S&P500 ヒートマップ(高解像度)
主要3指数とRussell2000(中小企業指標)
今週は4/10(水)に消費者物価指数、4/12(金)には巨大金融機関の決算発表を控え、昨夜は小動きのまま推移し、終値は先週末からほとんど変化しませんでした(REUTERS)。
セクター別騰落率
公益事業(Utilities)と不動産(Real Estate)だけが1%を超える伸びとなりました。原油先物価格の上昇が一服したのでエネルギー(Energy)はやや下げました。
経済指標発表 結果
- ニューヨーク連銀が8日発表した3月の消費者インフレーション期待調査によると、1年先は3%。3年先のインフレ期待が2.7%→2.9%上昇する一方、5年先のインフレ期待は2.9%→2.6%に低下するなど長期インフレ期待がまちまちとなった(REUTERS)。
- シカゴ地区連銀のグールズビー総裁(ハト派、投票権なし)は8日、連邦準備理事会(FRB)は経済にダメージを与えることなく現在の金利姿勢をどれだけ長く維持できるかを検討する必要があると述べた(REUTERS)。
- JPモルガン・チェース のCEOジェイミー・ダイモン氏は、米国は金利急騰に直面する可能性があると警告。「ソフトランディング」の話には疑問を抱くが、自分の銀行は何があっても準備ができていると述べた(WSJ)。
- 米連邦準備制度理事会(FRB)が今年数回利下げを行うとのウォール街の期待が株価の記録的な上昇に貢献したものの、現在は、一部の投資家は中央銀行がまったく利下げしない可能性があると考えている(WSJ)
決算発表結果(Investing.comが選んだ重要度高の銘柄)
該当銘柄はありません
主な経済ニュース
- 金融大手ウェルズ・ファーゴは8日、S&P500の2024年末時点予想を5535に引き上げた。証券各社の見通しとしては最高。人工知能(AI)を巡る楽観的な見方や米連邦準備理事会(FRB)による利下げの可能性を理由に挙げた。従来は4625としていた。S&Pは年初来9%上昇している。Wファーゴはまた、今年のS&Pの1株当たり利益予想を従来の235ドルから242ドルに引き上げた(REUTERS)。
- JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は、人工知能が同銀行が取り組んでいる最大の問題かもしれないと述べ、その潜在的な影響を蒸気機関の影響に例え、この技術は「事実上あらゆる仕事を増強する」可能性があると述べた(Bloomberg)。
- 世界最大の商業用不動産所有者であるブラックストーン社が業界への投資を強化したことを受け、アパート家主の株は約4カ月ぶりの大幅な上昇を見せた(Bloomberg)。
- 米国経済の堅調さが継続する証拠となる中、先物トレーダーらが米連邦準備理事会(FRB)が今年10月以来の最低水準まで利下げする幅についての賭けを減らしていることが月曜、LSEGのデータで示された(REUTERS)。
- バイデン大統領は、学生ローンの債務を帳消しにする計画を公表。2300万人のアメリカ人が影響を受ける可能性(REUTERS)。
- アマゾン、パンデミック後の景気回復で記録を更新。株価は今年月曜日の終値までに22%上昇した(Bloomberg)。
- 投資家がマスク氏のロボタクシー宣伝に賛同し、テスラ株が急騰。長年約束してきた製品を8月8日に発表すると発言(Bloomberg)。
- ユナイテッド航空ホールディングスは、米航空当局が同航空会社の安全性審査を行っている間に課せられた成長制限により、新規路線2路線に遅れをとっている(Bloomberg)。
- フェラーリNVは、来年後半までに初の完全電気スーパーカーを生産する準備を整えるため、リチウム電池セルを研究するための新しい研究所を発表した(Bloomberg)。
- イスラエルのネタニヤフ首相は8日、パレスチナ自治区ガザの南部ラファにイスラエル軍が侵攻する日程は決定していると発表した。ただ具体的な日程は明かさなかった(REUTERS)。
- 米国、英国、オーストラリアが中華人民共和国に対抗する協定に日本を加えることを検討。日本は先端技術に焦点を当てたAukusに参加する可能性がある。発表は日米比首脳会談前に行われる(Bloomberg)(日本経済新聞)。
主要指数の動き
- 原油先物価格の高騰は一服(▼0.49%)
- 10年債利回りは4.424%まで上昇(△1.05%)、2024年の最高値に(Bloomberg)。
- ドル円はさらに円安方向に推移して151円台後半で取引継続中。日本円は34年ぶりの安値付近まで下落。市場では日本当局による介入が引き続き警戒されている(REUTERS)。
- VIX指数は15.29まで下落。
- 金先物価格は△0.52%、銀先物価格は△1.571%とともに上昇。金取引は新記録に近づく(Bloomberg)。
- ビットコインは反発(△3.14%)。仮想通貨キャピタリストはブロックチェーンに再び参入しています(Bloomberg)。
自分の米ドル建ポートフォリオ △0.02%
S&P500がマイナスでしたがVOOがプラスだったのでわずかながらもプラスでした。AGGは今年の利下げで上昇するかもしれないと期待していましたが、今では毎月の分配金(配当利回り3.17%)をいただく目的の銘柄になってしまっています。
経済指標発表予定
重要性が高い指標の発表は予定されていません。
決算発表予定(Investing.comが選んだ重要度高の銘柄)
該当銘柄はありません
おわりに
4月も第2週に入り、水曜日には消費者物価指数CPI、木曜日には生産者物価指数PPIが発表され、金曜日には巨大金融機関(JPM、WFC、BLK、C)の決算発表があり、来週からは決算発表が本格的に始まります。一方で、イスラエルとイランの緊張、長引いているロシアによるウクライナ侵攻、そして米中経済問題と地政学的リスクによる株価への影響も考えられます。これからボラティリティ(株の上下幅)が高くなる可能性がありますが、長期インデックス積立投資をされている方は、「積立の継続」と「狼狽売りをしない」ができるかどうかが分かれ目になると思っています。
今日は一粒万倍日です。今日も一日、明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
おことわり
このブログには広告が挿入されています。この広告はGoogle社が読者の好みに応じて選んで提供しているものです。興味がございましたらクリックしていただければ幸いです。投資に関する広告が表示されても、私が推奨しているものでございませんことをご理解ください。
図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とRusell2000チャート: finviz
- セクター別騰落率: finviz
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
- 主要指数の動き : Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ