S&P500 ヒートマップ(高解像度)
主要3指数とドル円の動き
- 主要3指数は6週連続で上昇しました。S&P500とNASDAQは、ネットフリックス株の利益主導の急騰とハイテク株全般の上昇に支えられ、昨夜は上昇して取引を終えました。Dow30は前日に過去最高値で引けたましが、昨夜は反落して始まったものの、前日とほぼ変わらずで引けました(REUTERS)。
- USDは18日、5日連続の上昇の後に一服して下落しました。中華人民共和国の新たな景気刺激策で中華人民共和国株を中心に世界の株価が上昇したことを受け、リスク選好が高まったためとみられています(REUTERS)。
セクター別騰落率
エネルギー(Energy)を除くすべてのセクターが上昇しましたが、1%を超える動きはありませんでした。
経済指標発表 結果
- 米国の一戸建て住宅建設は5か月ぶりの高水準に達したが、傾向は依然として弱い(REUTERS)。
- アトランタ連銀のボスティック連銀総裁、利下げを急ぐ必要はないと発言。景気後退は起こっておらず、起こる可能性も低いとした(REUTERS)。
主な決算発表結果
- 経費節減が支出減速を相殺し、アメックスの利益が予想を上回る(REUTERS)。
主な経済ニュース
- ウォール街のノンストップのラリーが新たな強気派を生み出している。トレーダーは資産クラスの枠を超えたリスクオンETFに数十億ドルを投入しており、複数の資産運用担当者は、上昇余地はまだあると述べている(Bloomberg)。
- 米連邦航空局(FAA)が、ボーイングの安全対策に関する新たな監督調査を開始(REUTERS)。
- 米国の財政赤字は2024年度に1兆8000億ドルを超え、過去3番目に大きい(REUTERS)。
- 航空会社スピリット・エアロ社は、ボーイングのストライキの影響を受け、ボーイング767と777のプログラムに関係する従業員700人を21日間休職へ。ボーイング社のジェット機生産は、9月13日以来、西海岸の工場労働者3.3万人以上によるストライキで停止中。(REUTERS)。
- 米自動車安全規制当局は18日、2023年の死亡事故を含む4件の衝突事故が報告されたことを受け、テスラの完全自動運転(FSD)ソフトウエアを搭載した240万台のテスラ車に対する調査を開始(REUTERS)。
- Metaは他のAIモデルの動作をチェックできるAIモデルをリリース(REUTERS)。
- ウエスタンデジタルはデータセキュリティ特許を侵害したとして3億1570万ドルの賠償金を支払うと米陪審が判断(REUTERS)。
- 中華人民共和国が、経済減速を示すデータを受けて市場支援に動く。GDPは前年比4.6%増、6四半期で最も低い伸び。中国人民銀行はデータ発表の数分後に措置の詳細を明らかにした(Bloomberg)。
- 格付け会社のスコープ社はフランスを格下げして再び債務警告。財政悪化と政治見通しで削減必要だと主張。フランスの格付けをAAからAA-に引き下げ、見通しは安定(Bloomberg)。
地政学的リスク
- シンワル氏死去後、ハマスはイランに近いところで後継者選びをすると見られる。テヘラン(イラン)が支援するグループが、シンワル 氏 の後継にアル・ハイヤ 氏 にすると予想される。イスラエルとハマスはシンワル 氏 殺害にもかかわらずガザでの戦いを続けると誓う(Bloomberg)。
主な指数の動き
- 原油先物価格は下落して70ドルを割り込み、終値は69.37ドル。中華人民共和国の需要減退と中東地域の見通し混迷で週間では7%も下落(REUTERS)。
- 10年債利回りは4.073%(-0.023%)
- VIX(恐怖)指数は低下して18ポイント
- 金先物価格と銀先物価格はともに大きく上昇。金は最高値を更新、銀先物価格は約12年ぶりの高値。
- ビットコインは上昇が続き、6.8万ドル台を回復。7万ドルに向けて上昇を再開したもよう。円建では1億円台に(Bloomberg)。
自分の米ドル建ポートフォリオ △0.34%
昨日のブログでも述べましたが、景気後退が起こっていないようなので、AGG(米国総合債券ETF)を全利確して、VOO(S&P500ETF)とVYM(高配当株ETF)にリバランスしました。6月末から7月にかけて失業率上昇に伴う経済後退を懸念してしまい、ボラティリティを下げるためにQQQを全利確、VOOを一部利確してAGGにシフトしておりましたが、結果的にはQQQとVOOを継続していた方が平均取得価格を低く保つことができて有利だったことになりました。
今週の動き
今週は小型株を中心とした上昇がけん引して、株式市場全体の上昇は6週連続となりました。公益事業(Utilities)が最も上昇して、不動産(Real Estate)と金融(Financial)も躍進しました。一方で、最も下落したのはエネルギー(Energy)でした。
経済指標発表予定
主な決算発表予定
21日(月)は以下の銘柄が予定されています。22日(火)にはアルファベット(GOOGLE)など、23日(水)にはテスラとコカ・コーラなど、24日(木)にはアマゾン、マスターカードなど、巨大企業の決算発表が続きます。
おわりに
米国の財政赤字は過去3番目に大きくなりましたが、米国民の生活を守るために財政出動したのが理由です。結果として、高金利にしても経済発展が止まらない状況が続いています。翻って日本は過去最高の税収を更新し、国債も購入者は日本人と日本銀行で海外に対する借金ではありません。にもかかわらず、日本国民は高い税金と高い社会保険料に苦しめられています。自由民主党も立憲民主党も、日本国の財政を守るためにプライマリーバランスという横文字を使って増税と社会保険料増をうたっています。私は自由民主党の党員で、積極財政派の高市早苗さんと青山繁晴さんを応援しておりました。今回は自由民主党に投票するか否か迷っています。
この週末を境にして季節が変わるそうです。気温の変化により体調を崩すことがないよう留意しましょう。それでは良い週末を明るく元気に笑顔で過ごしましょう
おことわり
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図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とRusell2000チャート: finviz
- セクター別騰落率: finviz
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
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- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ