S&P500 ヒートマップ(高解像度)
主要3指数とドル円の動き
- S&P500とDow30は、先週末の過去最高値終値と6週間連続の上昇から一服した。国債利回りが上昇し、高バリュエーションを警戒する投資家が主要企業の決算発表を待ち望んでいます。今週はS&P500の構成銘柄の114社が決算発表を予定しています。NASDAQはエヌビディアの上昇で若干上昇して引けました(REUTERS)。
- ドル円は円安トレンドが続き、150円台後半で取引が続いています。経済見通しによりドルは米金利と連動して上昇中(REUTERS)。
セクター別騰落率
エヌビディアの株高により、唯一先端技術(Technology)が上昇しましたが、他のセクターはすべて反落しました。特に、不動産(Real Estate)とヘルスケア(Healthcare)が大きな動きとなりました。
経済指標発表 結果
- ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁、今後数四半期の利下げペースは鈍化すると予想(Bloomberg)。
- ダラス連銀のローガン連銀総裁、段階的な慎重なペースでの金利引き下げを再度呼びかけ(Bloomberg)。
- カンザスシティー連銀の シュミッド 総裁は、一段と緩慢なペースでの米利下げを支持(Bloomberg)。
主な決算発表結果
主な経済ニュース
- ゴールドマンのストラテジストは、S&P500の大幅な上昇の10年は終わり、今後10年間は年率3%の名目リターンを期待すると述べた。これは過去10年間の13%、長期平均の11%と比べて低い数字(Bloomberg)。
- JPモルガン・チェースのストラテジストは、米大統領選近づきドル需要が急増し、強気が続く見通しと指摘(Bloomberg)。
- アポロ・グローバル・マネジメントのチーフエコノミスト、トルステン・スロック氏は、11月のFOMCでは金利据え置きの可能性が高まっていると発言(Bloomberg)。
- トレーダーは米国選挙に向けてドルの弱気な賭けを減らしている。米ドルのセンチメントは2021年以来最大のプラス変動を記録(Bloomberg)。
- 2024年の大統領選挙では、大企業に疑念を抱く有権者にとって反トラスト法の時代となる(Bloomberg)。
- マイクロソフトがAIエージェントを発表、セールスフォースとの競争が激化(Bloomberg)。
- マイクロソフトは11月からクライアントに日常業務用のAIエージェントの構築を許可(REUTERS)。
- クアルコム、AI向け携帯電話チップを刷新、サムスンなどと契約(REUTERS)。
- ハネウェル、Googleと提携して生成AIでデータを統合(REUTERS)。
- ボーイング社の株価は労働者の提案を受けて上昇したが、アナリストは労働者の反発を警戒している。壊滅的なストライキ終結への期待から月曜日に3%上昇したが、一部のアナリストは、週末に発表された労働協約案が米航空機メーカーの従業員から十分な支持を得られるかどうか疑問視している(REUTERS)。
- ロボタクシー発表会での『ブレードランナー』のイメージをめぐりマスク氏が訴えられる。ハリウッドの映画製作会社アルコン・エンターテインメントは、テスラ社が最近のイベントで2017年の映画『ブレードランナー 2049』からインスピレーションを得た画像を許可が拒否されたにもかかわらず使用したとして、イーロン・マスク氏を訴訟(Bloomberg)。
- ほとんどの銀行は上場投資信託(ETF)への大量資金流入の復活や、米連邦準備制度理事会(FRB)を含む世界の主要中央銀行による追加利下げ期待から、金の強気相場が2025年まで続くと予想(REUTERS)。
- 中華人民共和国の銀行、不振の経済を支えるために貸出金利を引き下げ。1年物ローンプライムレートは3.35%から3.10%に、5年物LPRは3.85%から3.60%(Bloomberg)。
- 米国は、近々中華人民共和国へのAI投資を制限へ。規則はAI、半導体、マイクロエレクトロニクス、量子コンピューティングへの投資をターゲットにしている(REUTERS)。
- 米国の主要議員(民主党と共和党)らは駐米日本大使に対し、中華人民共和国への半導体製造装置の販売規制を強化するよう求めた。日本が行動を起こさなければ、米国が日本企業に独自の規制を課したり、中華人民共和国に製品を販売する装置メーカーが米国の半導体補助金を受け取ることを禁じたりする可能性があると警告。日本大使館はコメントの要請にすぐには応じなかった。
- 台湾、AI需要の高まりを受け原子力発電への開放性を示唆。安全上の理由から原子力発電の使用に反対してきた台湾政府の方針転換を浮き彫りにしている。2011年に隣国日本が地震に見舞われ、福島原発が破壊され、東京が今も解決に取り組んでいる危機により、台湾国民の原子炉使用に対する支持は急落した(Bloomberg)。
地政学的リスク
主な指数の動き
- 原油先物価格は再び上昇して終値は70.35ドル(+1.13ドル)。先週の7%下落から回復(REUTERS)。
- 10年債利回りは4.182%まで上昇(+0.109%)。
- VIX(恐怖)指数は18台で安定。
- 金先物価格と銀先物価格はともに上昇。
- ビットコインは6.6万ドル台まで下落したものの6.7万ドル台まで反発して取引継続中(Investing.com)。
自分の米ドル建ポートフォリオ ▼0.15%
経済指標発表予定
主な決算発表予定
今夜から、再び巨大企業の決算発表が再開します。
おわりに
日本の衆議院議員総選挙で、自民党単独過半数割れは必至、自公では過半数を取れそうという見込みが、自公で過半数割れの可能性が高まっているという予測が出てきました。おそらく国民民主党などと連立の範囲を広げる可能性もあるかもしれません。しかしながら、連立が成立しないと、立憲民主党が唱える政権交代が実現するかもしれません。同党だけでは人数的に無理なので、日本共産党と連立を組み、日本共産党が憲政史上初の入閣というシナリオも考えられます。私はすでに高齢者で現役を引退していますので、資産の守りが必要と考え、日本企業株は恩株を残してすべて手仕舞いしました。結果として、ポートフォリオは円現金と米国株の割合が増えました。守りの行動ですので、攻めの行動を目指されている方には参考にならないと思います。投資は自己責任にてお願いいたします。
それでは今日も一日、明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
おことわり
このブログには広告が挿入されています。この広告はGoogle社が読者の好みに応じて選んで提供しているものです。興味がございましたらクリックしていただければ幸いです。投資に関する広告が表示されても、私が推奨しているものでございませんことをご理解ください。
図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とRusell2000チャート: finviz
- セクター別騰落率: finviz
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
- 主要指数の動き : Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ