S&P500 ヒートマップ(高解像度)
主要3指数とRussell2000(中小企業指標)
雇用統計と巨大企業のMETAとAMZNの好決算を受けて主要3指数はそろって上昇、Dow30とS&P500は史上最高値を更新しました。一方で、高金利状態が市場予想よりも続くことに嫌気がありRussell2000は下落しました。
セクター別騰落率
セクターにより明暗が分かれました。最も伸びたのは通信サービス(Communication Services)で、一般消費材(Consumer Cyclical)と先端技術(Technology)が続きました。一方で、公益事業(Utilities)、不動産(Real Estate)、素材(Basic Materials)が1%を超える下落と奮いませんでした。
経済指標発表 結果
- 米1月雇用35.3万人増と予想大幅に上回る、賃金の伸び約2年ぶりの高さ(REUTERS)
- 雇用者数と賃金、予想外に伸び加速-FRB利下げ一段と遠のく(Bloomberg)
- 女性の労働力増加により米国の雇用増加が促進される(Bloomberg)
- 米利下げ観測後退、雇用統計が予想以上に堅調(REUTERS)
- ミシガン大学による消費者マインドは1月に大幅上昇-インフレ緩和で先行き明るく(Bloomberg)
- 製造業新規受注、23年12月は前月比0.2%増 市場予想に一致(REUTERS)
- シカゴ地区連銀のグールズビー総裁(ハト派、投票権あり)は、1月の米雇用統計について、利下げを先送りする理由ではなく、労働市場に悪化の兆候が出ていないことを示す安心材料と受け止めると述べる(REUTERS)
- サマーズ元財務長官、金利は2030年まで3%を大幅に上回ると警告。利上げにもかかわらず経済は堅調だと指摘(Bloomberg)
決算発表結果(Investing.comが選んだ重要度高の銘柄)
- エクソンモービル (XOM) 第 4 四半期の収益は予想を上回り、収益は前年同期比で減少(YF)
- 製薬会社のアッヴィは好調な第4四半期利益と2024年の見通しを受けて株価は上昇(YF)
- シェブロン (CVX) 第 4 四半期の利益は米国生産の記録を上回る(YF)
主な経済ニュース
- META時価総額、2000億ドル急増-1日としては米史上最大の拡大規模(Bloomberg)
- アマゾン創設者のベゾス氏、株価急騰を受けてアマゾン株を最大5000万株売却する計画を明らかに(Bloomberg)
- バレー・ナショナルはNYCBの損失に怯えた投資家らの標的に(Bloomberg)
- トランプ氏、 大統領選で勝利したらパウエルFRB議長の続投はない。パウエル議長は金利を引き下げ、バイデン氏再選を助けようとしている。(Bloomberg)
- Apple ファンが Vision Pro ヘッドセットに 3,499 ドルを費やすために列を作る(Bloomberg)
- JPモルガンの取引で個人信用からプライバシーが奪われる恐れがある(Bloomberg)
- テスラ、自動操縦装置の衝突調査で数百万台の車両をリコール。自動車メーカー史上最大のリコールは200万台以上のEVを対象に(WSJ)
- FAO(国連少量機関)による世界食料価格、1月は3年ぶり低水準 穀物・食肉が下落(REUTERS)
- ガザ会談で原油価格が主要価格水準を下回る中、原油下落が深刻化(Bloomberg)
- 雇用統計で利下げ期待が打ち砕かれる中、国債利回りが急上昇(Bloomberg)
- 中国株が乱高下、ここ数年で最悪の週に終止符(Bloomberg)
- 中国のネットから消える経済悲観論(WSJ)
- 米国の好調な雇用統計を受けて新興国通貨の下落幅が拡大(Bloomberg)
主要指数の動き
- 原油先物は$72.16まで下落(▼2.25%)
- 10年債利回りは4.033%まで急上昇(△4.40%)
- ドル円は円安にふれて148円台前半へ
- 金先物は▼0.82%、銀先物は▼2.03%と共に売られる
- ビットコインは▼0.05%
自分の米ドル建ポートフォリオ △0.83%
先月末のFOMC後の下落はどこに行ってしまったのか?という勢いはうれしいところです。債券利回りの上昇でAGGがブレーキになっていますが、いずれは政策金利は下がると予想していますのでこのまま放置して、毎月の分配金をもらうことにします。
今週の動き
週末なので1週間の動きを見ておきます。METAが大躍進し、NVDAとAMZNも高騰しました。グーグルとクアルコム、そしてアップルの下落が目立ちました。セクター別では、一般消費材(Consumer Cyclical)が2%を超えました。そしてエネルギー(Energy)が下落しました。
経済指標発表予定
決算発表予定(Investing.comが選んだ重要度高の銘柄)
おわりに
FOMC後の反落が思いのほか早く回復したので、新NISAによる初めての投資先にS&P500やオルカンを選ばれた方は、まずはほっとして週末を迎えることができていると思います。とにもかくにも、米国経済は強いなと感心しながら、これからも米国株投資を続けていきたいと思っています。
私事ですが、明日で65歳となり高齢者の仲間入りをします。63歳で投資で生活できそうだと判断して思い切って会社をやめて2年、朝のブログを日課にして生活が乱れないようにしてまいりました。読んでいただいている方が増えてきたことが励みになり、ここまで続けることができています。頭と身体が動く限り、頑張ってみようと思っていますので、よろしくお願いいたします。
それでは皆様、良い週末を明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とRusell2000チャート: finviz
- セクター別騰落率: finviz
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
- 主要指数の動き : Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ