S&P500 ヒートマップ(高解像度)
主要3指数とドル円の動き
- 米株式市場は、大型企業の決算発表が目白押しの週と来月5日の大統領選挙前の最終局面を前に上昇して引けました。また、中東情勢の週末の動向で、核施設や製油所がミサイル攻撃の対象とならず、エネルギー供給に支障が出なかったことから、地合いも改善しました(REUTERS)。
- S&P500種株価指数に採用されている企業の利益予想上回り率は約2年ぶりの低水準で、予想を上回っています。この傾向は米国株価指数の下落を示唆している可能性があります(Bloomberg)。
- ドル・円は152円41銭へ下落後、153円35銭まで上昇し、引けました。原油安などを受け金利の低下に伴いドル売りが優勢となり、その後、米10月ダラス連銀製造業活動指数が予想外に改善したほか、米2年債や5年債入札の低調な結果を受け債券利回りが上昇に転じ、ドル買いが強まりました。衆院選の結果を受け、日銀の12月追加利上げ観測後退で円売りも強まりました(Investing.com)。
- 円は28日、対ドルで3カ月ぶりの安値を付けた。日本の与党連合の選挙敗北で政治・金融政策の不確実性が高まり、引き続き圧力を受けている。一方、米ドルは2022年4月以来の月間最大上昇に向かっている(REUTERS)。
セクター別騰落率
最も上昇したのは金融(Financial)で1%を超える上昇となりました。一方で、原油安を受けてエネルギー(Energy)が下落したほか、先端技術(Technology)は軟調でした。
経済指標発表 結果
- 米10月ダラス連銀製造業活動指数が予想外に3カ月連続で改善して、ドル売りが後退(Investing.com)。
- 次回のFOMC政策会合前にFRBは大量のデータと政治日程に直面(REUTERS)。
主な決算発表結果
主な経済ニュース
- 米国債にとっての次のハードルは米国債の売却が安定するかどうか(Bloomberg)。
- ゴールドマンは記録的な国債の大量流入で一晩の貸出金利が再び急上昇すると予測(Bloomberg)。
- 商業用不動産の暴落は最も安全な債券さえも打撃を与えている(Bloomberg)。
- JPモルガンのCEOジェイミー・ダイモン氏は、米国のいくつかの主要な金融規制の取り組みを激しく非難し、規制に対して「反撃する時が来た」と語る(REUTERS)。
- JPモルガン、広まった不具合に関連した小切手詐欺で顧客を提訴(REUTERS)。
- ボーイング、財務強化と格下げ回避のため最大220億ドルを調達へ(REUTERS)。
- カーギル、バンジ、米国のバイオ燃料政策停滞で大豆購入ペース鈍化(Bloomberg)。
- OpenAI会長のAIスタートアップSierra、最新の資金調達ラウンドで45億ドルの評価額を獲得(REUTERS)。
- スターバックスはオフィスに戻らない従業員を解雇すると警告(Bloomberg)。
- 2度の破壊的なハリケーン後の南東部諸州での復興は、重要な労働力である移民の不足により長期化する恐れがある。建設業者らは、ドナルド・トランプ候補が打ち出した、建設業界にとって重要な労働力源である移民をさらに取り締まる提案を懸念(Bloomberg)。
- 米国、中国へのAI投資を制限し、その他の制限を課す規則を最終決定(REUTERS)。
- フォルクスワーゲンは、予想以上に大幅な改革を計画しており、少なくともドイツ国内の工場3カ所を閉鎖し、数万人の従業員を解雇し、欧州最大の経済大国ドイツに残る工場を縮小する計画だと、同社の労使協議会の代表が月曜日に明らかにして警鐘を鳴らす(REUTERS)。
- 東芝、2030年までにパワーチップ市場シェア2桁を目指す(Bloomberg)。
地政学的リスク
- イスラエルの軍事作戦によりレバノン国境の町が廃墟に、衛星画像で明らかに(REUTERS)。
- イスラエルが国連援助機関の禁止に投票、パレスチナ人は10万人の住民が閉じ込められていると主張(REUTERS)。
- イスラエル、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のイスラエル国内での活動を禁止。10月7日のイスラエル南部への攻撃にUNRWA職員の一部が関与していたことや、職員がハマスや他の武装グループに所属していることが理由(REUTERS)。
- 北朝鮮が戦闘に参加してもウクライナの米国兵器使用に新たな制限はないと国防総省が発表(REUTERS)。
- ジョージアで野党が選挙結果(親ロシア与党が勝利)に異議を唱え数千人が抗議。西側諸国が調査を求めた(REUTERS)。
主な指数の動き
- 中東戦争拡大のリスク低下で原油先物価格は67.99ドルまで大幅に下落(▼5.28%)(REUTERS)。
- 10年債利回りは4.278%まで上昇(+0.046%)。
- VIX(恐怖)指数は19台で推移。
- 金先物価格と銀先物価格はともに上昇。
- ビットコインは上昇して6.9万ドルを突破。トレーダーはETFに資金を流入させ、7万ドルに再び注目(Bloomberg)。
自分の米ドル建ポートフォリオ △0.31%
経済指標発表予定
主な決算発表予定
大腸菌問題が発生したマクドナルドの決算発表があります。グーグル、ビザ、アドバンスドマイクロなどの巨大企業は引け後の発表です。
おわりに
衆議院議員選挙が終わりましたて、日本株は上昇しました。私は下落する予想でしたので意外でした。先週21日に日本株は恩株以外は全売りして選挙に備えていましたが、慌てて一部買い戻ししました。小泉氏は選対委員長を辞任、公明党の石井氏は党首を辞任されるそうですが、実質責任者と言われる森山幹事長と石破首相は続投の意思表明をしたことで、党内からも引責辞任を求める声が高まっています。過去に麻生首相に引責辞任を迫った石破氏なので、麻生氏はかなりご立腹ではないかと推察しています。政局はしばらくは混迷が続きそうなので、日本株の動きも含めて注意を払っておきたいと思います。
今日は大安で寅の日なので、金運上昇の吉日です。金運の女神様の微笑みを受けるよう、明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
おことわり
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図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とRusell2000チャート: finviz
- セクター別騰落率: finviz
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
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- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ