S&P500 ヒートマップ(高解像度)
主要3指数とドル円の動き
- ドナルド・トランプ氏の選挙勝利と共和党による議会での圧勝の可能性が企業に有利な政策への期待を高め、S&P500種株価指数は一時6000の水準を超え、1年ぶりの週間上昇率で引けた。今週の株価を支えたのは、広く予想されていた木曜日の連邦準備制度理事会による25ベーシスポイントの利下げでした(REUTERS)。
- Dow30は一時44,000ドルを突破する場面もあり、終値も最高値を更新。
- NASDAQは終始小動きのまま推移。
- 11月ミシガン大消費者信頼感指数速報値は予想外に上昇したため、景気見通しの改善でドル買いが優勢となり、152円台で推移(Investing.com)。
- トランプ氏の選挙勝利後、ドルは週ごとに上昇して、日本円は金利差の拡大に苦しむ見込み(Bloomberg)。
セクター別騰落率
最も上昇したのは公益事業(Utilities)で、不動産(Real Estate)と生活必需品(Consumer Defensive)が買われました。一方で素材(Basic Materials)が売られました。
経済指標発表 結果
- 米ミシガン大消費者信頼感、11月速報値は73.0 7カ月ぶり高水準。今回の調査は、共和党のトランプ前大統領が民主党のハリス副大統領に勝利した米大統領選の前日に実施されたことで、党派的な偏りが顕著に示された(REUTERS)
主な決算発表結果
主な経済ニュース
- ウォール街は市場の先にある新たな富裕層に賭け、トランプに全力投球(Bloomberg)。
- テスラの時価総額が1兆ドルに到達、マスク氏が支持するトランプ勝利で楽観的(REUTERS)。
- ムーディーズ、トランプ当選後、米国財政健全性リスクが増加と指摘(REUTERS)。
- トランプ当選後、米国の高格付け社債のスプレッドは1998年以来最低(REUTERS)。
- ウォール街、銀行資本、SEC規制に関するトランプ大統領の要望リストを作成(REUTERS)。
- インフレデータはトランプ勝利後の株価上昇の試金石となる(REUTERS)。
- アメリカのギグエコノミー(ネットを利用した個人事業)の労働力は総労働力の約10%で安定している(Bloomberg)。
- アメリカン航空、ジェットブルーとの提携禁止の判決に対する米国の控訴で敗訴(REUTERS)。
- ボーイング、サプライヤーのスピリットエアロを支援する資金提供契約に近づいていると情報筋が語る(REUTERS)。
- ヘッジファンド、WTI(ウェスト・テキサス・インターミディエイト原油)の強気ポジションを3月以来最大に拡大(Bloomberg)。
- Booking.comの親会社、再編計画の一環として人員削減へ(REUTERS)。
- Salesforce、AI 製品の販売促進のため 1,000 人を雇用へ(Bloomberg)。
- 米議員、大手半導体製造装置メーカーに中華人民共和国での売上の詳細を要求(REUTERS)。
- トヨタ自動車の北米最高執行責任者は、電気自動車の迅速な導入を促進する米国の政策を「事実上の義務」であり消費者の需要と合致していないと批判(Bloomberg)。
- 中華人民共和国は1兆4000億ドルの地方債務パッケージを発表したが、直接的な刺激策はなし(REUTERS)。
地政学的リスク
- 米国司法省は8日、イランの精鋭部隊「革命防衛隊」がドナルド・トランプ次期大統領の暗殺を命じたとされる計画に関与したとしてイラン人男性を起訴(REUTERS)。
- ブリンケン国務長官、UAE外相にスーダンの平和と民政の必要性を強調(REUTERS)。
主な指数の動き
- 原油先物価格は70ドル台まで値下がり。
- 10年債利回りは4.306%まで低下(-0.035%)。
- VIX(恐怖)指数は14ポイント台まで低下。
- 金先物価格と銀先物価格はともに下落。
- ビットコインは7.7万ドル台まで上昇するも、現在は7.6万ドル台で取引継続中。
自分の米ドル建ポートフォリオ △0.45%
今日あたりは反落するかとも思いましたが、続伸はうれしいことです。
今週の動き
全セクターがプラスとなり、1年ぶりの週間上昇率でした。
経済指標発表予定
11月11日(月)は主なイベントはありません。12日(火)はOPEC月次報告、13日(水)は消費者物価指数、14日(木)は生産者物価指数と週次失業保険申請状況、15日(木)は小売売上が予定されています。
主な決算発表予定
該当銘柄はありません。
おわりに
今週は米国大統領選挙と議会選挙、そしてFOMCという2大イベントがあり、どちらも株式市場を良い方向に刺激して株価が大幅に上昇した1週間でした。S&P500が一時、心理的な壁である6,000ドルを突破したこともすごいことだなと思いました。毎年、年末に向けて株価が上昇する傾向がありますが、今年も期待したいと思います。
それではみなさま、良い週末を明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
おことわり
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図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とRusell2000チャート: finviz
- セクター別騰落率: finviz
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
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- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ