S&P500 ヒートマップ(高解像度)
主要3指数とRussell2000(中小企業指標)
主要3指数はそろってプラスとなり、Dow30とS&P500は年初来高値を更新しました。Rusell2000は若干マイナスとなりました。
セクター別騰落率
最も上昇したのは先端技術(Technology)、最も下落したのはエネルギー(Energy)で、下落率が1%を超えました。
経済指標発表 結果
11月の米国CPI報告からの重要なポイントをBloombergから抜粋。
- 消費者物価はほぼ全面的にアナリスト予想と一致。物価は前年比3.1%上昇し、 エネルギーと食料を除くコアでは4%上昇。前月比では、価格は横ばいとの予想に比べて0.1%上昇。
- 食品価格の上昇は先月よりも落ち着き、エネルギーと新車価格は下落。アパレルは大幅に価格が下がった。2020年以来最大の減少となった。しかしながら、住宅家賃は依然として上昇している。
- スーパーコア(コアからさらに住宅を除いたもの)のインフレは月次および年次ベースで上昇した。この指標はFRBが注意深く監視しており、インフレ圧力がある程度残っていることを示している。
- FRBの政策担当者が12/13-14に会合(FOMC)を開くが、CPIレポートが何らかの形で流れを大きく変えるかどうかは不明。当局者らはインフレの道のりは険しいものになるだろうと常々語っており、今回も同様の語りになることが予想される。インフレを抑制するために、必要な限り金利を上昇させ続けるというタカ派的なメッセージが強調されるだろう。
決算発表結果(Investing.comが選んだ重要度高の銘柄)
- JCIの第 4 四半期決算は未達、売上は前年比増加(Yahoo!Finance)、株価▼5.94%
主な経済ニュース
- 米国とロシアが過剰供給懸念を強める中、原油は5カ月ぶりの安値に下落(Bloomberg)
- 債券市場の利下げは、FRB当局者の四半期金利予測に注目が集まる(Bloomberg)
- 投資家は株価ショックに対する準備ができていない、ウェルズ・ファーゴのストラテジストが警告(Bloomberg)
- メイシーズの58億ドル規模の買収入札、現段階で買収が成立する確率は五分五分か(Bloomberg)
- 心配が残るインフレはもはや家賃だけ(Yahoo!Finance)
主要指数の動き
- 原油先物は5か月ぶりに安値に下落(Yahoo!Finance)
- 10年債利回りは4.206%まで下落
- ドル円は145円台半ばまで円高に
- 金と銀は横ばいながらもやや上昇。
- ビットコインは横ばい
自分の米ドル建ポートフォリオ △0.54%
CPIが予想通りで市場開始直後がマイナスでしたので、外貨建MMFをAGGに乗り換えました。外貨建MMFは投資信託とはいえ自分では現金同等のリスクオフ資産と位置づけていましたが、AGGへの乗り換えは穏やかなリスクオンととらえています。
経済指標発表予定
生産者物価指数(PPI)とFOMCの政策金利と金利見通し、経済見通し、そしてパウエル議長記者会見が予定されています。アナリスト予想との違いが顕著であれば、投資家心理が変わって株価が大きく変化する可能性があります。
決算発表予定(Investing.comが選んだ重要度高の銘柄)
引け後ですが、日本でも有名なアドビが決算発表します。
おわりに
自民・公明両党による定額減税案が固まってきました。一方で、東京地検特捜部が自民党派閥の収支報告に問題があり、脱税の疑いで捜査しています。今年を表す漢字が「税」になりました。岸田首相が財務省の思惑通りに造成路線を歩んで増税メガネ、増税くそメガネと呼称されるようになり、減税路線を打ち出したタイミングでの捜査です。うがった見方かもしれませんが、岸田政権が不信任されるようになれば、減税法案が時間切れで廃案となり、これまでに承認された増税法案だけが残り、最後に財務省が笑うというストーリーかもしれません。政治とカネ問題は許されることではありませんが、減税法案はぜひ通していただきたいと願います。
今日13日は、巳の日、新月、そして大安という吉が重なる日です。今日も一日、明るく元気に笑顔で過ごしましょう。