S&P500 ヒートマップ(高解像度)
主要3指数とRussell2000(中小企業指標)
Dow30は続伸、NASDAQとS&P500は続落、Russell2000は反発しました。世界最大手のテクノロジー企業の下落が株価に打撃を与え、投資家らは強気相場を支えてきた業界の来週に控えた決算に備えて売りが先行しました。株価は記録的な下落幅を拡大し、S&P 500 は5,000 を割り、ナスダックは2% 以上下落しました。来週にはハイテク企業の「マグニフィセント・セブン」グループの半数以上が決算を発表する予定で、投資家はこれらの企業が人工知能に対する高い期待に応えられるかどうか疑問に思っているようです(Bloomberg)。
セクター別騰落率
先端技術(Technology)の下落が目立ち、NASDAQの下落を誘いました。
経済指標発表 結果
- IMFはOPEC+の原油生産量が7月から増加してサウジアラビアの経済活性化と見込む。サウジ経済は2025年に当初の予想よりも早く回復する見込みで、2025年初めに原油生産抑制が「完全に反転」すると予想(Bloomberg)。
- 世界銀行、気候変動や世界的危機に対する融資拡大の約束で110億ドルを獲得(REUTERS)。
- IMF委員会、紛争リスクを認めるも共同声明には反対(Investing.com)。
- リッチモンド連銀のバーキン総裁、「需要は健全だが過熱していない」(Bloomberg)。
決算発表結果(Investing.comが選んだ重要度高の銘柄)
主な経済ニュース
- AI勝者がテクノロジーの下落を主導し、スーパーマイクロとエヌビディアが低迷(Bloomberg)。
- FRBは、1,804の銀行およびその他の機関が緊急融資制度を活用したと発表(REUTERS)。
- FRBは、インフレの持続が最大の金融リスクとみられると発表。ヘッジファンドのレバレッジが歴史的高水準に上昇(Bloomberg)。
- ウォール街幹部の給与とボーナスへの規則、3度目の試みで規制議題に戻る(Bloomberg)。
- 問題を抱えた借り手企業はFRBの利下げなしで滑走路を争っているとみられる。FRBの利下げを期待する企業は長期金利の上昇に直面し、最も格付けの低い債券に緊張の証拠が現れ始めている(Bloomberg)。
- ブラックロック、時代の流れに乗って初の投資信託からETFへの転換を計画(Bloomberg)。
- 原油価格高騰、EV販売低迷でエクソン・モービルの時価総額がテスラを上回る(Bloomberg)。
- テスラ、アクセルペダルの欠陥でサイバートラック3,878台をリコールへ(REUTERS)。
- ナイキ、オレゴン州本社の人員削減は合計700人以上に達すると発表(Bloomberg)。
- Netflix、投資家から重要データを非公開でApple、Metaと提携(Bloomberg)。
- 米下院は土曜日の投票に向けて950億ドルのウクライナ・イスラエルパッケージを前進させる(REUTERS)。
- イスラエル、空軍基地への限定的なドローン攻撃でイランに反撃。イランと西側が攻撃範囲を縮小した後、石油が利益を逆転。米国はイスラエルに週末の襲撃に積極的に反応しないよう要請(Bloomberg)。
- イスラエルのイラン攻撃は内部分裂と米国の圧力を経て慎重に調整(REUTERS)。
- 神経質な石油市場、中東リスクを巡る不安な静けさへ。イランとイスラエルの不安により今週、オプション取引が急増。先物価格はイスラエルのイランへの反撃報道で急騰、その後下落(Bloomberg)。
- ウクライナ、ロシアの戦略爆撃機を撃墜、空爆で8人死亡 キエフ発表(REUTERS)。
- 欧州ECBの金利決定者らは6月利下げには同意するが、それ以上のことはあまりない(Bloomberg)。
- 中国中央銀行の潘公生総裁は、デフレと人民元安によるリスクを軽視し、同国経済が2024年に向けて好調にスタートしたことで、公式の5%成長目標も達成できると強調(Bloomberg)。
主要指数の動き
- 原油先物価格はやや上昇
- 10年債利回りは4.615%(▼0.69%)に下落したものの5年債利回りと逆イールド状態
- ドル円は154円台後半へ
- 金先物価格と銀先物価格はともに上昇
- ビットコインも上昇
自分の米ドル建ポートフォリオ ▼0.88%
じり安が続くために資産総額が2ヶ月前(2/22)まで落ち込みました。
今週の動き
S&P500全体の続落が続いた週ですが、テスラ、エヌビディア、マイクロンテクノロジー、アドバンスドマイクロ、ブロードコムが2桁の下落が目立ちました。やはり高金利政策が長期化の見通しとなり、技術的な先行投資の金利負担が増える先端技術(Technology)への期待が薄くなったことと、住宅ローンの金利の高止まりで新築住宅販売が伸び悩む不動産(Real Estate)、テスラとアマゾンの下落が大きく一般消費材(Consumer Cyclical)が冴えませんでした。原油高に支えられたエネルギー(Energy)と公益事業(Utilities)は堅調でした。
経済指標発表予定
高い重要性な指標発表は無いようです。
決算発表予定(Investing.comが選んだ重要度高の銘柄)
おわりに
米国株のジリ安が続いています。新NISA制度をきっかけにインデックス長期積立投資を目指して投資を始められた方にとっては精神的につらいかもしれませんが、年初に始めた方は含み益の範囲にあると思いますので、笑顔を忘れず、来る上昇基調まで待ちましょう。良い時に笑顔になるのは凡人ですが、悪い時にも笑顔で冷静に過ごすことができるようになりましょう。定期積立を欠かさないことはもちろん、資金に余裕がある方はスポット購入しておくことのも良いかもしれません(投資は自己責任にてお願いいたします)。
今日土曜日は寅の日、使ったお金が返ってくると言われています。明日日曜日は一粒万倍日、吉日が続く週末です。週末を明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
おことわり
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図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とRusell2000チャート: finviz
- セクター別騰落率: finviz
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
- 主要指数の動き : Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ