S&P500 ヒートマップ(高解像度)
主要3指数とRussell2000(中小企業指標)
主要3指数の動きは終始小幅でした。終値ではDow30は下落、NASDAQは上昇、S&P500は上昇とまちまちでした。Rusell2000はわずかに下落しました。
セクター別騰落率
エネルギー(Energy)の上昇と一般消費材(Consumer Cyclical)の下落が目立ちました。
経済指標発表 結果
- 12月の生産者物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月比▼0.1%、市場予想△0.1%に反し下落。財(モノ)の価格が下落する一方、サービスの価格は変わらずだった。(REUTERS)
- PPI、前月比で3カ月連続の低下-利下げ観測が再び強まる(Bloomberg)
決算発表結果(Investing.comが選んだ重要度高の銘柄)
- JPモルガン・チェース(JPM)の決算は減益となったものの、年間では過去最高利益を達成。2024年の金利収入も予想を上回る見通し(REUTERS)
- ユナイテッドヘルス (UNH) は、2023 年に堅調な収益成長と堅調な業績を報告(Yahoo!Finance)しかしながら、高額な医療費が将来の利益見通しを鈍化させたことで株価は下落した(IBD)
- バンク・オブ・アメリカ(BAC)が発表した決算は純利益が31億ドルと、前年同期の71億ドルから大幅に減った。37億ドルの一時的な費用を計上したのが響いた。1株当たり利益は0.35ドルと、前年同期の0.85ドルから大きく減少(REUTERS)
- ウェルズ・ファーゴ銀行(WFC)の決算では1株当たり利益(一時的項目を除く)は1.26ドルと、アナリスト予想の1.17ドルを上回った。一方、2024年12月期の純金利収入は前年比7─9%減少する可能性があると警告した(REUTERS)
- ブラックロック(BLK)は、投資ファンドのグローバル・インフラストラクチャー・パートナーズ(GIP)を125億ドルで買収(REUTERS)
- シティグループ(C)の決算は18億ドルの赤字。特別費用や引当金など38億ドルの費用計上が響いた。マーク・メイソン最高財務責任者(CFO)は抜本的な組織再編の一環で、今後2年間で2万人を削減すると発表した。さらに、メキシコのリテール部門バナメックスの新規上場に伴いさらに4万人を削減する見通しで、最終的に世界の従業員数を現在の23万9000人から18万人の水準にすることを目指す(REUTERS)
- BNYメロン(BK)の決算、第4四半期利益最高予想、運用資産は前年比増加(Yahoo!Finance)
※上記記事と下記表(Investing.com)に一部数字の相違が見られますが、報道内容をそのまま転記しました。
主な経済ニュース
- イエメン空爆を受け、石油タンカー船主らが紅海南部への渡航を断念(Bloomberg)
- 債券トレーダーらはPPI発表後にFRBが3月に利下げする確率を約80%織り込み、1週間前の50%強から上昇(Bloomberg)
- WWEの親TKOグループ、独禁法問題でファーストホールド評価に(Bloomberg)
- 台湾、世界が注目する選挙で新指導者を選出。台湾史上最も熱戦が繰り広げられる三つ巴のレース(Bloomberg)
- 中華人民共和国のデフレは内需が大きな2024年の課題(Bloomberg)
- LGエレクトロニクス、米国初のEV充電器工場をテキサスに開設(Bloomberg)
主要指数の動き
- 原油先物はインフレ懸念と中東情勢の悪化により$72.80まで値上がり(△1.08%)(Bloomberg)
- 10年債利回りは3.95%(▼0.68%)
- ドル円はやや円高で145円台を割り、144円台後半へ
- 金先物、銀先物ともに上昇
- ビットコインは6%近く下落
自分の米ドル建ポートフォリオ △0.07%
わずかですが3銘柄とも上昇してくれました。
今週の動き
エヌビディアとGAFAMが伸びて先端技術(Technology)と通信サービス(Communication Services)が市場全体を牽引しましたが、テスラは苦戦でした。一方でエネルギー(Energy)、公益事業(Utilities)、素材(Basic Materials)が冴えない一週間でした。
経済指標発表予定
15日(月)はマータン・ルーサー・キングジュニアの日で休日のため、16日(火)の予定を掲載します。
決算発表予定(Investing.comが選んだ重要度高の銘柄)
おわりに
年明け第2週が終わりました。今年は選挙の年と言われており、最初の注目は台湾総統選挙でしょう。もし親中派の野党が政権をとると、台湾は中華人民共和国寄りが良いという民意が示されたことになるので、自由民主主義を支援すべく多大な力を注いでいる米国の姿勢が大きく変わるでしょう。当然ながら日本の味方が減り、日本近海の地政学的リスクが大幅に上がってしまう懸念もあります。私は、中華人民共和国と対立する与党の勝利を望んております。
今日13日は一粒万倍日です。良い種をまいて将来花開くようにしましょう。それでは良い週末をお過ごしください。
※15日は米国市場は休場ですので、16日朝のブログはお休みです。
図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とRusell2000チャート: finviz
- セクター別騰落率: finviz
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
- 主要指数の動き : Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ