S&P500 ヒートマップ(高解像度)
主要3指数とドル円の動き
- 大手ハイテク株の売りが株価に重くのしかかり、一方で連邦準備制度理事会(FRB)が利下げに慎重な姿勢を取るとの見方から国債利回りは上昇しました。終盤には、利益が予想を上回ったことからテスラ株が上昇しました(Bloomberg)。
- 株式市場は3日連続で下落し、S&P500は約1%下落しました。 「マグニフィセント・セブン」の指標である大型株は2.1%下落しました。エヌビディアはほぼ3%下落しました。注目のアナリストがiPhone 16の注文が第4四半期から2025年上半期にかけて約1,000万台減少したと指摘したことから、アップルは2.2%下落しました (Bloomberg)。
- 国債利回りの上昇で大型株が圧迫され、投資家は連邦準備理事会(FRB)の大幅な利下げに対する信頼感が低下しました。また、マクドナルドとコカコーラの下落も目立ちました。堅調な経済データと大統領選挙を背景に、投資家が今後数カ月間のFRBの利下げ見通しを再検討する中、指標となる10年米国債利回りは3カ月ぶりの高水準に達しました(REUTERS)。
- 円相場は対ドルで1%余り下落し、一時153円台を付けました。米国の長期金利が約3カ月ぶりの水準に上昇しており、日米金利差を意識したドル買い・円売りが進んでいます(Bloomberg)。
セクター別騰落率
上昇したのは不動産(Real Estate)と公益事業(Utilities)だけで、しかも1%を超える動きはありませんでした。1%を超えて下落したのは、一般消費材(Consumer Cyclical)、先端技術(Technology)、通信サービス(Communication Services)でした。
経済指標発表 結果
- 米国の既存住宅販売は14年ぶりの低水準に落ち込むも、価格は高止まり(REUTERS)。
- ベージュブック、米企業は経済が安定しているものの利益率は低下しているとFRBが指摘(REUTERS)。米国のほとんどの地域でほとんど成長がない(Bloomberg)。
- 日銀総裁、インフレ目標を持続的に達成するには「まだ時間がかかる」と発言。植田総裁は、日本の中立金利を予測することが難しいため、今後の適切な利上げ規模を特定するのは「非常に難しい」と述べた(REUTERS)。
主な決算発表結果
- テスラは2024年の車両納入台数が若干増加すると予想、株価は急上昇(REUTERS)。
- コカコーラ、米国のソーダ飲料需要の堅調さから2024年後半の売上高のピークを見据える(REUTERS)。
- T-Mobile、プレミアムプランの需要に支えられ、ワイヤレス加入者数の成長予想を上回る(REUTERS)。
- IBM、コンサルティングの落ち込みで第3四半期の収益予想を下回り、株価は下落(REUTERS)。
- ServiceNow の売上成長は AI に飢えた投資家を感動させなかった。第3四半期の業績報告を受けて株価は下落(Bloomberg)。
- AT&T、モバイル加入者数増加で連勝記録更新(Bloomberg)。
- ボーイングは来年現金を使い果たすと予想、CEOは経営難の航空機メーカーに即効薬はないと述べた(REUTERS)。
- マテル、コスト管理で利益予想を上回るも年間売上予想を下方修正(REUTERS)。
- ワールプール、選挙前の売上低迷にもかかわらず予想を再確認(Bloomberg)。
主な経済ニュース
- 国債の「期間プレミアム」の急上昇は債券リスクの上昇を警告。債券暴落が深刻化する中、主要指標は11月以来の高値に上昇(Bloomberg)。
- 選挙とFRBの支援でドルは2年ぶりの高値圏へ。連邦準備制度理事会(FRB)が利下げを停止する可能性が高まっており、ドル高につながっている。投機家は政治リスクの中で通貨空売りを放棄している模様(Bloomberg)。
- 米国、G7にロシア産パラジウム、チタンへの制裁を検討するよう要請。欧州は依存する金属をターゲットにすることにほとんど関心を示していない(Bloomberg)。
- マクドナルド米国社長、大腸菌感染拡大を受け安全性向上を誓う、感染者増加も予想される(REUTERS)。
- Apple、M4 MacBook Airの開発を進め、低価格帯の新型iPadも計画(Bloomberg)。
- マイクロソフトによると、イランのハッカー集団は投票前に米国の選挙ウェブサイトとメディアを狙っている(REUTERS)。
- ロシアはディープフェイク動画でカマラ・ハリスを中傷したとマイクロソフトが主張(Bloomberg)。
- カナダ銀行、着地を確実にするため50ベーシスポイント引き下げ(Bloomberg)。
- ニュージーランドの根強いインフレ懸念が、同国の利下げ期待を弱める(Bloomberg)。
- 日銀ウォッチャーは10月の変動はないと予想、半数は12月を予想(Bloomberg)。
- セブン&アイは投資家に自社だけで成果を上げることができると納得させることを目指している(REUTERS)。
地政学的リスク
- イスラエルがレバノンの歴史的な都市、南レバノンのユネスコ世界遺産の港湾都市ティールを爆撃。ブリンケン国務長官は中東紛争の停止を訴える(REUTERS)。
- ヒズボラは声明でイスラエル兵70人を殺害したと発表(REUTERS)。
- トルコの航空施設で襲撃犯が5人死亡、22人負傷。イエリカヤ内務大臣は、PKKの関与を疑っている(REUTERS)。
- 中華人民共和国の習近平国家主席、ガザでの早期停戦が地域の緊張緩和の鍵と発言、新華社が報道(REUTERS)。
- 米当局者、少なくとも3,000人の北朝鮮兵士がロシアで訓練を受けていると評価(REUTERS)。
主な指数の動き
- 原油先物価格は0.73ドル下落して終値は71.01ドル。米国の原油在庫が大幅に増加したことで下落したものの、市場は中東情勢に注目(REUTERS)。
- 10年債利回りは4.242%まで上昇(+0.038%)。
- VIX(恐怖)指数は一時20ポイントを超えるも場面もあったが18ポイント台で落ち着く。
- 金先物価格と銀先物価格はともに下落。金は米大統領選への懸念で一時過去最高値を更新(REUTERS)。
- ビットコインは続落。7万ドル達成できず手仕舞い続く、金利高でリスク資産売り(Investing.com)。
自分の米ドル建ポートフォリオ ▼0.91%
S&P500の動きにほぼ一致していました。
経済指標発表予定
主な決算発表予定
決算発表が続きます。
おわりに
米国大統領選挙において、米国に敵対している国からの妨害工作が報道されていますが、日本の衆議院選挙においても、ネット工作員が横行しているようです。全部とは言いませんが、ユーチューバーが衆議院議員候補者や党幹部の発言あるいは著名人の発言を並べて、偏向的な見方でまとめる、いわゆる他人のふんどしで相撲を取るような動画がそれにあたるようです。気を付けたいものです。また、オールドメディア(新聞やテレビ)が報じている世論調査は、アンケートに正直ではなく嘘を回答する人が増えているようで、出口調査でも嘘を回答する人が多いと予想されます。ふだんからメディアの報道に不信感を持っている方がそのような行動をとるようです。私も、自公政権の維持が怪しいとのメディアやYoutube情報から日本株は恩株を除いて全部売却しましたが、果たしてどうなるのでしょうか。
今日は一粒万倍日です。金運上昇につながる良い種をまくことを心がけて、明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
おことわり
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図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とRusell2000チャート: finviz
- セクター別騰落率: finviz
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
- 主要指数の動き : Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ