S&P500 ヒートマップ(高解像度)
主要3指数とRussell2000(中小企業指標)
S&P500の上昇は、エヌビディア社が▼6.38%まで拡大したために勢いを失ったが、それ以外のほとんどの銘柄が上昇したことは朗報と言えるでしょう。経済が持ちこたえていることを示すCPIデータと、多くの市場関係者がエヌビディアの成長見通しは変わらないと投資家を安心させたことで、米国の株価指標を構成するほとんどの銘柄が上昇しました。ハイテク株はエヌビディアの影響で下落したが、 「マグニフィセント・セブン」と呼ばれる超大型株の5社(マイクロソフト、アップル、メタ、アマゾン)は上昇しました。ダウ工業株30種平均は史上最高値で引けました。中小企業のラッセル2000指数は上昇しました。終盤にはデル・テクノロジーズが決算発表後に急伸しました(Bloomberg)。人工知能(AI)チップメーカーのエヌビディアは、予想がほぼ予想通りだったものの投資家を感心させなかったことから、昨日に続いて大きく下落しました(REUTERS)。
セクター別騰落率
1%を超える動きをみせたセクターはありませんでした。最も上昇したのはエネルギー(Energy)で、最も下落したのは通信サービス(Communication Services)でした。
経済指標発表 結果
- 米国経済は低い解雇率(失業保険)と第2四半期の堅調な成長(GDP)で回復力を示す(REUTERS)。
主な決算発表結果
- チップメーカーのマーベル・テック、AIの急増で四半期売上高予想を上回る(REUTERS)。
- オートデスク、アクティビスト投資家のスターボード・バリューLPからの圧力を受けて、通気利益見通しを引き上げ。オートデスクの幹部が会計リスクを無視していたことが文書で判明した背景を受けて(Bloomberg)。
- ルルレモン・アスレティカ社(LULU)は、競争の激化と容赦ないインフレにより高価なヨガパンツの需要が減退したため、今年の売上高と利益の見通しを引き下げた(Bloomberg)。
- アルタ・ビューティー(ULTA)、需要減退で売上見通しを引き下げ(Bloomberg)。
- デル(DELL)、AIサーバーの受注で予想を上回る売上を報告。サーバーの需要により総収益は9%増加し250億ドルとなった。とはいえ、法人顧客向けPC販売は回復の兆しがほとんど見られない(Bloomberg)。 アフターマーケットで株価は△3%を超える上昇中。
主な経済ニュース
- エヌビディアの上昇は投資家の高い期待を下回る見通しで一服。ブロードコム、AMDなどの他のAIチップ銘柄も好調に転じる(REUTERS)。
- レバレッジ型NVIDIA ETF発行者は、決算発表前に弱気な商品の取引が急増した(REUTERS)。
- NvidiaがOpenAIの最新資金調達ラウンドへの参加について検討中。投資額は1億ドル。アップル、マイクロソフトも参加について協議中。資金調達によりOpenAIの価値は1000億ドル以上になる(Bloomberg)。
- OpenAIとAnthropicがAI研究とテストのために米国政府と契約を締結(REUTERS)。
- 選挙が近づく中、シティグループはドルの強気見通しを維持(Bloomberg)。
- アルバータ州では人口が急増、石油価格の上昇で余剰が増加(Bloomberg)。
- テキサス州、54億ドルの資金獲得を競うガスプラントプロジェクトを絞り込む(REUTERS)。
- イーロンマスク氏のXに課せられた罰金の支払いのため、ブラジルでスターリンク銀行口座が凍結される(Bloomberg)。
- デルがサイバーセキュリティ企業セキュアワークスを再び売却しようとしている(REUTERS)。
- NFL(米国のプロアメリカンフットボールリーグ)の「ビルズマフィア(バッファロー・ビルズの熱心なファン)」が地方債で新スタジアム建設資金を調達。ニューヨーク州エリー郡は1億1000万ドルの債券を発行する。新しいビルズスタジアムは2026年シーズンにオープンする予定(Bloomberg)。
- 日本製鉄が中華人民共和国の製鉄鋼への関税を要求。欧州、米国、韓国を含む多くの国が反ダンピング課税などの防衛措置を導入しているので、日本に中華人民共和国の余剰生産物の投棄場所になるとの懸念から、日本政府に働きかけ。同社は、今年の米国大統領選で政治的に敏感となっている141億ドルの取引であるUSスチール社の買収を完了できると確信している(Bloomberg)。
- トランプ陣営はバイデン政権のクリーン電力規制を廃止し、発電所の認可を早めると主張(REUTERS)。
- ナスダック先物は特典プログラムに関する訴訟を解決するために2200万ドルを支払う予定、米商品先物取引委員会(CFTC)が発表(REUTERS)。
- 債券市場は夏の好調な動きの後に決算に直面(REUTERS)。
- 英国の監視団体が、リーブス新財務大臣が公共投資に多額の投資を行うべきだと主張(Bloomberg)。
- カナダのクシュタール社は、セブン&アイ買収にカナダ最大級の年金基金からの支援を求めている(Bloomberg)。
- フィンランドのノキア・モバイル・ネットワークスの資産が、サムスンによる買収の関心を引いている(Bloomberg)。
- イスラエルとハマスはガザのポリオワクチン接種をめぐる戦いで3日間の休止を決めたとWHOが発表(REUTERS)。
主要指数の動き
- 原油先物価格は$75.9まで値上がり。
- 10年債利回りは3.867%に上昇。
- ドル円は145円近くまで円安が進んで取引継続中。
- VIX(恐怖)指数は低下して15台半ば。
- 金先物価格と銀先物価格はともに上昇。
- ビットコインはほぼ横ばい。
自分の米ドル建ポートフォリオ ▼0.02%
Wall Street Journalの記事を読んで、自分もVOOの利点を台無しにしている投資家の一人だと認識しました。
経済指標発表予定
PCE物価指数とミシガン大学の景気動向アンケートの結果が注目されると思います。
主な決算発表予定
該当銘柄はありません。
おわりに
台風10号が予報よりもかなりゆっくりと日本列島を進んでいて、中心から近いところだけでなく中心から離れた場所でも突風・豪雨による被害が生じています。在宅で株取引をされている方にも、突然の停電は株取引に影響を与えることがあります。パソコンに無停電装置を付けたりスマホの充電量が十分でも、通信を担うルーターやWi-Fiは停電で切れますので注意が必要でしょう。
それでは今日も一日、明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
おことわり
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図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とRusell2000チャート: finviz
- セクター別騰落率: finviz
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
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- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ