S&P500 ヒートマップ(高解像度)
主要3指数とドル円の動き
- 主要3指数はそろって上昇しました。大手銀行が堅調な業績を発表して、株価が史上最高値を更新して決算シーズンがスタートしました。S&P500は5,800を超え、2024年で45回目の最高記録更新です。S&P500の5週連続上昇は5月以来の最長の上昇期間となります。連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ開始の影響で銀行の利益が減少することを懸念していた株式トレーダーは、 JPモルガン・チェースが純利息収入で予想外の増加をを確認して、状況はそれほど悪くないと考えたようです。ウェルズ・ファーゴ銀行では純利息収入が急落したものの、直近の四半期の落ち込みはそれほど急ではないと予想しています(Bloomberg)。
- 連邦準備制度理事会(FRB)による利下げペースが鈍化するとの見通しから、ドルは2週連続で上昇してドル円は149円台前半まで円安が進みました(Bloomberg)。
セクター別騰落率
全セクターがそろって上昇しました。金融(Financial)を筆頭に工業・産業(Industrials)、不動産(Real Estate)、ヘルスケア(Healthcare)が1%を超えて上昇しました。
経済指標発表 結果
- 米国の生産者物価は横ばい、9月の月間コアインフレ率は上昇すると予想(REUTERS)。
- 米国の消費者心理は10月に低下。ミシガン大学が今月発表した消費者信頼感指数の暫定値は68.9で、9月の最終値は70.1だった。ロイターが調査したエコノミストらは暫定値を70.8と予想していた(REUTERS)。
主な決算発表結果
- JPモルガン・チェースは、銀行が融資で集める金額と預金者に支払う金額の差を示す重要な指標である純利息収入が予想外に増加した(Bloomberg)。
- ウェルズ・ファーゴでは、純利息収入が第3四半期に11%減少して117億ドルとなり、7四半期連続の減少となったが、同社は今年最後の3か月間では減少幅が縮小すると予想している (Bloomberg)。
- ブラックロック社が代替資産の保有額が4,500億ドルに達したことで、同社は単なるETF大手ではないという、同社が1年を通じて主張してきた主張がさらに明確になった(Bloomberg)。
主な経済ニュース
- IMF、加盟国の借入コストを年間12億ドル削減へ(Bloomberg)。
- ボーイング、ストライキで予備費が減少、従業員10%削減へ。また、最新型777型機の導入を延期(Bloomberg)。
- マスク氏のロボタクシー発表が期待外れでテスラ株が下落(Bloomberg)。
- Google は影響力と最後通告を利用してカリフォルニアのニュース取引を成立させる(Bloomberg)。
- 米労働委員会、アップルが従業員のSlackやソーシャルメディアの使用を制限していると非難(REUTERS)。
- マイク・アシュリーのフレイザーズ、英国のハンドバッグメーカー、マルベリーへの買収提案額を引き上げ(Bloomberg)。
- ウォルマート、新規事業を推進する最高成長責任者を任命(Bloomberg)。
- ABCテクノロジーズ、期限前にTI Fluidの買収提案額を引き上げ(Bloomberg)。
- 数年にわたる値上げの後、企業は値下げしている。インフレからの脱却を求める消費者は、IKEAのソファやナイキのスニーカーをチェックするかもしれない(WSJ)
- ヘッジファンド、8年ぶりのペースでブレント原油価格下落に賭ける(Bloomberg)。
- ハリケーン・ミルトンの後に米国の洪水災害債券が急落(REUTERS)。
- 打撃を受けたフロリダ州、連続した大型ハリケーンからの長い復興が始まる(REUTERS)。
- 英国経済は予算不安が広がる前に成長に回帰。2か月連続の停滞後、生産量は上昇。しかし、9月は予算に対する懸念から信頼感は低下(Bloomberg)。
- 欧州中央銀行ECBは来年、経済の足かせを外すため利下げを加速するとみられる(Bloomberg)。
- インドは今やロシアの制限技術供給国第2位に浮上。第1位は中華人民共和国。マイクロチップ、回路、工作機械がプーチンの戦争の原動力になっている(Bloomberg)。
- 中華人民共和国は、アップル社の主要組み立てパートナーである鴻海精密工業の台湾人従業員4人を贈収賄を含む犯罪行為の疑いで捜査(Bloomberg)。
- カナダのクシュタール、セブンイレブン獲得に向けて次の一手を検討(Bloomberg)。
地政学的リスク
- イスラエル軍がレバノン南部の国連平和維持軍本部に発砲し、2日間で2度目の平和維持軍2名が負傷。アイルランド軍のトップは、イスラエルは国連拠点への「意図的な」かつ「直接的な発砲」の責任を負わなければならないと述べた(Bloomberg)。
- ヒズボラが、イスラエルの猛攻撃を受けたことで、今後の重要な地上戦に向けて新たな司令部を設置(REUTERS)。
- ロシアのクレムリンは、新型コロナのパンデミックの中、当時のトランプ政権がコロナ検査キットをロシアに送ったと発表(WSJ)
主な指数の動き
- 原油先物価格は$0.15反落して終値は$75.7。
- 10年債利回りは4.073%まで低下(-0.023%)
- VIX(恐怖)指数は20台に低下
- 金先物価格と銀先物価格はともに上昇。
- ビットコインは反発して6.3万ドル台を超えて取引継続中。
自分の米ドル建ポートフォリオ △0.37%
週末にしっかり上昇して一週間を終えました。
今週の動き
消費者物価指数と生産者物価指数を経て、エヌビディアが躍進して先端技術(Technology)が大きく上昇しました。公益事業(Utilities)の下落が顕著で、テスラの大幅下落が目立ち、一般消費材(Consumer Cyclical)がつられて下げました。
経済指標発表予定
主な決算発表予定
14日(月)に該当銘柄はありませんが、15日(火)から巨大企業の決算ラッシュが予定されています。
おわりに
今日から3連休の方も多いかと思います。ようやく秋らしく朝晩は涼しく過ごしやすくなりました。西日本では3日目の14日(月)に降雨がありそうですが、3連休は全国的に好天に恵まれそうです。お休みの方もお仕事の方も、有意義に過ごされることを願います。私は、来年の新NISAの成長投資枠でどこに投資すればよいのか、特定口座のどの銘柄を手仕舞いして新NISA投資の資金にするのかなど、考え始めるのも良いのかなと思っています。それでは、良い連休を明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
おことわり
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図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とRusell2000チャート: finviz
- セクター別騰落率: finviz
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
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- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ