S&P500 ヒートマップ(高解像度)
主要3指数とRussell2000(中小企業指標)
S&P500とNASDAQは、今週の大手ハイテク企業の決算発表を控え、半導体や大型株の軟調さに圧迫され、下落して取引を終えたが、ダウ平均は小幅な上昇にとどまりました(REUTERS)。
セクター別騰落率
先端技術(Technology)セクターが2%を超える大幅下落となりました。
経済指標発表 結果
- 米国の求人数はわずかに減少、消費者は労働市場に対して楽観的ではありませんでした。これは、労働市場が引き続き緩やかに減速しており、急速に弱まる恐れはないことを示しています。しかしながら、消費者の労働市場に対する認識は悪化しています。コンファレンス・ボードが火曜日に実施した調査では、職を得るのが「難しい」と考える消費者の割合が、ここ3年以上で最高水準に上昇しました。(REUTERS)。
主な決算発表結果
- MSFT(マイクロソフト)、Azure (アジュール)クラウドの成長鈍化を報告、株価下落。時間外取引で6%以上の大幅下落中 (Bloomberg)。
- PG(P&Gサンホーム)、価格抑制にもかかわらず需要が鈍化し予想外の売上減を報告。株価は4.84%下落(Investing.com)。
- 製薬大手のメルクは利益と売上高の予想を上回りましたが、この報道を受けて同社の株価は6%以上下落(Investing.com)。
- AMD(アドバンスドマイクロ)、AIチップ需要により第3四半期の売上高が予想を上回ると予測。株価は、時間外取引で5%以上の大幅上昇中(REUTERS)。
- PFE(ファイザー製薬)、第2四半期の業績が予想を上回り通期見通しを引き上げ、株価は上昇(Investing.com)。
- SPGI(S&Pグローバル)の利益は0.40ドル上回り、売上高は予想を上回る(Investing.com)。
- SYK(ストライカー医療技術)の利益は0.02ドル上回り、売上高は予想通り(Investing.com)。
- アメリカンタワー不動産、第2四半期の収益が好調に伸び、AFFOも増加(Investing.com)。
- SBUX(スターバックス)の利益は予想通り、売上高は予想を下回る(Investing.com)。コーヒー菓子の撤退が業績を圧迫して2四半期連続して売り上げが減少(Bloomberg)。
- PYPL(PayPal)、2024年の利益予想を2度目に引き上げ。ブランドチェックアウトの成長が好調(Investing.com)。
- 世界最大の化粧品メーカーであるロレアルは、中国での不振により第2四半期の売上高の伸びが鈍化したと発表(Bloomberg)。
主な経済ニュース
- イスラエル軍、攻撃でヒズボラの司令官が死亡と発表(Bloomberg)。
- カマラ・ハリス、選挙の接戦でトランプ氏の激戦州のリードを覆す(Bloomberg)。
- AMD(アドバンスドマイクロ)、成長促進に役立つ新たなAIプロセッサを発表(Bloomberg)。
- インテル、コスト削減と回復資金確保のため数千人の人員削減へ(Bloomberg)。
- エヌビディアの下落は、米国で最もホットな株を脅かすボラティリティを強調。同社の10日間のボラティリティの指標はビットコインの2倍。株価はテクノロジーからのシフトで4月以来最大の下落を記録(Bloomberg)。
- ジープなどを展開するステランティス自動車が、新たな人員削減で米国従業員に買収を提案(Bloomberg)。
- スターバックス アプリの停止は Microsoft Azure クラウドの問題に関連(Bloomberg)。
- ゴールドマンサックスの 株価は今年31%上昇し、2020年以来初めて時価総額でモルガン・スタンレーを上回る(Bloomberg)。
- ガイトナー元財務長官が次期大統領に「暗い影」、ドルに警告(Bloomberg)。
- ジェットブルーはロイヤルティプログラムを潜在的な担保源とみなしている(Bloomberg)。
- 401(k)プランの改善によりミレニアル世代の退職後の見通しが改善(Bloomberg)。
主要指数の動き
- 原油先物価格は下落が止まらず$75.18へ。
- 10年債利回りは4.143%まで低下。
- ドル円は1円を超える円高で152円台後半で取引継続中。
- VIX(恐怖)指数は17.69まで上昇。
- 金先物価格と銀先物価格はともに上昇。
- ビットコインは一旦反発した後下落。期待感が強かった共和党大統領候補のトランプ前大統領のテネシー州ナッシュビルで開催されたビットコインカンファレンス2024での演説では、「米国をビットコイン超大国にする」と宣言するにとどまり、購入規模など具体的な公約がなされず、一部では失望感も見られたことも売りにつながったと考えられている(Investing.com)。
自分の米ドル建ポートフォリオ ▼0.29%
わずかに下げましたが、アフターマーケットで大幅上昇中のAMDが明日の楽しみです。
経済指標発表予定
雇用統計とFOMCのパウエル議長記者会見には注目が集まりそうです。
主な決算発表予定
METAをはじめとする巨大企業の決算発表が予定されています。
おわりに
自分が2年半前に自作PCにチャレンジした際、CPU(中央演算装置)の性能とコストを調査して、Intel 5ではなくRyzen 7を選んだのがAMD(アドバンスドマイクロ)との出会いでした。王者Intelを打倒した技術開発力とコスト競争力が、AIに欠かせないGPU(グラフィックボード)の世界の王者Nvidiaを脅かす存在になるかもしれないと思っていました。先週、QQQを手仕舞いして、ひさしぶりに個別銘柄AMD株を購入しましたが、昨夜に好決算のみならず新しいAIプロセッサの発表までしてくれました。Nvidia株の大幅下落とは対照的です。今後の株価上昇に期待できそうです。
それでは、今日も一日、明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
おことわり
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図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とRusell2000チャート: finviz
- セクター別騰落率: finviz
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
- 主要指数の動き : Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ