S&P500 ヒートマップ(高解像度)
主要3指数とRussell2000(中小企業指標)
S&P 500は金曜日に上昇して取引を終えました。景気後退懸念と世界的な円建てキャリートレード解消を背景にした月曜日の急激な売りの後、週を通してほぼ横ばいで終了しました(REUTERS)。
セクター別騰落率
工業・産業(Industrials)を除く全セクターが上昇。1%を超える動きを見せたセクターはありませんでした。最も上昇したのは通信サービス(Communication Services)でした。
経済指標発表 結果
- エコノミストの調査でFRBは大幅な利下げ要求を拒否すると見られる(Bloomberg)。
主な決算発表結果
主な経済ニュース
- ボラティリティのプロは月曜日の記録的なVIX上昇はフェイクニュースだと語る(Bloomberg)。
- サマーズ元財務長官は、証券取引委員会と関連取引所に、月曜のVIX急上昇の調査を要請した(Bloomberg)。
- バフェットのアップル株売却(約840億ドル)は主要株価指標を塗り替えることになる。売却によりiPhoneメーカーの力が完全に指数に反映される。パッシブファンドが400億ドル相当の企業株を買い占める見通し(Bloomberg)。しかしウォール街の多くの人々は、投資家に対し、このニュースを気にせず冷静でいるよう促している(Bloomberg)。
- 資金難に陥ったインテルがイノベーション・エキスポを中止(Bloomberg)。
- スターバックスはアクティビストのスターボードが株式を取得したと報じられ、利益を得る(Bloomberg)。
- ジープとラムのブランドを所有するステランティス、在庫抑制のためミシガン工場で人員削減へ。ステランティスはオハイオ州のジープ工場でも生産削減を行った。自動車メーカーは年末までにラムクラシック1500の生産を終了する予定(Bloomberg)。
- ゼネラル・モーターズ(GM)は、マリッサ・ウェスト氏が同社最大の収益事業である北米事業の監督に就任してからわずか8カ月で退社することを決めたと発表した(Bloomberg)。
- シルバーポイント、スウィートオークのM&A、リファイナンスに8億6,200万ドルの融資を主導(Bloomberg)。
- フライト、ホテル、公園はすべて旅行の警告サインを点滅させている。米国経済が減速の兆しを見せ、多くの人が新型コロナウイルスのパンデミック中に蓄えた財政的余裕が薄れつつある中、旅行者はロックダウン後の旅行欲を抑え、財布の紐を締めている(Bloomberg)。
- ブラジルでVoePass機が墜落。乗客57人と乗員4人全員が死亡し、住宅街に炎上する残骸が残った。機種はATR72型で、ATRはエアバスSEとイタリアのレオナルドSpAの合弁企業(Bloomberg)。
- 最新の商品先物取引委員会のデータによると、円の急激な変動と市場の激しい売りにより、投機筋は円安への賭けを大幅に手放し、円高に賭けている(Bloomberg)。
- ラトガース大学ネットワーク伝染研究所の新しい研究によると、TikTokはライバルに比べて、「天安門」「チベット」「ウイグル」などの「反中国共産党コンテンツ」が少ないが、TikTokの広報担当者は、この研究を「欠陥のある実験」として否定した。(Bloomberg)。
- 今年の大統領選の激戦州は、カマラ・ハリス氏にとっては挑戦となり、ドナルド・トランプ氏にとってはチャンスとなる経済的現実がある(Bloomberg)。
- ハリス氏とトランプ氏にとって次の大きな節目は討論会の舞台(Bloomberg)。
- バイデン大統領が、サウジアラビアへの攻撃兵器販売禁止を解除し、大統領就任当初に課された制限を撤回した。中東情勢の緊張が高まる中、米国はこれまで以上にサウジアラビアに頼っている(Bloomberg)。
- 中華人民共和国のロボタクシー会社WeRideが、米国でのIPOと株式公開で最大4億4000万ドルを調達へ。私募で3億2050万ドルを調達。ルノー日産三菱アライアンスが上場再開に合意(Bloomberg)。
主要指数の動き
- 原油先物価格は上昇して$76.99に。
- 10年債利回りは3.942%まで低下。
- ドル円はゆるい円高トレンドで146円台後半で取引継続中。
- VIX(恐怖)指数は20.41まで低下。
- 金先物価格は上昇し、銀先物価格は下落とまちまち。
- ビットコインは弱含みから反転して上昇し、6万ドル台まで回復。
自分の米ドル建ポートフォリオ △0.37%
今週の動き
月曜日のパニック売りを含む多くの浮き沈みを経て、S&P 500 は今週の損失をほぼ取り消しました。ソーファイのリズ・ヤング・トーマス氏は「あの神経をすり減らす出来事が終わったとしても、市場が今や冷え込む米経済データにいかに敏感になっているか、円キャリートレードの影響がいかに広範囲に及ぶか、そして投資家があらゆる危機の救済策として利下げを期待するよういかに条件付けられているかを我々は学んだ」と述べました。ラザード社のロナルド・テンプル氏は、株価下落の激しさは、市場が大幅に値上がりし、大半の人が過大評価だと認める水準に達したことを思い出させるものだと指摘しました。それでも同氏は、売りは「行き過ぎ」だとみています。オッペンハイマー・アセット・マネジメントのジョン・ストルツフス氏は、強気相場には継続の余地があると考えています。「われわれは依然として株式に対して強気だ」、さらに「米国の経済ファンダメンタルズは、金融引き締め政策の足かせにもかかわらず、堅調な状態が続いている。金融引き締め政策はまもなく緩和されるとわれわれは考えている」と述べました(Bloomberg)。
経済指標発表予定
主な決算発表予定
おわりに
今日からお盆休みという方も多いかと思います。長い方は18日まで会社全体がお休みになるそうです。私も13日が家内の誕生日で、お祝いするため、一泊2日で温泉旅館へ小旅行する計画なので、13日(火)と14日(水)のブログはお休みさせていただきます。猛暑が続く上に、台風の接近と上陸の予報が出ております。南海トラフ地震については、メディアの煽動に過敏に反応することなく、冷静に日頃からの備えを再確認することが重要だと思います。11日(日)は一粒万倍日、12日(月)は天赦日と吉日が続きます。幸運と金運を呼び寄せるためにも、明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
おことわり
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図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とRusell2000チャート: finviz
- セクター別騰落率: finviz
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
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- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ