S&P500 ヒートマップ(高解像度)
主要3指数とRussell2000(中小企業指標)
米国経済の回復力を示すデータが相次ぎ、株価は最近の暴落後に押し目買いが入り、今週は今年最高の値上がりとなりました。S&P500は7日間の上昇率を6.8%に伸ばし、2022年10月以来の好成績でした(Bloomberg)。景気後退の懸念が和らぎ、投資家が来週のジャクソンホール経済シンポジウムに注目しています(REUTERS)。
セクター別騰落率
どのセクターも1%を超える動きはありませんでした。最も上昇したのは金融(Financial)で、最も下落したのは工業・産業(Industrials)でした。
経済指標発表 結果
- 米国の新築住宅建設、2020年5月以来の低水準に落ち込む(Bloomberg)。
- ハリケーン・ベリル、過剰在庫が米国の一戸建て住宅建設に圧力(REUTERS)。
- ミシガン大学による米国の消費者心理は8月に上昇、インフレ期待は安定(REUTERS)。
- シカゴ連銀のグールズビー総裁は、米経済は過熱の兆候を見せていないため、中央銀行当局者は必要以上に金融引き締め政策を維持することに注意すべきで、「必要以上に金融引き締めを続けるのは望ましくない」と語った(REUTERS)。
主な決算発表結果
該当銘柄はありませんでした。
主な経済ニュース
- 大手テクノロジー企業の暴落は株価の回復とともに安値買いの恩恵に転じ、ナスダック100指数は11月以来最大の週間上昇を記録。テクノロジーは経済のソフトランディングの恩恵を受けるとみられる(Bloomberg)。
- パウエルFRB議長が、資本計画をめぐる長期の法廷闘争回避に向け銀行CEOらと協議(Bloomberg)。
- インフレと雇用の両方を巡るFRBの新たなリスク。9月以降、FRBがどれだけ迅速に利下げするかに注目が集まっている。政策立案者にとって、動きが遅すぎることがより大きな危険となるかもしれない(Bloomberg)。
- 利下げ観測が弱まる中、国債は不安定な週を上昇で終える見通し。10年国債利回りは1週間で4ベーシスポイント下落し3.89%(Bloomberg)。
- 米商品先物取引委員会(FTC)が16日発表したデータによると、投機筋は5年国債先物のネット空売りを直近1週間で過去最大に増やし、10年国債先物に対する弱気の売りは1月以来最大となった(REUTERS)。
- ムーディーズ・アナリティクスによると、米国のオフィスビルの売上数量の減少が止まり、大規模物件が以前の取引価格を大幅に下回る価格で転売されていることから、長年続いた価格下落はまもなく終息する可能性がある(Bloomberg)。
- かつて円建ての損失に関連したネットポジションを保有していたヘッジファンドが、キャリートレードの崩壊後、レバレッジファンドは円高への賭けに結びついた契約を保有している(Bloomberg)。
- ボーイングとロッキード・マーティン、ロケット打ち上げ会社ULAをシエラ・スペースに売却する交渉中(REUTERS)。
- フォックス・ディズニースポーツサービス、裁判官が差し止め、Fuboが勝利(Bloomberg)。
- 決済大手マスターカード、全世界で従業員数を3%削減(REUTERS)。
- S&Pは、ケーブルテレビの衰退でワーナー・ブラザーズ・ディスカバリーの見通しを「ネガティブ」に引き下げ。全米プロバスケットボール協会(NBA)の試合の放映権を失う可能性により、さらに悪化する可能性がある(REUTERS)。
- Amazon.comは自社の車で荷物を配達するフレックスのドライバーに対し、木曜に受け取るはずだった支払いが「遅れる可能性がある」と警告し、配達完了後に支払いを迅速に行うことに慣れているドライバーの間でパニックに(Bloomberg)。
- フォード自動車、エンジン火災の危険性からエクスプローラーSUV約8万5000台をリコール(REUTERS)。
- 大ヒットゲーム「フォートナイト」で知られるエピック・ゲームズは、アプリストアの運営をめぐってアップル社およびアルファベット傘下のグーグル社と4年間にわたる法廷闘争を経て、金曜日に新たなモバイルストアを立ち上げる。「フォートナイト」のほか「ロケットリーグ」「フォールガイズ」のモバイル版が、世界中のAndroid端末のゲーマーと欧州連合のiOS製品のゲーマーを引き付けると予想。同社は年末までに、1880億ドル規模のゲーム市場の半分を占めるモバイル端末で1億件の新規インストールを獲得したいと考えている(Bloomberg)。
- テンピュール・シーリー・インターナショナル社は、最大のライバルを排除するためにマットレス・ファーム社の買収を望んでいたことが、買収阻止を求める政府の訴訟で新たに開示された文書で明らかに(Bloomberg)。
- OpenAIは金曜日、同社のチャットボット「ChatGPT」を使用して長文記事やソーシャルメディアのコメントを生成し、米国大統領選を標的とした外国影響力行使キャンペーンを行おうとしたイランのアカウントネットワークを削除したと発表(Bloomberg)。
- ハリス氏の経済提案は減税と補助金を想定しており、そのメッセージは価格に対する苦情を呈していたバイデン大統領の対応とは対照的(Bloomberg)。
- CDC(米疾病対策センター)は金曜日、南北アメリカ大陸、特にアマゾン川流域や南米、カリブ海地域で新たにオロポウチェウイルスの発生が確認されている地域を訪れる旅行者にオロポウチェウイルスの感染リスクが高まっていると警告する健康警報を発した。1月から8月の間に8,000件以上の症例が報告されており、うち2件が死亡(Bloomberg)。
主要指数の動き
- 原油先物価格は$76台まで下落。
- 10年債利回りは3.892%まで低下。
- ドル円は約1.6円も円高方向に動いて147円台後半で取引継続中。
- VIX(恐怖)指数は14台まで低下。
- 金先物価格と銀先物価格はともに上昇。
- ビットコインは5.17%上昇して5.9万ドルに(REUTERS)。
自分の米ドル建ポートフォリオ △0.23%
プラスで週末を迎えることができました。
今週の動き
前述した通り、今週は半導体系を中心として、今年最高の値上がりとなりました。
経済指標発表予定
主な決算発表予定
おわりに
米国株投資をしている人にとって、今月初旬に株安と円高が同時に発生して円建評価額が大幅に低下しましたが、ドル建ての株価についてはおおむね回復しました。暴落後の早い回復に胸をなでおろしています。ドル円に関しては161円から144円に下げ、今は149円まで上昇しています。ヘッジファンドが円安方向に強気というニュースがありましたが、アメリカは9月から利下げの動きになりそうですし、日銀も利上げをしたそうですので、為替動向の予想は難しそうです。
18日(日)は金運吉日の寅の日です。それでは、週末を明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
おことわり
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図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とRusell2000チャート: finviz
- セクター別騰落率: finviz
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
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- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ