Financial Independence, Retire Early
Muroi Universal Research and Operating of Investment
米国株投資

【20231214】Investment Last Night

S&P500 ヒートマップ(高解像度)
主要3指数とRussell2000(中小企業指標)

FOMCの政策金利の3会合連続の据え置きと、来年の利下げについて言及した内容を受けて主要3指数は△1.3%を超える強い上昇、Russell2000は△3.52%と躍進しました。Dow30は3.7万ドルを超えて史上最高値を更新しました。

セクター別騰落率

公益事業(Utilities)と不動産(Real Estate)が3%を超える上昇となりました。マイナス成長したセクターはなかったものの、通信サービス(Communication Services)の伸びは小さかったです。

経済指標発表 結果

FRBの金利決定と経済予測から得られる重要なポイントは以下の通り(Bloomberg

  • FOMC連邦公開市場委員会、予想通り3回連続で政策金利を目標レンジの5.25~5.5%に据え置くことを全会一致で可決
  • 金利予測の「ドットプロット」は、FRBが来年どの程度利下げすべきかについての幅広い推定値を示しており、中央値は75ベーシスポイントである。8 人は削減幅が縮小すると予想、5 人は大幅な削減を予想
  • FOMC、声明文に一言加えて追加利上げへの姿勢を軟化、当局者らは必要な「あらゆる」追加政策強化の程度を検討すると述べた
  • FRBはまた、「インフレは過去1年間で緩和したが、依然として高水準にある」ことを認め、経済成長は第3四半期の「力強いペース」から減速したとしている
  • インフレ予測の中央値は2024年と2025年に低下する一方、失業率予測はほとんど変化せず、FRB当局者が大きな雇用の損失なしに物価上昇を抑制できるとの自信を強めていることを示している

1年後の金利予測が4.6%と示され、アナリスト予想の5.1%よりも低下しているところがマーケットにとってサプライズでした。今回の金利は5.5%で据え置かれましたので、今後1年間のFOMC会合において、0.25%ずつ金利を低下させると仮定すると3回の利下げが行われることになります。

決算発表結果(Investing.comが選んだ重要度高の銘柄)

 

主な経済ニュース
  • ヘッジファンド、米国債取引を一元的に清算するSECの新たな命令を取得へ(Bloomberg
  • FRB決定後のインスタント・マーケット・ライブ・パルス調査では、S&P500が来年末には4,877まで上昇予想となり、FOMC会合前の調査の4,808よりも上昇(Bloomberg
  • FRBが2024年の利下げを検討中、ドルは月間で最大の下落率(Bloomberg
  • 大手ハイテク株が上昇する中、アップルが過去最高値を更新(Bloomberg
主要指数の動き
  • 原油先物は$69.74まで△1.65%上昇
  • 10年債利回りは4.033%まで大幅低下(▼4.11%)
  • ドル円は円高となり142円台後半へ。現在の下落率1.7%は主要3指数の上昇率を超える
  • 金先物△2.34%、銀先物△4.67%と大きな上昇
  • ビットコインは△3.87%と上昇
自分の米ドル建ポートフォリオ △1.32%

含み益が大きく上昇しました。昨日、最後に残った外貨建MMFをAGGに変えてリスクオンにしたこともあり、含み益も大きくなってうれしいです。

経済指標発表予定

小売売上高、失業保険申請件数などの発表があります。今までは経済指標が悪くなると政策金利が下がる期待で株価が上昇する「悪い経済ニュースが株価を上げる」傾向が見られましたが、今後は悪い経済ニュースが株価をどう動かすのかが微妙になるような気がしています。

決算発表予定(Investing.comが選んだ重要度高の銘柄)

日本にも進出しているコストコが引け後に決算発表を予定しています。

おわりに

米国の高金利政策と日本のゼロ金利政策などが原因で、一時は150円を超える円安となっていましたが、今回のFOMCをきっかけにドル円は142円台まで下がってしまいました。円建の米国株系投資信託ではマイナスという結果でしょう。でも米国経済新聞でも日本の政権が数十年で最悪のスキャンダルとも報道されており、日本の政治混迷も一因ではないかと思っております。閣僚の4名の更迭はほぼ決まっているようですが、臨時国会が昨日閉会したこともあり、強制捜査や逮捕に発展すると予想している報道もありますので、日本経済に影響が出ないか大変気になるところです。今年は日本株が上昇しましたが、また沈み込まないか不安でなりません。

FOMCが終わりこれから年末年始にかけて、多くの大口投資家が長期休暇に入ってマーケットに占める個人投資家の比率が増えると予想されています。個人投資家が増えると、ちょっとしたニュースでも株価が大きく変動しやすくなる、いわゆる高いボラティリティ期間に入りますので、まどわされないよう注意しましょう。

それでは今日も一日、明るく元気に笑顔で過ごしましょう。








ABOUT ME
Muroi Kazuo
1959年2月生まれ 米国株、日本株、J-REITでFIRE達成しています。 米国株投資については、みなさんと情報共有したいと思っています。
「米国株投資」以外も見に行って下さい
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