S&P500 ヒートマップ(高解像度)
主要3指数とRussell2000(中小企業指標)
主要3指数の終値はそろって下落しました。Rusell2000も下落です。
セクター別騰落率
伸びたセクターは先端技術(Technology)だけでした。エネルギー(Energy)は2%を超える大きな下落となり、素材(Basic Materials)と公益事業(Utilities)も1%を超える下落となりました。
経済指標発表 結果
- 1月のニューヨーク連銀製造業景況指数は前月から大幅に低下し、2020年5月以来の低水準となった。受注と出荷の落ち込みが響いた。全米で製造業者が低迷にあえいでいる状況と整合する内容となる(Bloomberg)
- 米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事(タカ派、投票権あり)は、FRBが2%とするインフレ目標の達成は「射程圏内」にあるとの見方を示しながらも、インフレ率の低下が持続すると明確になるまで利下げを急ぐべきでないと述べた。(REUTERS)
- 同氏はまた、FRBが年内にバランスシートの縮小ペースの減速を検討し始めるのは「妥当」と述べた。ただ保有する米国債に限るという。(REUTERS)
- アトランタ連銀のエコノミスト、デビッド・ラパッチ氏は、FRBのインフレとの戦いの最終段階は予想より簡単になると語る(Bloomberg)
- ハーバード大学のケネス・ロゴフ教授、経済が持ちこたえるなら6回のFRB利下げは「軟着陸できたとしても、それは夢物語」(Bloomberg)
決算発表結果(Investing.comが選んだ重要度高の銘柄)
- 米銀モルガン・スタンレーのテッド・ピック新最高経営責任者(CEO)は、市場の手荒い歓迎を受けた。2023年10-12月(第4四半期)はウェルス事業が予想以上の収入を上げたものの、同事業を拡大する目標が達成できるのかに投資家は注意を向けた。(Bloomberg)
- ゴールドマン・サックス・グループの2023年10-12月(第4四半期)は、株式トレーディング部門がアナリスト予想の3倍となる大幅な増収を記録し、全体の収入が予想を上回った(Bloomberg)
主な経済ニュース
- AMDとNVIDIAの株価が、強気のウォール街レポートで上昇(IBD)
- キャシー・ウッド氏のESGファンド、仮想通貨への巨額の賭けで同業他社を圧倒(Bloomberg)
- 中華人民共和国の李強首相はダボス会議で、2023年にGDPが約5.2%成長し、「大規模な刺激策」に頼ることなく同年の政府の公式成長目標を上回ったと述べた。(Bloomberg)
- フーシ派武装勢力は月曜日、米国所有の商船を対艦弾道ミサイルで攻撃し、世界で最も重要な貿易動脈は依然として航行するには危険が大きすぎるとの警告を強調。マーシャル諸島の旗を掲げて航行していたジブラルタル・イーグル号が現地時間午後4時ごろ、アデン湾で衝突されたと米中央軍がX通信で発表した。負傷者はなく、船は重大な損傷を避けて航行を続けた。(Bloomberg)
- ロシアの原油流出量が紅海の混乱を無視してOPEC+の目標を超える(Bloomberg)
- ドナルド・トランプ氏は、月曜日の党員集会でアイオワ州の有権者が勝利をもたらしたことを受け、共和党大統領候補への締め付けを強め、ホワイトハウス復帰に一歩近づいた(Bloomberg)
- 暗号通貨のハッシュキーが1億ドルを調達、ユニコーンの地位を主張(Bloomberg)
主要指数の動き
- 原油先物は$72.03(▼0.89%)と下落(Bloomberg)
- 10年債利回りは4.066%(△2.94%)まで上昇(Bloomberg)
- ウォラー理事発言でドル円は円安ドル高に振れて147円台前半で取引中
- 金先物と銀先物はそろって下落。
- ビットコインはやや上昇
自分の米ドル建ポートフォリオ ▼0.36%
FRBのタカ派投票権ありのウォーラー理事の発言が、多くの投資家が期待を込めて予測している3月の利下げを否定する意味にとらえられたので、債券利率が値上がりして株価が下がった一日でした。
経済指標発表予定
小売売上状況が注目されると思われます
決算発表予定(Investing.comが選んだ重要度高の銘柄)
おわりに
2024年の株式市場が本格的に動き出した感じがあります。昨夜は3月の利下げ予測が遠のいてやや株価を下げました。トランプ元大統領がオハイオ州の共和党内で圧倒的な支持を得たことは、反トランプに偏向しているとみなせる多くのメディアが、今後どのように報道していくのかも気になるところです。トランプ氏が大統領時代には、過激な記者を会見場から追い出したり、記者会見よりも早くX(当時はツイッター)で全世界に報道していたことで、メディアの存在価値が問われたこともありました。要人がネットを通じて直接全世界に情報発信できる時代ですから、メディアの存在が問われて「中抜き」で淘汰されていく可能性があるかもしれません。
日本の株式市場が予想外に好調ですが、その継続に期待はしますが予想は難しいと思っています。私は、日本はデフレからの脱却ができていないようなので、4月の賃上げが今後の経済を左右するのではないかと思っています。報道では企業幹部は賃上げ姿勢だと言っていますが大企業だけではなく中小企業にも広がってほしいと思います。
それでは今日も一日、明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とRusell2000チャート: finviz
- セクター別騰落率: finviz
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
- 主要指数の動き : Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ