S&P500 ヒートマップ(高解像度)
主要3指数とRussell2000(中小企業指標)
S&P500は小幅に下落し、4日続いた最高値更新に終止符を打ったが、アドビなどハイテク株の上昇で下落幅は抑えられた。アドビが人工知能を搭載したソフトウェアの需要増加を受けて年間収益予想を引き上げたことを受け、株価は急騰した(REUTERS)。NASDAQは上昇、Dow30とまちまち。Russell2000は下落した。
セクター別騰落率
通信サービス(Communication Services)と先端技術(Technology)が上昇したものの、他のセクターは下落。工業・産業(Industrials)とエネルギー(Energy)が1%を超える下落となりました。
経済指標発表 結果
- 米国の輸入インフレは抑制され、消費者心理は7か月ぶりの低水準に落ち込む(REUTERS)。
- 米国の消費者心理は6月に低下して、インフレ懸念は残る。ミシガン大学が今月発表した消費者信頼感指数の暫定値は65.6で、5月の最終値は69.1だった(REUTERS)。
- シカゴ連銀のオースタン・グールズビー総裁は、今週発表されたデータで5月のインフレが鈍化したことが示され安堵したが、それでも金利引き下げの前に「さらに数カ月」同様のデータを見たいと述べた(REUTERS)。
- クリーブランド連邦準備銀行のロレッタ・メスター総裁は、最新のデータに歓迎すべきニュースがあったにもかかわらず、インフレリスクは依然として上昇傾向にあると見ていると述べた。メスター氏は10年間務めた職務を終え、今月末に退任する(Bloomberg)。
- 長期にわたる高金利の新時代、FRBは世界の他の主要国と異なる(Bloomberg)。
- フィラデルフィア連銀の分析によると、カリフォルニア州とアリゾナ州の雇用統計、早期修正で大幅な下方修正。カリフォルニア州は推定34万人減少、アリゾナ州は15万8千人減少。5つの州で推定値が上方修正(Bloomberg)。
決算発表結果(Investing.comが選んだ重要度高の銘柄)
該当銘柄はありません
主な経済ニュース
- 世界のトレーダーが安全を求めてアメリカ市場に殺到。株式や企業債に資金が流入するのは米国への信頼の表れであり、10年にわたるS&P500の優位性の中で全世界多様化は疑問視される(Bloomberg)。
- アップル、2020年以来最高の3日間の上昇で時価総額でマイクロソフトを上回る(Bloomberg)。
- アップルはAIに賭けて1週間で2300億ドルを稼ぐ iPhoneは必需品(Bloomberg)。
- ボーイングはサプライヤーに737の生産目標を3か月遅らせると伝えたと情報筋が語る(REUTERS)。
- 国防総省、防衛打ち上げにスペースX、ブルーオリジン、ULAを選択(Bloomberg)。
- 国防総省、ウクライナのマスク氏のスターリンクとの契約を6か月延長、1400万ドル
マスク氏の会社との契約は4000万ドルを超え、11月30日まで続く(Bloomberg)。 - 飲酒運転逮捕、食肉加工大手タイソン・ヘアー氏の将来を脅かす(Bloomberg)。
- 「Roaring Kitty」とミーティングの不具合でGameStopが大騒ぎ(Bloomberg)。
- ニューヨークの140年の歴史を持つ大学の格付けが運営赤字によりジャンク級に引き下げられる(Bloomberg)。
- ヴァージン・ギャラクティック、取締役会が株式併合を承認し株価が下落(Bloomberg)。
- 判事はビザとマスターカードの300億ドルの手数料契約を却下する可能性。ビザ、マスターカード、小売業者の間でクレジットカードのスワイプ手数料の上限を設定するために合意した300億ドルの和解案は、ブルックリンの連邦裁判所によって却下される見込みで、20年に及ぶ訴訟にとって後退へ(Bloomberg)。
- フランスの混乱が世界を揺るがす中、トレーダーはリスクを回避(Bloomberg)。
- 欧州中央銀行ECB当局者、フランスの市場混乱に警戒する必要はないと認識している(Bloomberg)。
- ECBのラガルド総裁、ユーロ圏のデフレーションは不安定になると語る(Bloomberg)。
- 日本銀行、国債購入を削減、金利は据え置き(REUTERS)。日銀の債券購入削減に関する詳細の欠如により円は脆弱に(Bloomberg)。
主要指数の動き
- 原油先物価格は$78.36(▼0.33%)とやや下げましたが、燃料価格が堅調なことから、原油価格はOPEC+の下落から週ごとに回復(Bloomberg)。
- 10年債利回りは4.213%まで低下。5年債利回りが4.226%までしか下がらず、再び逆イールド状態へ
- ドル円はわずかに円安方向で157円台半ば
- VIX(恐怖)指数は12.66まで上昇
- 金先物価格と銀先物価格はともに上昇
- ビットコインは下落。BTC/USDは50日移動平均を下回る結果に。
自分の米ドル建ポートフォリオ △0.15%
わずかながらもプラスで週末を迎えました。
今週の動き
消費者物価指数とFOMCの週は、先端技術(Technology)の一人勝ちでした。
経済指標発表予定
決算発表予定(Investing.comが選んだ重要度高の銘柄)
おわりに
米国にはようやくインフレが緩和している傾向が数字として表れてきました。でも同時に経済成長が緩和しているという面もありますので、高金利を無理に続けて経済が崩壊しないようFRBには頑張っていただき、ソフトランディングを達成していただきたいと願っております。それではみなさま、良い週末を明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
おことわり
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図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とRusell2000チャート: finviz
- セクター別騰落率: finviz
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
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- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ