S&P500 ヒートマップ(高解像度)
主要3指数とドル円の動き
- 米国株は、来週からハイテク大手の企業決算や注目の雇用統計など、市場を揺るがす可能性のある一連の出来事に直面し、不安定になっています。また、米大統領選挙も近づいているのも不安定の要因です(REUTERS)。
- ナスダックは決算発表の多い週を前に上昇して終了しました。テスラの上昇が、マグニフィセント・セブンの上昇はまだ終わっていないという投資家の楽観論をいくらか再燃させるのに役立ったようです(REUTERS)。
- ハイテク株が上昇したにもかかわらず、銀行株が市場全体を圧迫したため、株価の上昇は鈍化しました。ニューヨーク・コミュニティ・バンコープは見通しの悪化で8.3%下落、ゴールドマン・サックス・グループは2.3%、JPモルガン・チェースは1.2%下落しました。(Bloomberg)。
- 米9月耐久財受注速報値が予想程落ち込まず、さらに、米10月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値が予想以上に上方修正され、長期金利動向に伴ってドル買いとなり、ドル円は円安方向に動いて152円を突破しました(Investing.com)。
セクター別騰落率
経済指標発表 結果
- IMF年次総会では、表向きは債務、インフレ、金利といった技術的な問題を議論しているが、彼らの頭の中にある本当のことはドナルド・トランプ氏の経済政策(Bloomberg)。
- 米10月ミシガン大消費者信頼感指数確報値は4月来で最高(Investing.com)。
主な決算発表結果
- ニューヨーク・コミュニティ・バンコープ(NYCB:金融)、4四半期連続の赤字を受け利益目標を2026年に延期。株価は8.2%下落(REUTERS)。
主な経済ニュース
- ウォール街の強気派は利回りの急上昇後も動揺せずに週末を終える。リスクにもかかわらず、収益と経済成長が株価を支える。大統領選挙と、債券の混乱は依然として懸念材料(Bloomberg)。
- ヘッジファンド、資産運用会社、選挙リスクでドル強気へ(Bloomberg)。
- エヌビディアがアップルを追い抜いて世界で最も価値のある企業に(REUTERS)。
- テスラ株の上昇が空売りを圧倒、1日で1年分の利益を帳消しに。テスラに対する弱気派は10年ぶりの1日上昇で35億ドルの打撃を受ける(Bloomberg)。
- ボーイングの組合が会社の提案を拒否、航空宇宙部品サプライヤーの雇用が脅かされる。ストライキがあと1カ月続く場合、カリフォルニア州オレンジ郡の同社サプライヤーは経費節減と従業員確保のため、操業日数を週5日から週3日に減らす必要があるかもしれないとアンドリュー・フローレス社長は述べた(REUTERS)。
- ボーイングのストライキ、米国10月雇用統計に影響を与える見通し。10月の雇用統計調査が実施された期間中、推定33,000人のボーイング従業員が就労していなかったとのこと(Investing.com)。
- ボーイング、宇宙事業の売却を検討。新CEOがメーカー救済を目指してスターライナーとNASA宇宙ステーションの選択肢を検討(WSJ)。
- ハリス氏、選挙運動の最終日を終え、トランプ氏への攻撃に焦点を当てる。彼女は最近、トランプ氏を「ファシスト」で「危険」と呼んでいる。トランプ氏を攻撃する時間は、ハリス氏が有権者の最大の懸念である経済問題にどう取り組むか、またバイデン氏とどう違うかを強調する時間を奪っている(Bloomberg)。
- マクドナルドの大腸菌危機は、野菜汚染が牛肉よりも難しい問題である理由を明らかにする。米食品医薬品局は金曜日、情報を入手できた61人のうち22人が入院し、2人が腎不全を引き起こす可能性のある重篤な症状である溶血性尿毒症症候群を発症したと発表した。(REUTERS)。
- メタ・プラットフォームズは金曜日、同社の人工知能チャットボットがロイターのコンテンツを利用してニュースや時事問題に関するユーザーの質問にリアルタイムで答えると発表した。大手テクノロジー企業とニュース出版社による最新のAI提携となる(REUTERS)。
- Apple、健康志向の表れとして、糖尿病予備群の人々が食事摂取量を管理し、生活習慣を変えるのを助けるアプリをテスト(Bloomberg)。
- アップルは売り評価、非現実的な期待でキーバンクは弱気(Bloomberg)。
- パナマ運河の純利益は干ばつにもかかわらず34億5000万ドルに増加(REUTERS)。
地政学的リスク
- レバノン、イスラエルとヒズボラの紛争で人口の5分の1以上が避難したと発表。観光業と農業はほぼ全面的な閉鎖に直面(Bloomberg)。
- 米政府は、中華人民共和国系ハッカーによる通信侵害を捜査していると発表。トランプ氏とヴァンス氏が使用していた携帯電話のデータが標的に、ニューヨークタイムズが報道(Bloomberg)。
主な指数の動き
- 原油先物価格は上昇して終値は71.6ドルへ。原油価格は落ち着き、投資家が中東リスクと米国選挙を重視する中、週ベースで4%上昇(Bloomberg)。
- 10年債利回りは4.232%(+0.032%)まで上昇。
- VIX(恐怖)指数は20ポイントまで上昇。
- 金先物価格は上昇、銀先物価格は前日終値と変わらず。
- ビットコインは下落。6.7万ドルを割り込んで取引が続いています。
自分の米ドル建ポートフォリオ ▼0.04%
週末もじり安となりました。
今週の動き
全体的には軟調な動きでした。テスラの劇的な上昇が週間でも目立ちました。セクター別ではテスラに支えられた一般消費材(Consumer Cyclical)と半導体系に支えられた通信サービス(Communication Services)と先端技術(Technology)が先週末の値をほぼ維持できました。一方で、下落はヘルスケア(Healthcare)が3%を超えたほか、工業・産業(Industrials)、素材(Basic Materials)、金融(Financial)が2%を超えました。
経済指標発表予定
主な決算発表予定
おわりに
いよいよ10月27日(日)は衆議院議員総選挙です。人によっていろいろな考えをお持ちでしょうが、選挙に関心を持ち、必ず一票を投じることが大切かと思います。即日開票されますが、27日は「不成就日」で何事もうまく成就しないという凶日です。石破総理大臣がなぜこの日を投票&開票日に選んだのかは私の知る処ではありませんが、暦の上では石破総理大臣にとって良い結果にはならないのではないかと予想しております。
それではみなさま、期日前投票を済ませた方以外は必ず投票には出かけ、良い週末になりますよう明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
おことわり
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図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とRusell2000チャート: finviz
- セクター別騰落率: finviz
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
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- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ