S&P500 ヒートマップ(高解像度)
主要3指数とRussell2000(中小企業指標)
主要3指数の終値はいずれもわずかながらも下落、Russell2000の終値も下落となりました。市場が開始してから主要3指数はそろって上昇していたものの、エヌビディアの利益確定売りがビッグテックに重くのしかかり、終盤に株価の下落しました(Bloomberg)。
セクター別騰落率
ヘルスケア(Healthcare)が若干上昇しました。一方で、公益事業(Utilities)が1%を超える下落となり、エネルギー(Energy)と先端技術(Technology)が冴えませんでした。
経済指標発表 結果
- コンファレンス・ボード(CB)が発表した3月の米消費者信頼感指数は104.7と、2月の104.8(前回発表の106.7から下方改定)からほぼ横ばいとなった。リセッション(景気後退)懸念は和らいでいるものの、11月の米大統領選挙を控えた国内政治環境への不安が高まったという(REUTERS)。
- 商務省が発表した2月の耐久財受注は前月比で1.4%増と、伸び率はロイター社がまとめた市場予想の1.1%を上回った。輸送機器や機械の受注が増加したのが押し上げた。
1月分は6.9%減に下方改定された。前回発表は6.2%減だった(REUTERS)。 - 米連邦住宅金融局(FHFA)が発表した1月の米住宅価格指数(季節調整済み)は前年同月比で6.3%上昇と、2023年12月の6.7%から伸び率が鈍化した。昨年5月以来、8カ月ぶりの鈍化だった。2024年1月の前月比は0.1%低下。低下は1年5カ月ぶり。2023年12月は0.1%上昇していた(REUTERS)。
決算発表結果(Investing.comが選んだ重要度高の銘柄)
- マコーミックは第 1 四半期を上回り、純利益は前年同期比 19% 増加(YF)
主な経済ニュース
- ボルチモアで主要な通勤橋がコンテナ船との衝突で崩壊。中部大西洋地域では数週間から数か月の輸送障害が発生し、貨物の米国西海岸への移動が加速すると予想されている(Bloomberg)。
- バイデン大統領は、ボルチモア橋の再建費用を負担することを望むと述べたが、議会の承認が必要(Bloomberg)。
- 米国は昨年約7,400万トンの石炭を輸出し、ボルチモアは石炭の2番目に大きなターミナルとなっている。ボルチモア橋の崩壊で石炭輸出が数週間阻止される可能性が高い。Xcoal CEOは最大250万トンの石炭が削減される可能性があると発言。インドへ向かう米国の供給途絶が問題視される(Bloomberg)。
- インド政府によると、インドは昨年約9,100万トンの石炭を消費し、分析会社エネルギー・アスペクツの調査ノートによると、ボルチモアは昨年約1,200万トンの石炭をインドに出荷した。つまり、インドは石炭の約 13% をボルチモア港から得ていることになる(Bloomberg)。
- マクドナルド、クリスピー・クリーム・ドーナツを全米で販売へ(Bloomberg)。
- アップル社、6月10日の開発者カンファレンスでAI戦略を発表予定(Bloomberg)。
- エヌビディアへのトレーダーが、株価の高騰以外にも心配する理由(Bloomberg)。
- マレックス・グループ、英国での上場を取りやめた後、米国でのIPOを申請(Bloomberg)。
- 米国第 2 位の石油精製会社フィリップス 66のマーク・ラッシャー最高経営責任者(CEO)は、米国市場でのガソリン使用量が頭打ちになり始めているにもかかわらず、モーター燃料の世界的な需要は今後数年にわたって増加すると予想しました。世界中にガソリン、ディーゼル、ジェット燃料を輸出する同社は、世界の燃料需要が年間約2%増加すると見込んでいると述べた(Bloomberg)。
- ビザとマスターカード、米国の小売業者と300億ドルの契約を達成(Bloomberg)。
- カカオ先物が今年に入って2倍以上に上昇し、史上初めて1万ドルを突破する高騰。ハーシーが格下げに見舞われる(Bloomberg)。
- ココア加工業者ブロマー・チョコレート社は、85年続いたシカゴ工場を閉鎖すると発表し、数百人の人員削減を行っている。WARN通知によると、日本の不二製油ホールディングスが所有する同社は、市内の従業員226人を解雇する予定である。ブロマー氏は先週の声明で、1939年工場の運営、維持、修理にコストがかかりすぎたため、この措置がとられたと述べた(Bloomberg)。
- トランプ・メディア、SPAC合意後の評価額が16%上昇し79億ドルに(Bloomberg)。
- カナダのオンタリオ州、赤字拡大で予算均衡化をさらに1年遅らせる(Bloomberg)。
主要指数の動き
- 原油先物価格は$81.20(▼0.81%)と落ち着く
- 10年債利回りは4.234%(▼0.45%)とやや下落
- ドル円は終盤のニューヨーク外為市場で下落。鈴木俊一財務相は通貨安に対するあらゆる措置を排除しないと述べたが、米連邦準備理事会(FRB)の金融政策に関する手がかりを得るための新たな材料待ちとなる中、ドルが上昇(REUTERS)。
- 金先物価格は△0.14%、銀先物価格は▼1.15%とまちまち
- ビットコインは△0.03%とやや上昇
自分の米ドル建ポートフォリオ ▼0.23%
3日連続の足踏み状態ですけど、特に何もしていません。
経済指標発表予定
下記の通り、重要性が高いのは原油在庫量だけです。28日(木)のGDP関連とミシガン大学消費者信頼感、29日(金:Good Friday)の休場にもかかららず公表されるコアPCE物価指数や個人消費、パウエル議長発言を控えていることで、株式市場は様子見でボラティリティは低いと思いますが、期末の利益確定売りによる下落も予想されます。
決算発表予定(Investing.comが選んだ重要度高の銘柄)
おわりに
昨日、Facebook「米国株_投資の部屋」で、特定口座の米国株で得られた利益に対する日本の課税に関する投稿があり、証券会社と連携している日本円口座に課税分の日本円を預金しておかなければならないことが意外に知られていないことが明らかになりました。米国株とETFの譲渡益に関しては、米国による課税はありませんが、日本で課税対象となります。また、株式の配当金とETFの分配金は米国ドルで米国から10%課税されてから支払われますが、その時の為替により日本で課税対象となります。日本での課税対象となれば、日本円で納税しなければならないので、証券会社と連携させた口座に税金額を預金しておかなければなりません。私もS&P500に追随している、ヴァンガード社ETFの「VOO」をSBI証券で主幹投資先にしております。来る3月29日(金)が分配金支給予定日($1.49/株)なので、住信SBIネット銀行のハイブリッド口座に税金分を預金しておきます。なお、ドル円の為替は常に変動していますので、円安に振れると税金も高くなりますので、少し多めに預金しておくと安心です。
今日は一粒万倍日と寅の日が重なる吉日です。今日も一日、明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
おことわり
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図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とRusell2000チャート: finviz
- セクター別騰落率: finviz
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
- 主要指数の動き : Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ