことに警戒している(WSJ)
- WMT(ウォルマート)はX(旧Twitter)への広告掲載を停止する発表。イーロン・マスク氏がXへの広告掲載を停止した複数の大手企業を罵倒したことを受け、アナリストらは前日、Xから撤退する広告主が広がる可能性が高いとの見方を示していた。(REUTERS)
- スペースXは韓国初の偵察衛星を宇宙へ運び、北朝鮮による偵察宇宙船に対抗(Bloomberg)
- AmazonはスペースXと契約し、「ファルコン9」を2025年半ばに打ち上げるための追加容量を獲得(Bloomberg)
- バイデン米政権が設定した電気自動車(EV)税控除制度で、対象車の減少が見込まれる。中国など敵対国からの部材調達に厳しい制限が加えられる(Bloomberg)
- 不動産の高揚感が利上げ終了に対するトレーダーの不安を浮き彫りに。コホートはS&Pで2番目に成績の良いグループとして11月を終え、Bank of AmericaアナリストはREIT株式を「ダイヤモンドの原石」と呼ぶ(Bloomberg)
- 夏に散財したアメリカ人がついに倹約に転じて、長く待ち望まれていた米国経済の減速が始まった(Bloomberg)
- 新興企業のシロップは、ホリデーショッピングの物流にAIを導入するために、アクセルやグーグルのAIファンドなどの投資家から1750万ドルの資金を調達(Bloomberg)
- ブリンケン米国務長官は、戦闘が激化しイスラエルがガザ地区南部での作戦を拡大する意向を示唆したことを受け、ガザ地区から人質数十人が解放された1週間の停戦が終了したのはハマスのせいだと非難しました。ブリンケン氏は記者団に対し、ハマスが解放すると誓った女性全員を解放しなかったと約束を反故にし、さらに停戦がまだ続いている間にエルサレムでロケット弾を発射し民間人を殺害したと語りました。た。(Bloomberg)
主要指数の動き
原油先物はOPEC+が減産発表しても下落、10年債利回りは4.226%(▼2.90%)まで下落しました。ドル円は▼1.4円という急激な円高で146円台後半となりました。金先物、銀先物は買われ、ビットコインも買われています。
自分の米ドル建ポートフォリオ △0.48%
上昇しているときは見ているだけです。とはいいながら、毎月1日には投信定期積立をしています。これまでの積立投資は今回が最後です。新NISAのつみたて枠の申込みでは毎月1日にしていませんでした。毎月1日や5・10日(ごっとうび)に積立する人が多いので購入株価が高い可能性があるとモーニングサテライトで指摘がありました。私自身、そこまで気が回っていませんでしたが、結果オーライです。
今週の動き
今週1週間のヒートマップとセクター別騰落率です。GoogleとMETAの下落が目立ちました。
経済指標発表予定
高い重要性のものはありません。
決算発表予定(Investing.comが選んだ重要度高の銘柄)
該当銘柄の決算報告予定はありません
おわりに
今から4年前(2019年)の12月初旬に中華人民共和国の武漢市で新型コロナウィルスの感染者が報告されてから、わずか数か月でパンデミックとなりましたのは、記憶に新しいところです。中華人民共和国の北京市で呼吸器疾患の子供が重症化するなど、再び感染症の広がりが懸念されています。台湾は、高齢者と子供の中華人民共和国渡航自粛、米国も共和党議員が米中間の渡航禁止を要請するなどの措置を行いつつあります。日本では観光地にオーバーツーリズム状態になっており、既にウィルスは日本にいると思って間違いないのではないかと思います。在中国日本国大使館によると、呼吸器疾患は既知の病原体によるものでインフルエンザウィルスを中心とするとしています(呼吸器疾患の多発について11/30)。日本政府には新型コロナ対策で得られた知見を活かして、早急かつ適切な対応をしていただくことを望みます。また、個人的には手洗い消毒・うがい・医療機関と人混みではマスク着用をしなければならないなと思っております。再びパンデミックの悪夢となるのは避けたいと思います。
それでは、感染症対策をしながら、明るく元気に笑顔で週末を過ごしましょう。