S&P500 ヒートマップ(高解像度)

主要3指数とドル円の動き
- 主要3指数はそろって上昇してS&P500は史上高値を更新。トレーダーらがFRB(連邦準備制度理事会)が金利引き下げを急いでいないというシグナルを無視したためとみなされる。前日と同様に、取引終盤で上昇の勢いを増した。これは、FRBの議事録が、経済の強さと根強いインフレを背景に米国の政策担当者らが慎重な姿勢を改めて表明しただけだったためと考えられる(BLO)。
- ドル・円は151円91銭から151円25銭まで下落し、引けた。米1月住宅着工件数が12月から予想以上に減少し景気見通しが悪化しドル売りが優勢となった。また、日銀の利上げ継続観測を受けた円買いも一段と強まった。連邦準備制度理事会(FRB)が公表した1月連邦公開市場委員会(FOMC)議事録ではインフレ鈍化を巡り一段と進展が見られるまで、政策を維持する方針が再確認され、ドル売りが後退した。同時に、量的引き締めの減速などの協議が明らかになり10年債利回りが低下に転じたためドルの戻りも限定的となった(INV)。

セクター別騰落率
1%を超える変化がみられたのは、素材(Basic Materials)の下落だけでした。

経済指標発表 結果
- 米国の住宅着工件数は12月の急増後、大幅に減少(BLO)。
- 極寒の気温が米国の一戸建て住宅建設を冷やす。関税が足かせになる可能性も(REU)。
- FOMC議事要旨によると、トランプ政権の政策がFRBのインフレ懸念を刺激する可能性がある(REU)。
- アトランタ連銀のボスティック総裁は、FRBがトランプ大統領の政策の詳細を待つ中、一時停止を支持(BLO)。
- カンザスシティ連銀のジェファーソン総裁(FRB理事)、次回の金利決定には時間をかける可能性があると発言(REU)。

主な決算発表結果
- アナログ・デバイセズ、2025年第1四半期は市場予想を上回る業績を達成(INV)。
- 高級住宅建設会社のトール・ブラザーズが金利が需要を圧迫すると予測し、S&P総合1500住宅建設指数を構成する18銘柄すべての株価が下落し、指数は2023年12月以来の最低水準となった(BLO)。

主な経済ニュース
- トランプ大統領の関税計画には、輸入自動車のほか、半導体や医薬品への25%の関税も含まれている(FOX)。
- 連邦準備制度理事会の議事録でバランスシート縮小の一時停止に関する議論が明らかになり、国債が上昇(BLO)。
- 関税を警戒する債券トレーダーが撤退し、米国金利のボラティリティが急落(BLO)。
- トランプ大統領、下院共和党予算案で4.5兆ドルの減税を支持(BLO)。
- Appleが低価格AI版を発表:599ドルのiPhone 16e(約9万円)。機能は Apple の主力製品に近く、ChatGPT にアクセスできる機能セットである Apple Intelligence を実行する強力なチップが含まれています。広角カメラ レンズがなく、ボタンが 1 つ欠けており、ディスプレイが若干異なることを除けば、16e はより高価な兄弟機種とほとんど同じように見えます(REU)。
- マイクロソフト、将来のデータセンター向け量子コンピューティングチップを発表(BLO)。
- Amazon が月額 20 ドルのアドオンとして地域スポーツ ネットワークを提供(BLO)。
- トランプ陣営、AIとチップの主要機関で大量解雇を計画。約500人の試用期間中の職員を解雇する準備を進めている(BLO)。
- フォーエバー21、2度目の破産で数百店舗の閉鎖を計画(BLO)。
- ニコラが破産、EV市場の混乱で資産売却へ(REU)。
- 格安食料品チェーンALDI、景気後退懸念の中、米国で数百店舗の開店を計画(FOX)。
- コストコ、会員に人工知能を導入し旅行特典を拡大(FOX)。
- EU、米国と自動車関税引き下げ協議の用意あり、貿易担当長官が発言(BLO)。
地政学的リスク
- 米ウクライナ関係が崩壊する中、トランプ大統領はゼレンスキー大統領を独裁者と呼んだ。トランプ大統領はロシアとの合意に達するために「迅速に行動したほうがよく、さもなければ国は残らない」と述べた(BLO)。
- 英国とフランス、ウクライナでの米航空支援をトランプ大統領に要請予定(BLO)。
主な指数の動き
- 原油先物価格は供給不安が高まる中、目的のない取引で上昇し 終値は72.30ドル(BLO)。
- 10年債利回りは低下して4.535%(-0.009%)
- VIX(恐怖)指数は15ポイント台で推移
- 金先物価格は上昇し、銀先物価格は下落とまちまち。
- ビットコインは上昇して、9.6万ドル付近で取引継続中。

自分の米ドル建ポートフォリオ △0.17%
株価は堅調に伸びてくれました。

経済指標発表予定
週次の失業保険関連と、フィラデルフィア連銀による2月度製造業景気指数が寄り前に発表されます。

主な決算発表予定
- 株価上昇が止まらない中、ウォルマートの年間見通しが鍵となります(BLO)。

おわりに
エヌビディアの主力商品であるグラフィックボードがAI需要で期待されていますが、あくまで従来の演算装置上での話です。量子コンピューターの開発が進んでいる中で、とうとうマイクロソフトが、将来のデータセンター用の量子コンピューティングチップを発表しました。まだ実用段階ではないようですが、同社幹部は量子マシンは数十年先ではなく数年先で有用になるだろうと述べています。私の頭の中では想像できないような世界が数年先にやってくるのかもしれません。
今日は大安吉日です。明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
おことわり
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図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とドル円: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- セクター別騰落率: finviz
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
- 主要指数の動き : Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ