S&P500 ヒートマップ(高解像度)
主要3指数とドル円の動き
- 株式市場は今週初めて上昇し、トレーダーらは世界最大の経済大国の健全性に関する手掛かりを求めて企業収益の大量分析を行ったようです。S&P500 は0.2% 上昇し、5,800 の水準を回復しました。NASDAQは0.8% 上昇した。Dow30は0.3%下落し、4 日連続の下落でした。これは 6 月以来最長の軟調な日数となりました(Bloomberg)。
- NASDAQとS&P500は、テスラの好業績見通しと、米国債利回りが3カ月ぶりの高水準から低下したことで上昇し、一部企業業績の落ち込みにもかかわらず、市場心理は上向きました。テスラの株価は21.9%急騰し、EVメーカーの時価総額は1400億ドル以上増加する見込みです(REUTERS)。
- ニューヨーク外為市場では、ユーロと円が上昇し、ドルが3カ月ぶりの高値から一服しました(REUTERS)。ドル円は円高方向に流れ、現在は151円台後半で取引が続いています。
セクター別騰落率
テスラ株急騰により一般消費材(Consumer Cyclical)セクターがけん引されましたが、そのほかのセクターは1%を超える動きは見られませんでした。
経済指標発表 結果
- 国際通貨基金(IMF)のクリスタリナ・ゲオルギエワ専務理事は24日、世界が低成長と高債務の道に陥る危険にさらされており、国民の機会を改善したり気候変動などの課題に取り組むための資源が各国政府に減少することになるだろうと警告した(REUTERS)。
- 日本銀行の植田総裁は24日、米経済の見通しに対する楽観論は広がっているが、市場は依然として不安定であるとし、日本経済に対するリスクが和らぎつつあるかどうかについては複雑な見方を示した。日本銀行は来週の2日間の政策会合で、短期政策金利を0.25%に据え置き、2027年3月までインフレ率が2%前後で推移するという見通しをほぼ維持すると広く予想されている。そのような中で、IMFは世界経済に及ぼす影響の大きさを考慮し、日本銀行に対し、緩やかなペースで利上げを進めるよう求めた。(REUTERS)。
- 米国の労働市場は緩やかに推移しているが、求人はますます不足している(REUTERS)。
- 10月の米国PMI生産指数は9月の54.0から54.3に上昇。商品とサービスの価格上昇率は2020年5月以来最低で価格圧力は緩和(REUTERS)。
- 米国の30年固定金利住宅ローンが6.54%に上昇(REUTERS)。
- クリーブランド連邦準備銀行のベス・ハマック新総裁は、インフレ抑制に向けた取り組みはここ数カ月で再開しているものの、当局者らはまだ任務達成を宣言する準備ができていないと述べた(Bloomberg)。
主な決算発表結果
主な経済ニュース
- テスラ株、約11年ぶりの大幅高-マスク氏の大胆な2025年目標好感(Bloomberg)。
- イーロン・マスクの資産は1日で340億ドル増して純資産が2,703億ドルへ。億万長者の1日当たりの利益としては3番目に大きい増加(Bloomberg)。
- 全米鉄鋼労働組合のデビッド・マッコール委員長が、動揺する組合員の支持を得るために13日間の猛攻を仕掛ける。11月の米国選挙を前に、組合指導部が日本による米国スチール社の買収に反対する理由を組合員に強調すべく最後の努力をしている模様(Bloomberg)。
- テキサス州の電力会社トップが、人工知能データセンターを開発している大手テック企業に対し、電力インフラのアップグレードにもっとお金をかけるべきと主張(Bloomberg)。
- エリオットが委任状争奪戦を開始する前にサウスウエスト航空は足音を聞いていた。航空会社のCEOはヘッジファンドの攻撃性は予想していなかったと語る。和解によりエリオットは13名の取締役会のうち5名の取締役を獲得(Bloomberg)。
- TSMC(台湾積体電路製造)社米国アリゾナ州工場の半導体チップ生産高が台湾本国を上回り、米国の圧力に勝利(Bloomberg)。
- 選挙戦最終週、トランプ氏、ハリス氏を僅差でリード(WSJ)。
地政学的リスク
- ガザ停戦交渉、米国含む主要な仲介役がイスラエル側と来週協議へ(Bloomberg)。
- イスラエルに叩かれたヒズボラの反撃。レバノンの過激派グループは弱体化しているが、回復力は強い。その反応が激化していることは、紛争が長期化する危険性を示している(WSJ)。
- ロシアはフーシ派による世界海運への攻撃の標的データを提供。西側諸国の世界貿易を混乱させる攻撃へのロシアの支援は、ロシア政府が中東で米国を縛り付けようとしていることを示している(WSJ)。
- ロシアのプーチン大統領は北朝鮮との軍事協力について、「他国には関係がないことだ」と述べ、北朝鮮がロシアに兵士を派遣したのかどうか回答を避けた(Bloomberg)。
主な指数の動き
- 原油先物価格は前日終値とほぼ変わらず70.46ドル。中東での新たな停戦協議の可能性で原油価格がの上昇が止まる(REUTERS)。
- 10年債利回りは4.200%(-0.042%)とやや低下。
- VIX(恐怖)指数は19ポイント台を推移。
- 金先物価格と銀先物価格はともに上昇。
- ビットコインは上昇して心理的節目の6.8万ドル台を突破して取引継続中。FRBによる11月FOMCでの利下げ観測が強まったため(Investing.com)。
自分の米ドル建ポートフォリオ △0.23%
経済指標発表予定
重要性高とされえている指標発表はありません。
主な決算発表予定
おわりに
日本の衆議院議員総選挙も終盤、いろいろな情報が飛び交っていますが、総じて石破政権の脆弱ぶりが目立っています。解散直後は「自民過半数割れ」でしたが「自公過半数割れ」に広がっています。そうなれば、株価への影響は避けられないでしょう。
今日は25日、多くの方がお給料を手にされていることと思いますが、物価が上がっている中で家計はどうでしょうか。裏金議員がどうなろうと、政治家が納税していないのが不公平と憤っても我々の生活は何ら改善しません。私は、日本の経済対策を強く断行する意思を表明している候補者と政党に投票するつもりです。それでは、今日も一日、明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
おことわり
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図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とRusell2000チャート: finviz
- セクター別騰落率: finviz
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
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- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ