S&P500 ヒートマップ(高解像度)

主要3指数とドル円の動き
- 主要3指数はまちまちで終了。Dow30とS&P500は下落するも、エヌビディアが躍進してNASDAQを押し上げる(REU)。
- ドル・円は152円83銭から152円03銭まで下落し、引けた。米1月小売売上高や企業在庫が予想以上に悪化したため連邦準備制度理事会(FRB)の年内の利下げ観測が強まり金利低下に連れドル売りに拍車がかかった(INV)。

セクター別騰落率

経済指標発表 結果
- 米国の1月小売売上高が約2年ぶりの大幅な落ち込み。極寒の気温、山火事、自動車不足の影響とみられ、第1・四半期初めの経済成長の急減速を示唆している。しかし、予想以上の全面的な減少は、4か月連続の大幅な増加の後であったため、消費者支出の大きな変化を反映したものではないと思われる(REU)。
- 米国の製造業生産高、自動車生産低迷で1月に減少。1月の工場生産は前年同月比1.0%増加した。米経済の10.3%を占める製造業は、米中央銀行が9月に利下げを開始したことで回復している。しかし、始まったばかりの回復はドナルド・トランプ大統領の保護貿易政策によって脅かされており、経済学者たちは、この政策によってサプライチェーンが崩壊し、原材料価格が上昇する不足が生じると警告している。今月、中国製品に対する10%の追加関税が課せられたが、カナダとメキシコからの輸入品に対する25%の課税は3月まで停止された。すべての鉄鋼およびアルミニウムの輸入品に対する25%の関税は来月から発する。減税や大量国外追放などトランプ政権の政策の経済への影響をめぐる不確実性により、FRBが1月に一時停止した利下げを再開する可能性は低下した(REU)。

主な決算発表結果

主な経済ニュース
- トランプ大統領、4月2日に自動車への新たな関税導入へ。自動車関税はトランプ大統領の拡大する貿易戦争の最前線であり、ドイツ、日本、韓国の自動車メーカーに課税が打撃を与える可能性あり(BLO)。
- トランプ大統領、貿易改革のため新たな関税を警告。米国の輸入品に課税するすべての国に相互関税を課す計画を策定するよう経済チームに指示し、米国の友好国や敵国との世界的な貿易戦争のリスクが高まっている。ウォール街は、さらなる関税が米国のインフレを加速させ、連邦準備制度理事会による金利引き下げを妨げ、経済成長を鈍化させるのではないかと懸念している(REU)。
- トランプ氏とマスク氏が米政府機関への攻撃を激化、さらに数千人が解雇。国の核兵器の安全確保から退役軍人の介護まであらゆる業務を担当する数千人の職員が職を失った。疾病対策センターは職員の3分の1にあたる約1,300人の人員を失うことになるという(REU)(BLO)。
- トランプ大統領の米国利回り重視で銀行レバレッジ規制見直しへの賭けが活発化。トランプ政権が米国の長期国債利回りを抑制すると約束したことで、銀行のレバレッジ要件に関する長年の要望であった規制の変更がようやく実現するかもしれないとの債券市場の期待が高まっている(REU)。
- 台湾の半導体メーカーのTSMC、トランプ陣営の要請を受けインテルの米国工場の稼働を検討(BLO)。
- OpenAIの取締役会、マスク氏の974億ドルの買収提案を拒否(BLO)。
- META社がAI搭載のヒューマノイドロボットへの大規模投資を計画(BLO)。
- ロボットスタートアップの Figure AI が 395 億ドルの評価額で新たな資金調達を協議中(BLO)。
- ヘッジファンドのバイキング・グローバルがボーイング株を購入、書類提出で判明。新規投資額は5億2600万ドルで、第4四半期には290万株に達した。ボーイング社の株価は年初来3.92%上昇している(REU)。
- 卵の価格が1ダース7ドル(12個で1,000円)を超え、ビーガン代替品(緑豆などの材料を使った代替卵製品)の需要が急増(BLO)。
- AppleとGoogleがTikTokアプリのダウンロード機能を回復(FOX)。
- トランプ大統領は、「米国財務長官に新しいペニー硬貨の生産をやめるよう指示した」と明かし、「米国はあまりにも長い間、文字通り2セント以上かかるペニー硬貨(1セント硬貨)を鋳造してきた」とし、「これは非常に無駄だ」と主張(FOX)。
- トランプ大統領、日本製鉄がUSスチールの少数株を取得しても構わないと発言(REU)。
地政学的リスク
- ゼレンスキー大統領は、プーチン大統領に土地を譲り渡す指導者にはなりたくないと発言。米国はウクライナが領土を奪還できると考えるのは非現実的だと主張(BLO)。
- 化学兵器監視団体、ウクライナの戦場で新たな催涙ガスの痕跡を発見(REU)。
- ガザの過激派グループ、土曜日に解放される人質3名を発表(REU)。
主な指数の動き
- 原油先物価格は下落して終値は70.72ドル
- 10年債利回りは低下して4.472%(-0.053%)
- VIX(恐怖)指数は14-15ポイントで推移
- 金先物価格と銀先物価格はともに下落。
- ビットコインは上昇して、9.6万ドル付近で取引継続中。

自分の米ドル建ポートフォリオ ▼0.48%

今週の動き
アップル、エヌビディア、MUが躍進、インテルは△23%も上昇(BLO)して、先端技術(Technology)セクターが最も上昇しました。コカ・コーラも好決算で7%を超える上昇。一方で、ヘルスケア(Healthcare)が冴えませんでした。


経済指標発表予定
週明けの月曜日は米国市場は休場です。

主な決算発表予定

おわりに
米国ニュースを斜め読みしていると、「トランプ大統領は・・・」という記事が大変目立ちます。メディアは大統領を批判する立場にあるように思えるので、大統領就任後からはトランプ大統領側の立場にあるFOXニュースにも目を通すようにして、バランスを取るようにしていきたいと思います。
17日(月)は米国株式市場は休場なので、18日(火)朝のブログ更新はお休みさせていただきます。それでは、良い週末を明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
おことわり
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図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とドル円: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- セクター別騰落率: finviz
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
- 主要指数の動き : Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ