S&P500 ヒートマップ(高解像度)
主要3指数とRussell2000(中小企業指標)
主要3指数終値ならびにRussell2000は力強く反発しました。S&P500に関しては前日▼1.47%でしたが、昨夜は△1.03%反発したので、前々日比では▼0.455%なので半分以上を戻しました。ボラティリティが高い2日間でした。
セクター別騰落率
すべてのセクターで上昇。最も伸びたのは素材(Basic Materials)でした。
経済指標発表 結果
- GDP、第3四半期確報値は+4.9% 改定値から下方改定(REUTERS)
- 新規失業保険申請20.5万件と小幅増、経済の基調的な力強さ示唆(REUTERS)
- フィラデルフィア連銀製造業指数、12月マイナス10.5-予想マイナス3(Bloomberg)
- FRBの戦いがほぼ完了したことを示す米国のインフレ報告(Bloomberg)
決算発表結果(Investing.comが選んだ重要度高の銘柄)
- 昨日引け後の好決算を受け、MU(マイクロンテクノロジー)は△8.63%と躍進。半導体関連株がつられて上昇し、NASDAQ市場をけん引しました。
- シンタスは力強い成長を決算報告(Yahoo!Finance)。株価終値は△6.55%
- ペイチェックスの四半期売上高の伸びが顧客支出の低迷で鈍化(Yahoo!Finance)。株価終値は▼7.01%
- ナイキは終値は△0.91%でしたが、引け後の決算発表後にアフターマーケットで▼4.39%と大幅下落中(BARRON’S)
- ナイキは中国での売上が下振れする中、20億ドルのコスト削減を目指す(Bloomberg)
- カーニバル(格安客船クルーズ)が記録的な収益を記録して株価は△6.20%(Investopedia)
- カーマックスは利益が予想を上回り、株価は△5.18%と急上昇(Yahoo!Finance)
主な経済ニュース
- 米商務省は21日、米半導体業界のサプライチェーン(供給網)および国防産業基盤に関する調査を開始すると発表した。中国製半導体に起因する国家安全保障上の懸念に対応するため(REUTERS)
- 米国政府は、中国の電気自動車やその他の製品に対する関税を検討(Bloomberg)
- Apple、禁止された時計のオンライン販売を停止、古いモデルは修理不可(Bloomberg)
- S&P下落の原因をトレーダーが非難した中傷されたゼロデイオプション。プット取引が過去3カ月で最大の下落のきっかけになったと指摘。薄商い、買われ過ぎの状況が動きを悪化させた可能性がある(Bloomberg)
- 米国の増産で石油エッジが低下、アンゴラのOPECr離脱。紅海の船舶に対するリスク対応は原油損失の抑制に貢献しており、WTIは3セッション上昇後、1バレル当たり74ドルを下回る(Bloomberg)
- ウォール街の経済予言者たちは米国の不況が目前に迫っていると見ている。シティ、ドイツ銀行、ウェルズ・ファーゴは依然として2024年の景気低迷を予想(Bloomberg)
- 国防総省はF-16を台湾に急送している(Bloomberg)
主要指数の動き
- 原油先物は$73.99(▼0.31%)
- 10年債利回りは3.894%(△0.44%)
- ドル円は急激な円高への流れで、現在は142円台前半(▼0.84%)
- 金先物と銀先物は買われて上昇
- ビットコインもやや買われて上昇
自分の米ドル建ポートフォリオ △0.88%
しっかり反発してきました。債券利回りが上昇しましたが、AGGの下落はわずかでした。
経済指標発表予定
インフレ状況の判断材料の一つである11月の個人消費支出と、高金利住宅ローンの元での建築許可件数と新築住宅販売は注目されます。また、ミシガン大学によるアンケート集計結果も今後の景気を占う指標となります。
決算発表予定(Investing.comが選んだ重要度高の銘柄)
該当銘柄はありません
おわりに
米国株が史上最高値を更新した直後の比較的大きな下落がありましたが、すぐに戻しました。年末年始は大口投資家が休暇に入るため、ちょっとしたニュースで心理が変わる個人投資家が売買を占める割合が高くなるのでボラティリティが高くなる傾向があると昨日のブログに書いたところですが、ゼロデイオプションの影響もあり本当にそうなってしまいました。長期投資を目指している方は一喜一憂して売買を繰り返すことがないように注意しましょう。