S&P500 ヒートマップ(高解像度)
主要3指数とRussell2000(中小企業指標)
アメリカの消費者がインフレ期待を抑えたことを示すデータが出され、連邦準備制度理事会(FRB )による今年の利下げ見通しに対するセンチメントが強まったことを受けて株価は上昇しました。ミシガン大学のデータによると、消費者は向こう1年間の物価上昇率が年率3.3%と予想しており、今月初めに予想されていた3.5%から低下したことから、ウォール街はある程度の安堵感を得たようです(Bloomberg)。Dow30の終値はほぼ変わらずでした。
セクター別騰落率
ヘルスケア(Healthcare)を除き、すべてのセクターで反発しました。
経済指標発表 結果
- 米耐久財受注、4月は0.7%増 市場予想の0.9%減に反して増加し、第2・四半期序盤に企業の設備投資が回復したことを示唆した。3月は0.8%増に修正された。(REUTERS)。
- 米ミシガン大消費者信頼感、5月確報値は5カ月ぶり低水準 インフレ期待は低下(REUTERS)。
- FRBのクリストファー・ウォーラー総裁(投票権あり)が、中立金利は依然として比較的低いと考えていると述べ、持続不可能な財政支出がこの傾向を変える可能性があると警告したことを受けて、国債はほとんど動かなかった(Bloomberg)。
決算発表結果(Investing.comが選んだ重要度高の銘柄)
私がブログを書いている時点では、まだ発表されていないようです。
主な経済ニュース
- 主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議に出席中の神田真人財務官は24日、円安が続く為替相場について、「いつ何時でも必要な措置を取る用意がある」と述べた(REUTERS)。ジャネット・イエレン米財務長官は今週初め、「介入はめったに使われない手段であるべきであり、介入に頼る場合には当局が公正な警告を与えるべきだ。」と述べられていたが、神田氏は、他の当局者の具体的な発言についてはコメントを控えた(Bloomberg)。
- ルルレモン・アスレティカ社の今年の暗いスタートは、収益報告を控えたこのスポーツウェア会社の見通しに関するウォール街の懸念を強めた主要幹部の退職により、今週さらに悪化した。同社の株価は今年に入って41%下落しており、 2024年に入ってこれまでのところS&P500指数の中で最もパフォーマンスが悪い(Bloomberg)。
- NVIDIA の株式分割はテクノロジー業界における最初のものになりそうだ、と バンクオブアメリカが指摘。同銀行は、株価が500ドルを超えているS&P500指数構成企業36社を取り上げている。マグニフィセント・セブンのうち2社、マイクロソフト社とメタ・プラットフォームズ社は、この水準に近づいている。また、株価から判断して、バンク・オブ・アメリカが株式分割の候補として挙げている企業には、ブロードコム、スーパーマイクロ・コンピュータ、サービスナウ、ネットフリックスなどがある。オンライン旅行代理店のブッキング・ホールディングスも、1株3,500ドル以上で取引されていることから、候補リストの上位にくる可能性がある(Bloomberg)。
- 金価格が過去最高を記録し、資産運用ファンドは金に対して4年ぶりに強気(Bloomberg)。
- 中華人民共和国の恐怖がG7を襲う、有害な貿易に警鐘を鳴らす草案(Bloomberg)。
- バイデン大統領、数百の中華人民共和国製品に対する関税除外を撤廃へ(Bloomberg)。
- シカゴの中心オフィス地区以外の不動産価値が27%上昇(Bloomberg)。
- ゲームストップ、株式売却で10億ドル近くを調達し急騰。株価は不安定な月を経て最近の損失をいくらか取り戻す(Bloomberg)。
- アルファベットのウェイモ調査、ロボットカーのさらなる事故を受けて拡大(Bloomberg)。
- 医療費支払いソフトウェア会社のウェイスター、早ければ火曜日に9億5000万ドルのIPO開始を計画(Bloomberg)。
- Google、 ウォルマート傘下のインド企業に3億5000万ドルを投資(Bloomberg)。
- Google、アフリカ・ケニアとオーストラリアを結ぶ初の海底ケーブルを建設。ケニアを起点に、ウガンダ、ルワンダ、コンゴ、ザンビア、ジンバブエ、南アフリカを陸路で経由し、海を渡ってオーストラリアに到達する予定(Bloomberg)。
主要指数の動き
- 原油先物価格は$77.74(△1.13%)。短期供給が豊富、3か月ぶりの安値付近で推移(Bloomberg)。
- 10年債利回りは4.467%(▼0.18%)と下落
- ドル円はほぼ変わらずほぼ157円
- VIX(恐怖)指数は11ポイント代に低下
- 金先物価格は▼0.06%、銀先物価格は△0.28%とまちまちな小動き
- ビットコインは上昇トレンド
自分の米ドル建ポートフォリオ △0.64%
昨日の下落分をほぼ取り戻して週末を迎えることができました。
今週の動き
今週は先端技術(Technology)の一人勝ち、中でもエヌビディアが突出しました。不動産(Real Estate)とエネルギー(Energy)の下落が目立ちました。
経済指標発表予定
決算発表予定(Investing.comが選んだ重要度高の銘柄)
5/28まで該当銘柄はありません
おわりに
5/27はメモリアルデー、戦没将兵追悼記念日なので株式市場は休場となります。
5/28からはT(トランザクション:取引)+1が開始されます。株と米ドルの交換がこれまで2日(T+2)かかっていたのが1日に短縮されます。これにより、取引が完了する前に買い手または売り手が債務不履行に陥る可能性が低くなるそうです。一方で、米国株は、通常2日で完了する1日7.5兆ドルの国際為替市場と足並みを揃えられなってしまいます。米国資産を購入しようとする多くの海外機関は、取引完了に間に合うように事前にドルを確保する必要が出てきます(Bloomberg)。インド株式市場ではすでにT+1が導入されています。日本の株式市場では2019年7月からT+3からT+2に短縮されてほぼ5年が経過していますが、この潮流に乗るのでしょうか?
それでは、週末を明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
おことわり
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図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とRusell2000チャート: finviz
- セクター別騰落率: finviz
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
- 主要指数の動き : Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ