S&P500 ヒートマップ(高解像度)
主要3指数とRussell2000(中小企業指標)
投資家が経済データやFRBのコメントに注目し、主要3指数はそろって上昇して終了。メガキャップスと呼ばれるアップル、マイクロソフトは序盤の下落から反発して上昇した。人工知能チップのリーダーであるエヌビディアは過去最高値から下落した(REUTERS)。S&P500は今年30回目の最高値更新し、市場がサプライズに対して脆弱になる可能性がある狭い幅(一部の少数の大型株が大幅に伸びて指数全体が上昇する様子)に対する懸念を覆しました(Bloomberg)。
セクター別騰落率
先端技術(Technology)と一般消費材(Consumer Cyclical)が大きく伸び、公益事業(Utilities)が奮いませんでした。
経済指標発表 結果
- 価格低下でニューヨークの製造業は予想より縮小。6月の総合景気指数はマイナス6に改善
受取価格指数は7ポイント下落し、2023年7月以来の最低値に(Bloomberg)。 - フィラデルフィア連銀のハーカー総裁は17日、自身の経済予測が実現すれば、米連邦準備理事会(FRB)は年内に1回、政策金利を引き下げる可能性があるとの見方を示した(REUTERS)。
- クリーブランド銀行のメスター氏、FRBに決定や政策をより明確に説明するよう要請。同氏は今月末に退任(Bloomberg)。
決算発表結果(Investing.comが選んだ重要度高の銘柄)
- レナー(住宅建設)、旺盛な需要を背景に第2四半期の利益予想を上回る(Investing.com)。
主な経済ニュース
- ゴールドマン・サックス、S&P500の年末目標を5,600に引き上げ(REUTERS)。
- シティグループ、S&P500の年末目標を5,600に引き上げ(Bloomberg)。
- エバーコアISIはS&P500の上昇が続くと予測、年末目標を6,000に引き上げ。同社のエマニュエル氏はウォール街で最も著名な弱気派の一人で、これまで年末に4,750と下落を予想していたことから大転向(Bloomberg)。
- マイクロソフトは株価が1.3%上昇、同社の株価上昇率では過去最高(REUTERS)。
- テスラ、上海で先進運転支援システムの試験認可を取得(Bloomberg)。
- 米最高裁、株主訴訟の却下を求めるエヌビディアの申し立てを審理へ。不安定な仮想通貨業界への売上額について投資家を誤解させたとして起こされた証券詐欺訴訟を取り下げるため(REUTERS)。
- シェール大手EOG、OPEC+の減産で世界の石油市場は均衡すると予測(Bloomberg)。
- 債券ファンドの97%に遅れをとり、ウエスタンの主力ファンドは現金を失っている(Bloomberg)。
- トランプ大統領候補の関税計画は米国の家計に負担をかけると経済学者が警告(Bloomberg)。
- ビル・ゲイツ氏、米国の電力需要の増大に対応するため、ワイオミング州の次世代原子力発電所プロジェクトに数十億ドルを投入する用意があると発言(Bloomberg)。
- EV革命の原動力となる危険なニッケル採掘施設。致命的な事故の歴史を持つインドネシアの工業団地からのニッケルがサプライチェーンに流入している(Bloomberg)。
- アディダスが中華人民共和国での贈収賄疑惑を調査中とファイナンシャルタイムズが報道(Bloomberg)。
- ウォーレンバフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイ社が中国のBYDの株式を130万株を3億1050万香港ドル(3980万米ドル)で売却して持株数を削減
- 日銀は7月の利上げを見送り、年間1520億ドルの削減を計画、元政策担当者が語る(REUTERS)。
- マイクロソフト日本代表、日本におけるAI活用の加速を予測(Bloomberg)。
主要指数の動き
- 原油先物価格は上昇して$80.5まで高騰。需要の楽観により原油価格が急騰、1か月ぶりの高値で推移(REUTERS)。
- 10年債利回りは4.279%まで上昇、5年債利回りが4.3%まで上昇して再び逆イールドへ
- ドル円は円安が進み157円台後半で取引継続中
- VIX(恐怖)指数は12.75まで低下
- 金先物価格は下落、銀先物価格は上昇してまちまち
- ビットコインはやや下落
自分の米ドル建ポートフォリオ △0.70%
AGGが反落しましたが、全体的にはプラスでした。
経済指標発表予定
決算発表予定(Investing.comが選んだ重要度高の銘柄)
該当銘柄はありません
おわりに
S&P500が最高値を更新し続けているといつ大幅な下落が来るのか不安になりがちですが、ウォール街の弱気だった方も年末に向けて上昇すると転向したというニュースは、長期投資を目指している方々にとって、ある程度不安を払拭してくれたと思います。一方で3月末から日本株が低迷しており、配当金目当ての日本株銘柄が不調で少しヤキモキしています。
関東地方は大雨に注意しなければならない一日になりそうですが、自身やご家族の安全を優先して、今日も明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
おことわり
このブログには広告が挿入されています。この広告はGoogle社が読者の好みに応じて選んで提供しているものです。興味がございましたらクリックしていただければ幸いです。投資に関する広告が表示されても、私が推奨しているものでございませんことをご理解ください。
図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とRusell2000チャート: finviz
- セクター別騰落率: finviz
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
- 主要指数の動き : Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ