S&P500 ヒートマップ(高解像度)
主要3指数とRussell2000(中小企業指標)
S&P 500 は米国取引の最後の20分間に急上昇。ハイテク大手株の売りで1%近く下落したS&P500種株価指数は、ほぼ同程度上昇し、2月以来最大の月間上昇率を記録。優良株のDow30工業株は1.5%上昇し、11月以来の高値となった。NASDAQは金曜日に約2%下落した後、横ばいで終了した。
セクター別騰落率
経済指標発表 結果
- 変動の大きい食品とエネルギーの要素を除いたいわゆるコア個人消費支出価格(PCE物価)指数は前月比0.2%上昇した。金曜日に発表された経済分析局のデータによると、これは今年最も小さい上昇率となった(Bloomberg)。
- インフレ指標の低下にもかかわらず、FRBはさらなる証拠を求める可能性が高い(Bloomberg)。
- 4月のインフレ率は横ばいで推移し、個人消費は弱まった。これは連邦準備制度理事会(FRB)にとって複雑なシグナルとなり、米中央銀行が9月に利下げを開始できるかどうかについてはほとんど不透明だ。データは、価格上昇のペースが予想よりも長く続く可能性があることを示唆しているが、同時に、消費者支出の低迷により今後数カ月間は価格上昇が抑えられる可能性もあると予想している(REUTERS)。
- 連邦準備制度理事会が推奨するインフレ指標が冷え込み、支出が予想外に減少(Bloomberg)。
- 米国の製油所、夏のドライブシーズンに向けて燃料生産量を90%以上に増加(REUTERS)。
- クリーブランド連銀のモデルではインフレが2%に下がるまで3年かかる(Bloomberg)。
- ダラス連銀のローガン連銀総裁、政策は予想ほど厳しくない可能性も(Bloomberg)。
決算発表結果(Investing.comが選んだ重要度高の銘柄)
- オートデスクは監査委員会による内部調査を終了し、以前に報告した財務結果を修正しないことを発表。2024年4月1日に開始された調査では、同社のキャッシュフローと非GAAP営業利益率の慣行が2025年度第1四半期の暫定決算も発表し、売上高は約14億2,000万ドル、非GAAP希薄化後EPSは約1.87ドルとなった。市場は、売上高13億9,000万ドルに対してEPS1.74ドルを予想していた。その結果、株価は時間外取引で6%上昇した(Investing.com)。
主な経済ニュース
- 有罪判決を受けて怒り狂うトランプ氏、戦い続けると誓う(REUTERS)。ウォール街の億万長者たちは判決など気にせずトランプ支持に躍起(Bloomberg)。トランプメディア、元大統領の有罪判決で下落(REUTERS)。
- 自社株買いは2010億ドルに達し、5月としては過去最高を記録、データで明らかに
アップルは今月最大の自社株買いを発表した。S&P 500 の自社株買いは第 1 四半期に 2,020 億ドルに達した(Bloomberg)。 - 紅海の迂回、関税リスクで海上輸送が急増。海上輸送料金の高騰、港での船舶の渋滞、空コンテナの不足など、新型コロナウイルス感染症のパンデミックによるサプライチェーン危機の際に世界貿易に大混乱をもたらした問題が、業界が繁忙期を迎える中、再び発生している(REUTERS)。
- エヌビディア、アップルを追い抜いて世界第2位(第1位はMicrosoft)の企業に(REUTERS)。
- 記録破りの月を経て、高リスクローンが信用市場を席巻。投資家はレバレッジローンに資金を注ぎ込んでおり、金利が長期にわたって高止まりするとの見通しから変動金利債務の魅力が高まり、このリスク資産クラスは信用市場で好成績を上げている(Bloomberg)。
- 求職者はAIボットに立ち向かい、厳しい労働市場で面接の悪夢に直面(Bloomberg)。
- 中華人民共和国政府は、経営再建中の不動産大手、中国恒大集団の本土部門、恒大地産に対し、債券の不正発行や違法な情報開示で41億8000万元(5億7700万ドル)の罰金を科した。証券監督管理委員会(証監会)によると、創業者の許家印氏には罰金4700万元を科し、証券市場から永久追放処分(REUTERS)。
- ユーロ圏のインフレ率はECB利下げ前に予想以上に上昇。消費者物価は5月に前年比2.6%上昇、中央値予想は2.5%(Bloomberg)。
- S&Pがフランスを格下げ、マクロン大統領は債務問題で叱責を受ける(Bloomberg)。
- インドのGDPは第4四半期(1-3月)に予想を上回る7.8%成長(REUTERS)。
- カナダ第1四半期GDP、1.7%増と予想下回り、利下げ観測高まる(REUTERS)。
- 日本は先月、円を支えるために過去最高の620億ドルを費やした(Bloomberg)。
主要指数の動き
- 原油先物価格は$77.23まで下落(▼0.87%)
- インフレ指標がFRBの利下げ見通しを裏付け、債券が上昇。2年債と5年債の利回りは、月末関連の買いが市場を押し上げたため、ニューヨークでは終盤にセッション最低水準まで下落した。(Bloomberg)。
- 景気減速の兆候でFRBの懸念が和らぎ、ドル高は失速。ドル円は157円台前半へ(Bloomberg)。
自分の米ドル建ポートフォリオ △0.64%
VOOが指値$477.5で刺さっていました。その後上昇しているのでラッキーでした。また、ようやくAGG(米国総合債券ETF)が50日移動曲線ならびに200日移動曲線を上回ってきました。忍耐期間が予想以上に長かったですが、毎月の分配金は魅力的です。
今週の動き
今週は、米国株式の決済における歴史的な転換、 S&P500指数のリアルタイム価格設定の不具合、ドナルド・トランプ前大統領の有罪判決など、あらゆる出来事が目白押しの1週間だった。11月の大統領選に向けて、ボラティリティを誘発する不確定要素が加わった(Bloomberg)。
今月の動き
5月は、テクノロジー株中心のNASDAQは2024年で最高の月でした。
経済指標発表予定
決算発表予定(Investing.comが選んだ重要度高の銘柄)
該当銘柄はありません
おわりに
5月の米国株式市場はアノマリー通り好調のまま終わりました。特にハイテク株は好調だったとはいえ、エヌビディアが突出した結果でしたが、個別株で見ればセールスフォースなど下落した銘柄もあります。生活必需品のウォルマートとコストコが12%前後株価が上昇したのに一般消費材のアマゾンはマイナスというのは少し驚きでした。6月のFOMCは11日から12日にかけて開催されますので、来週はFRB委員によるピーチクパーチクは無くなります。ポジショントークに惑わさらずに経済指標やニュースを追っていきたいところです。
それではみなさま、良い週末を明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
おことわり
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図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とRusell2000チャート: finviz
- セクター別騰落率: finviz
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
- 主要指数の動き : Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ