S&P500 ヒートマップ(高解像度)
主要3指数とRussell2000(中小企業指標)
主要3指数はそろって上昇、Russell2000も上昇しました。アルファベットとマイクロソフトの決算で大規模な人工知能(AI)投資が成長をけん引していることが示され、26日の米国株式市場ではハイテク株が上昇してNASDAQは2%超え、S&P500は1%超えの上昇でした。メタのさえない売上高見通しを受け、巨額の投資が報われるまでに時間がかかるとの疑念がありましたが、これが払拭された格好(REUTERS)。
セクター別騰落率
通信サービス(Communication Services)がグーグル株にけん引されて5%を超える伸びとなりました。先端技術(Technology)と一般消費材(Consumer Cyclical)も1%を超える上昇でした。
経済指標発表 結果
- PCE価格指数とインフレ率から、米国のインフレは緩やかに上昇。個人消費が第2四半期の見通しを押し上げる(REUTERS)。
- FRBは9月の米国利下げ開始に向けて軌道に乗っていると見られる。FRBが2%を目標としている個人消費支出(PCE)価格指数の前年比上昇率は、2月の2.5%から3月は2.7%に加速した。基調インフレの指標となるコアPCEは2月と同じ2.8%となった(REUTERS)。
- トレーダーらが主要なインフレ指標に安堵感を感じ、債券の暴落が緩和。米国債利回りは木曜日の年初来高値から後退拡大。FRBが2024年に少なくとも1回の利下げを行うとの期待は維持される(Bloomberg)。
決算発表結果(Investing.comが選んだ重要度高の銘柄)
- エクソン・モービル、売上高は予想を上回り、利益は予想を下回る結果に(Investing.com)。
- シェブロン、売上高は予想を上回り、利益は予想を下回る結果に(Investing.com)。
- アッヴィ、売上高も利益も予想を上回る結果に(Investing.com)。
主な経済ニュース
- S&P500 の第 1 四半期利益予想成長率は改善(REUTERS)。
- 日銀が主要金利を据え置く中、ドル円は157円を超えて下落(Bloomberg)。
- アルファベット、時価総額2兆ドルクラブ入り-AI分野の成長期待(Bloomberg)。
- パイプライン火災でテキサス州の天然ガス価格が急落(Bloomberg)。
- テクノロジーファンドがSpaceXに投資、OpenAIは1,000%上昇後に沈下(Bloomberg)。
- テスラ、ネバダ州で従業員693人を解雇へ、政府通知が発表(REUTERS)。
- テスラの「オートパイロット」、また当局が調査-4カ月で衝突20件(Bloomberg)。
- 顧客が AI に散財する中、NVIDIA 株は今週15%上昇し、先週の下落を反転(Bloomberg)。
- アメリカン航空、ボーイング787の納入遅延を受けて路線調整へ(REUTERS)。
- 米国の中小企業の家賃滞納が3年ぶりの高水準に増加(Bloomberg)。
主要指数の動き
- 原油先物価格は$83.66(△0.11%)と若干上昇
- 10年債利回りは4.669%に下落(▼0.79%)、5年債利回りは4.692%で逆イールド状態
- ドル円は158円台を超える円安に
- 金先物価格は若干上昇、銀先物価格は若干下落とまちまち
- ビットコインは下落
自分の米ドル建ポートフォリオ △0.97%
今週の動き
グーグルの高騰につられて低迷していたエヌビディアとテスラの反発が目立ちます。一方で、METAとインテルとIBMが沈んでいます。セクター別では全セクターが週間で上昇しました。
経済指標発表予定
重要性が高い指標の発表予定はありません。
決算発表予定(Investing.comが選んだ重要度高の銘柄)
時価総額100Bを超える巨大企業の決算発表は、再び30日以降に続きます。
おわりに
ドル高円安に関して、鈴木財務大臣がたびたび介入の可能性を示唆する発言を繰り返していましたが、イエレン財務長官が為替市場に政府はよほどのことがない限り介入しないと明言したのは大きいですね。先進国で政府が為替に介入するのは日本だけですし、たとえ介入しても効果は限定的です。開かれた市場に対して、上から目線の態度で臨む財務省の姿勢には恥を知れと言いたいと思っていたところにイエレン財務長官がお灸をすえてくれてスッキリしました。
今日からGWがスタートです。お休みの方はふだんと違う活動なので、安全には十分気を付けてください。お仕事をされる方も、明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
おことわり
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図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とRusell2000チャート: finviz
- セクター別騰落率: finviz
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
- 主要指数の動き : Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ