S&P500 ヒートマップ(高解像度)
主要3指数とドル円の動き
米国株は、デリバティブ契約の満期と大規模なリバランスにより、金曜日の取引終了間際に乱高下しました。S&P 500とナスダック100はともに0.2%下落で取引を終えましたが、ザラ場では最高値を更新したばかりでした。ナイキの△6.84%の株価上昇が影響して、ダウ工業株30種平均は0.1%上昇し、終値は最高値を更新しました。取引所では200億株以上が取引され、2021年1月以来最も忙しい取引があった市場でした(Bloomberg)。ドル円は植田総裁が利上げを急がないと示唆したことで一時144.5円まで円安が進みましたが、現在は143円台後半で取引が続いています(Bloomberg)。
セクター別騰落率
公益事業(Utilities)が最も上昇しました。
経済指標発表 結果
- ボウマン連銀総裁、目標を上回るインフレデータに基づき大幅な利下げに反対(REUTERS)。
- ボウマン連銀総裁、大幅な利下げは勝利宣言を早すぎるとみなされる恐れ。ウォーラー氏がインフレが目標を下回る可能性があると述べたことと対照的(Bloomberg)。
- ウォーラー氏、インフレ減速で大幅な利下げ支持を表明(Bloomberg)。
- JPモルガンのダイモンCEOは、利下げ後のソフトランディングには懐疑的。インフレが下がっていないからではなく、下がっているからで、さらに下がる可能性があると言及。長年CEOを務めてきた同氏は、財政赤字や「世界の再軍備」などを要因として挙げ、インフレは投資家の予想以上に強固になる可能性があると1年以上前から警告してきた。同氏は4月の年次株主向け書簡で、JPモルガンは2%から8%以上の金利に対応できると記した(Bloomberg)。
主な決算発表結果
該当銘柄はありません。
主な経済ニュース
- ボーイングの防衛担当最高責任者が退任、新CEOの初の人事異動(Bloomberg)。
- ボーイング、ストライキ継続で数千人の一時解雇を開始(REUTERS)。
- クアルコムがインテルの買収を打診したとウォール・ストリート・ジャーナルが報道したことでインテル株が上昇(Bloomberg)。
- FTC(米連邦取引委員会)は、製薬会社が数百万ドルのリベートを得るために糖尿病患者に高価なインスリンを勧めていたとして、国内の3大薬剤給付管理会社を提訴した(REUTERS)。
- フェデックスの株価は需要低迷と配送コスト削減で15%以上下落(REUTERS)。
- ナイキの新CEOが祝賀ミームや乾杯、そして大改革の懸念を煽る。売上不振後、エリオット・ヒルのCEO復帰をスタッフは歓迎(Bloomberg)。
- J&J 子会社、ベビーパウダー訴訟で 3 度目の連邦破産法 11 章適用申請(Bloomberg)。
- ウェルズ・ファーゴ銀行が、テンピュール・シーリー(寝具)との取引に16億ドルの融資を開始(Bloomberg)。
- ヘッジファンド、経由とガソリンに過去最大の弱気姿勢(Bloomberg)。
- 連銀の大幅な利下げはマネーマーケットファンド(MMF)の投資家に圧力をかける(REUTERS)。
- 大統領選挙が近づく中、FRBは経済刺激策で、民主党と共和党の両党から政治的反発を招くリスクを冒している。インフレ退治の成果をFRBが独占する可能性から(Bloomberg)。
- 米原子力規制当局、スリーマイル島原子力発電所の再稼働申請を、コンステレーションエナジーからまだ受け取っていないと公表。コンステレーションとマイクロソフトは2019年以来閉鎖されているペンシルベニア州スリーマイル島の原子炉を2028年までに復活させるため、データセンターの契約を締結している。(REUTERS)。
- フォルクスワーゲン社は、売上不振でコスト削減のため中華人民共和国での人員削減を計画(Bloomberg)。
- ロシアでiPhoneの事前注文需要が急増。ロシア人は西側諸国よりも少なくとも50%も高額となった価格上昇にも動じていない(REUTERS)。
- イスラエル、ベイルート攻撃でヒズボラ幹部を殺害(REUTERS)。
- イスラエル軍がラファへの襲撃を強化、ガザ全域でパレスチナ人を少なくとも27人殺害(REUTERS)。
主な指数の動き
- 原油先物価格は方向感がない動きで終値は$71.77。
- 10年債利回りはザラ場で3.76%を超えるまで上昇した後、終値は3.728%に低下。
- VIX(恐怖)指数は低空飛行で15台から16台で推移。
- 金先物価格と銀先物価格はともに上昇。金は史上最高値を更新。
- ビットコインは弱含み。6.3万ドルを割り込んで取引継続中。
自分の米ドル建ポートフォリオ ▼0.15%
今週の動き
FOMCの金利を下げる施策により、全体的に上昇した1週間でした。META社とグーグルの躍進で通信サービスセクターが大きく上昇しました。
経済指標発表予定
主な決算発表予定
該当銘柄はありません。
おわりに
FRBが50bps利下げを決め、今週は株価が史上最高値を更新しました。一方で、中東の動きが活発化しているようにみえます。地政学的リスクは常に頭の隅に置いておかなければならないと思います。日本では今日から3連休です。お彼岸なので、ご先祖様の供養される方もおられるでしょう。それでは、週末を明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
おことわり
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図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とRusell2000チャート: finviz
- セクター別騰落率: finviz
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
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- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ