S&P500 ヒートマップ(高解像度)
主要3指数とドル円の動き
- 主要3指数はそろって若干反発したものの前日終値とほぼ変わらずで終了しました。テクノロジー株は上昇しましたが、投資家は中東情勢の緊張や今週発表される米雇用統計を懸念しているようです(REUTERS)。
- 予想を上回る雇用統計が連邦準備制度理事会(FRB)の次回の利下げが大規模なものになるというウォール街の信頼を弱めたため、国債は下落し、米ドルは上昇しました(Bloomberg)。
セクター別騰落率
原油価格上昇を背景にして、エネルギー(Energy)が1%を超えて上昇しました。
経済指標発表 結果
- 米国の9月の民間雇用者数は予想以上に増加した。建設、レジャー、ホスピタリティ業界の雇用増加が寄与し、労働市場の安定を示す証拠となった(REUTERS)。
- ADPデータによると、米国の雇用は5か月の緩和後に回復(Bloomberg)。
- リッチモンド連銀のバーキン連銀総裁は、物価上昇圧力は予想ほど早くは弱まらない可能性があるとした上で、連邦準備銀行(FRB)がインフレ率を目標の2%に戻す取り組みは完了までに予想より時間がかかり、金利引き下げ幅も制限される可能性があるとの見方を示した(REUTERS)。
主な決算発表結果
主な経済ニュース
- ゴールドマンのルブナー氏はS&P500の 年末6000ポイントという目標が「低すぎる」と懸念。ルブナー氏は10月下旬から始まる年末の上昇に強気(Bloomberg)。
- 米東海岸とメキシコ湾岸の港湾で貨物の輸送を停止する4万5000人の港湾労働者によるストライキが2日目に入ったが、現時点で両者の間で交渉は予定されていない。進展が見られないため、輸送に依存している人々の間では混乱が長引く可能性があるとの懸念が高まっている(REUTERS)。
- ストライキ中、米国の港に輸入コーヒー豆を積んだコンテナが山積み。米国の焙煎業者やコーヒーチェーンへの輸入コーヒーの配送が遅れると、供給不足により先週数年ぶりの高値を付けた豆の価格がさらに上昇し、企業と消費者のコストが上昇する可能性がある。(REUTERS)。
- 米国の港湾ストライキでハンバーガーや冷凍シーフードの供給が混乱。労働ストライキにより、メイン州からテキサス州までの数十の港で、自動車の輸送からグアテマラ産バナナやイタリア産ワインを積んだコンテナまで、あらゆる貨物の積み下ろしが阻止されている。牛肉に加え、魚介類の輸入や米国産鶏肉の輸出も混乱している(REUTERS)。
- 豊富な石油供給が中東紛争の拡大に対する産業界の反応を弱める。これは米国の生産量増加と石油輸出国機構(OPEC)プラスが増産準備を進める中、石油供給がいかに潤沢であるかを示す兆候(REUTERS)。
- 中東リスクが高まる中、トレーダーは原油価格1バレル100ドルに賭ける(Bloomberg)。
- アマゾン、運転手の「共同雇用」をめぐり米労働委員会から苦情を受ける(REUTERS)。
- ナイキ、投資家が不透明な再建のタイムラインを懸念して株価が下落(REUTERS)。
- T-モバイル、8月に棚上げされた5億6100万ドルの携帯電話債務取引を売却(Bloomberg)。
- 米FAA、安全審査後にユナイテッド航空への強化監視を終了。調査では重大な安全上の問題は発見されなかった(REUTERS)。
- ユニオン・パシフィックは、メキシコの鉄道会社FXEが米国とメキシコ間の穀物輸送許可証を発行したと発表。米国とメキシコ間の穀物輸送列車の交通は、急増する需要がシステムの能力を上回り、ひどい渋滞と積み荷を積んだ列車の滞留が増えたため、ここ数カ月で混乱している(REUTERS)。
- デニムメーカーのリーバイ・ストラウスは通年の売上高見通しをこれまでのレンジの下限に引き下げ、取引時間中の株価は急落(Bloomberg)。
- OpenAI、資金調達ラウンドで評価額がほぼ倍増の1570億ドルに。ChatGPTの背後にあるスタートアップは、マイクロソフト、ソフトバンク、Thrive Capitalなどの支援者から66億ドルを調達(WSJ)
- OpenAIは投資家に対し、SutskeverのSSIを含む5つのAIスタートアップに投資しないよう指示。ChatGPTの開発元である同社は、単なる資金提供以上のコミットメントを求めており、また、投資家に対し、競合企業とみなす5社への資金提供を控えるよう求めている(REUTERS)。
- ハリケーン・ヘレンがノースカロライナ州で大混乱を引き起こし、世界の半導体産業に与えた影響(Bloomberg)。
- ハリケーン・ヘレンの保険損失は64億ドルに達すると予想(Bloomberg)。
- ハリケーン・ヘレンはノースカロライナ州とテネシー州のダムをほぼ破綻寸前にまで追い込んだ。米国のダムの多くは数十年前に建設されたもので、気候変動の影響を考慮して設計されたものではない(Bloomberg)。
- 欧州ECBの10月利下げの勢いは止められないようだ(Bloomberg)。
- 中華人民共和国の景気刺激策は良いが、依然として厳しい状況に直面している(Bloomberg)。
- 日本の利上げ期待が薄れ、円は2022年以来最悪の日を終える。石破首相は、日本経済はさらなる利上げの準備ができていないと発言。ドル円は米国FRBと日本銀行の新たな乖離による「二重の打撃」に直面(Bloomberg)。
地政学的リスク
- イスラエル、レバノンで初の死者8名を報告、ヒズボラと戦う軍を強化へ(WSJ)。
- イスラエル、イランの大規模ミサイル攻撃への報復を誓う(Bloomberg)。
- バイデン大統領は、イスラエルによるイラン核施設への攻撃を阻止しようと試みる。国連は緊張の高まりを止めるよう呼びかけ、G7首脳は外交の余地ありと見る(Bloomberg)。
- ロシアの前進によりウクライナは東部の拠点 ヴレダル を失う。ロシアによるウクライナ東部戦線への圧力が高まっている兆候(WSJ)
- ロシアがウクライナのヘルソンを攻撃、6人死亡(REUTERS)。
- ロシアのドローンがウクライナの港湾インフラや変電所を攻撃。ルーマニアとの国境検問所の穀物施設と建物を破壊したほか、北部スミ州の数千人の住民の電力供給が遮断された(REUTERS)。
主な指数の動き
- 原油先物価格は$1.09上昇して$70.92。米国の原油大量生産にもかかわらず、中東紛争で原油価格が上昇しています(REUTERS)。
- 10年債利回りは3.785%(△0.042%)
- VIX(恐怖)指数は20以下で推移。
- 金先物価格は下落、銀先物価格は上昇とまちまち。
- ビットコインはわずかに上昇して6万ドル台で取引継続中。
自分の米ドル建ポートフォリオ ▼0.08%
経済指標発表予定
週次の失業保険関連のほか、サービス業の景気とISM非製造業のデータが示されます。
主な決算発表予定
おわりに
中東問題で、イスラエルとイランの直接戦争が勃発しそうな危機が高まっています。また、ロシアによるウクライナ侵攻は未だに収まる気配がありません。ご存じの通り、日本の防衛省によると、ロシアは9月12日、哨戒機2機が日本列島周辺を1周するように飛行したので航空自衛隊がスクランブル(NHK)。9月23日にロシア軍機が3回、北海道礼文島付近に領空侵犯してフレアを初使用(NHK)。8月26日には中華人民共和国軍の情報収集機が東シナ海上空の日本の防空識別圏に入りました(NHK)。このようなことから、ブログでも地政学的リスクの項目を追加することにしました。地政学的リスクは株価への影響のみならず、周辺国から日本の領土侵略が繰り返されているという危機意識も持つためです。
それでは、今日も一日、明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
おことわり
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図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とRusell2000チャート: finviz
- セクター別騰落率: finviz
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
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- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ