S&P500 ヒートマップ(高解像度)

主要3指数とドル円の動き
- 主要3指数はそろって下落。ウォルマート(WMT)の警告で株価が下落、大手銀行が沈没。消費者は高止まりする価格と高い借入コストに直面しており、多くの人が支出を賄うためにクレジットカードやその他の借金に頼っている。そうしたローンの不良債権化がますます増えているのが実情(BLO)。
- ドル・円は150円22銭から149円40銭まで下落し、引けた。米先週分新規失業保険申請件数が予想以上に増加したほか、1月景気先行指数が予想以上に悪化したため長期金利低下に伴うドル売りに拍車がかかった。さらに、ウクライナ停戦期待の後退で地政学的リスクの再燃で安全資産の債券買いが強まり、さらなる金利低下につながった。また、株安に連れリスク回避の円買いが加速(INV)。

セクター別騰落率
金融(Financial)と生活必需品(Consumer Defensive)が1%を超える下落となりました。

経済指標発表 結果
- 連邦準備制度理事会(FRB)当局者、インフレリスクの上昇とトランプ大統領の政策不確実性を警告(REU)。
- セントルイス連銀のムサレム総裁、インフレ期待の上昇とスタグフレーションのリスクを警告(REU)。
- 米国の労働市場は安定、連邦政府の緊縮財政による打撃が予想される(REU)。
- 住宅ローン金利は5週連続で低下、7%付近で推移(FOX)。

主な決算発表結果
- ウォルマートの予想は期待外れ、消費者支出への懸念で株価は下落(REU)。
- プライスライン・ドット・コム・インコーポレイテッド、売上高は予想を上回り、利益は予想を上回る結果に(INV)。
- メルカドリブレの第4四半期純利益は予想を上回る(REU)。

主な経済ニュース
- ベセント財務長官、米国が長期債販売を拡大するには「まだ長い道のり」(BLO)。
- 地政学と関税の懸念で株価は低迷、金は過去最高値(REU)。
- ホリデー旅行シーズンの宿泊予約は最高(BLO)。
- トランプ大統領就任後1ヶ月、トレーダーはアメリカ第一主義への賭けを放棄(BLO)。
- 米国企業は資金調達コストを下げるために、ドル建て債券をユーロ建て債券に交換(REU)。
- Citiバンク、トランプ大統領の圧力で多様性目標と「DEI(多様性、公平性、包括性)」条項を廃止(BLO)。
- トランプ大統領の成長促進政策にもかかわらず、「スタグフレーション」の懸念が米国市場を悩ませている(REU)。
- Netflix、今後4年間でメキシコに10億ドルを投資(REU)。
- スピリット航空、民営化により破産から脱却へ(BLO)。
- メタ・プラットフォームズの記録的な連勝により株式分割が視野に。フェイスブックのオーナーは2013年の上場以来、株式を分割していない(BLO)。
- 鳥インフルエンザ流行による卵価格の上昇によりインフレが進み、ウォルマートの食料品売上も(REU)。
- ステランティス、北米戦略の再検討のためカナダ工場を一時停止(BLO)。
- バフェット氏の年次書簡は日本株に大いに必要な支援を与えるかもしれない。日本の株式投資家は、ウォーレン・バフェット氏の株主への年次書簡が日本の商社に刺激を与えることを期待して、その内容を注視している(BLO)。
地政学的リスク
- 米国は戦争記念日を前に、ウクライナを支援する国連動議の共同提案を拒否(REU)。
- トランプ大統領のロシアへの転向はNATOの弱体化を恐れる米国同盟国を動揺させる(WSJ)。
- トランプ政権がウクライナ指導者に圧力をかける中、米国特使がゼレンスキー氏と会談(REU)。
- ハマスが最年少の人質の遺体を引き渡すと、ネタニヤフ首相は復讐を誓う(REU)。
主な指数の動き
- 原油先物価格は上昇して終値は72.53ドル。供給不確実性とドル安に注目が集まり、原油価格は上昇を続ける(BLO)。
- 10年債利回りは低下して4.500%(-0.035%)
- VIX(恐怖)指数は15-16ポイントで推移
- 金先物価格と銀先物価格はともに上昇。
- ビットコインは上昇して、9.8万ドル付近で取引継続中。

自分の米ドル建ポートフォリオ ▼0.01%
このところドル円の下落が大きいです。

経済指標発表予定

主な決算発表予定

おわりに
高所得者層はウォルマートの値上がりした商品を買い支え、かつホリデーシーズンを楽しんでいる一方で、低所得者層は生活に必要なものを購入するためにクレジットカードやローンを使って返済が滞るという報道を見ると、二極化が進んでいるように思えます。トランプ大統領が就任して1ヶ月が経過しましたが、今後の米国経済はどうなるのでしょうか。長期的にみれば発展すると期待しながらも、短期・中期では上がり下がりが激しくなるかもしれません。大幅な下落に耐えられるように心がけて長期積立投資を継続しましょう。
それでは今日も一日、明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
おことわり
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図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とドル円: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- セクター別騰落率: finviz
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
- 主要指数の動き : Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ