S&P500 ヒートマップ(高解像度)
主要3指数とRussell2000(中小企業指標)
主要3指数終値はそろって下落。RUSSELL2000も下落しました。株価上昇が壁にぶつかり「ヒートチェック」に見舞われています。S&P500指数が昨年初めから約35%上昇したことを受けて、買われすぎ市場に対する警告が表面化しています(Bloomberg)。
セクター別騰落率
最も伸びたのは不動産(Real Estate)で、大きな下落は先端技術(Technology)でした。
経済指標発表 結果
- 2月の雇用統計のポイント(Bloomberg)。
- 2月雇用は27.5万人増で予想上回る。失業率は3.9%に悪化(REUTERS)。
- 2月雇用統計を受け、FRBは利下げ急がずとの見方が裏付けされる(REUTERS)。
- 失業率がここ 2 年で最高となった裏には悪いニュースばかりではない(Bloomberg)。
- ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁(中立派、投票権あり)は、景気を押し上げも減速させもしない中立金利が、新型コロナウイルスのパンデミックの後、あまり上がっていないのではないかとの見方を示した(REUTERS)。
- サマーズ元財務長官がFRBの中立政策は「間違っている」と発言。利下げへの賭けに警告(Bloomberg)。
- 市場の利益が拡大する中、パウエル議長はウォール街の誰も怖がらせていない(Bloomberg)。
- より多くの日銀当局者が3月利上げに傾いているとロイター通信が報じる(Bloomberg)。
決算発表結果(Investing.comが選んだ重要度高の銘柄)
該当銘柄はありません
主な経済ニュース
- トレーダーらが今年初の米連邦準備理事会(FRB)利下げへの賭けを手控えたことを受け、短期金利の高止まりが長期化するとの見方から、マネーマーケットファンドの資産は2週連続で過去最高値を更新(Bloomberg)。
- ネイピア・パーク・グローバル・キャピタルのCEOは、クレジットポートフォリオが株式と同様の収益を生み出すと考えている(Bloomberg)。
- TSMC、米国チップ工場向けに50億ドル以上の補助金を獲得(Bloomberg)。
- ユナイテッド航空の航空機がヒューストンに着陸後、誘導路から草地に逸脱。機種はお騒がせのボーイング737Max(Bloomberg)。
- キャシー・ウッド氏、半導体株には修正のリスクがあると語る(Bloomberg)。
- ブロードコム、チップ販売低迷で2020年以来最悪の株価下落に見舞われる(Bloomberg)。
- Nvidia、株式分割後の1兆ドル上昇に向けて準備万端に見える(Bloomberg)。
- EV騒動が激化する中、ウォール街のテスラファンが不機嫌になる(Bloomberg)。
- ブルームバーグのトレード・トラッカーによると、サプライチェーンの混乱が続く中、需要の回復により世界の出荷は予想外の回復を見せている(Bloomberg)。
- ジョージア州のヘルスケアハッキングでトップランサムウェアギャングが混乱(Bloomberg)。
- AI 熱狂のさなか、Intel 支援の Astera が IPO で 5 億 3,400 万ドルを目指す(Bloomberg)。
- マイクロソフト社の幹部らから機密データを盗んだロシア政府支援のハッカー集団が、その情報を利用して同社のソースコードやその他の内部システムを侵害しようとしている。Microsoftパスワードを武器化(Bloomberg)。
主要指数の動き
- 原油先物価格は$77.91(▼1.29%)まで下落。原油価格はレンジ内で2021年以来最も不安定な週に(Bloomberg)。
- 10年債利回りは4.089%(▼0.07%)。5年債、30年債間の逆イールド解消。
- ドル円は147円台前半まで円高が進む。
- 金先物価格は△0.91%、銀先物価格は▼0.34%とまちまち
- ビットコインは上昇、オプション市場ではビットコインが10万ドルになるという予測がより現実的になっている(Bloomberg)。
自分の米ドル建ポートフォリオ ▼0.63%
AGG(米国総合債券ETF)の分配金が米ドルで支給されました。債券ETFは毎月に分配金を米ドルでいただけるので、暴落時に買うための資金の足しになります。
今週の動き
週末なので1週間の動きを示します。テスラの▼13.47%は目立ち、一般消費材(Consumer Cyclical)セクターの下落を先導しました。
経済指標発表予定
高い重要性のものは予定されていません。
決算発表予定(Investing.comが選んだ重要度高の銘柄)
おわりに
日銀のマイナス金利政策が間違っているような解説をされるアナリストが意外に多いことに驚きます。日本の1月の物価上昇率コアCPIは2%です。4月から大手企業が賃上げするようですけど、中小企業の経営者の多くはまだ賃上げできないと言っています。日本の技術を支えている中小企業が活気を持って賃上げされる前に政策金利を上げてしまうと、せっかく日本経済が復活しそうな空気を壊してしまうような気がしてなりません。私は、中小企業が活気を取り戻すまで、低金利政策を継続するとともに、国家には緊縮財政ではなく積極財政を推進していただき、経済が良くなれば自然に税収が増えるという流れにしていただきたいと思っています。
来週からはサマータイムで、マーケットが1時間前倒しされます。それではみなさま、良い週末を明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
おことわり
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図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とRusell2000チャート: finviz
- セクター別騰落率: finviz
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
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- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ