S&P500 ヒートマップ(高解像度)

主要3指数とドル円の動き
- 関税の応酬で取引が混乱し、主要3指数はそろって下落(BLO)。ナスダック、米国の貿易政策不確実性で調整へ(REU)。
- ドル・円は147円32銭まで下落した後、148円32銭まで反発し、147.92円で引けた。米国の1月貿易赤字が過去最大規模に拡大し、景気を抑制するとの懸念にドル売りが加速。日本の追加利上げ観測や、米国関税への不透明感にリスク回避の円買いも強まった。その後、米商務長官がメキシコ、カナダ関税で自動車以外でも免除される可能性に言及、さらに、トランプ大統領がメキシコ大統領と、免除拡大で合意を明らかにすると、反発した(INV)。

セクター別騰落率
全てのセクターが下落。最も下落したのは先端技術(Technology)で、3%を超えました。

経済指標発表 結果
- 米国の失業保険申請件数が減少、労働市場への懸念が和らぐ(BLO)。
- 米国の給与に関する楽観的および悲観的なガイド(BLO)。
- 米国の貿易赤字、輸入急増で1月に過去最高を記録(REU)。
- 米国の記録的な貿易赤字の原因は金塊の輸入。輸入される金塊のほとんどは生産には使用されないため、政府はGDPから除外(BLO)。
- ウォーラー連銀総裁は今月末に金利を引き下げる必要はないと考えている(REU)。

主な決算発表結果
- ブロードコム、第1四半期で過去最高の売上高を達成、AI・ソフトウェア事業が好調(INV)。
- コストコ・ホールセール、売上高は予想を上回り、利益は予想を下回る結果に(INV)。
- クローガーは年間売上高が好調になると予測、関税の影響も見込む(REU)。
- HPE(ヒューレット・パッカード・エンタープライズ)、利益見通しを弱め、3,000人の人員削減へ(BLO)。

主な経済ニュース
- トランプ大統領の貿易戦争がFRBの「一時的な」インフレ問題を再燃させる(BLO)。
- トランプ政権の政策が浸透するにつれ、米国企業幹部はより悲観的になる(BLO)。
- 米国、連邦政府の人員削減で2月に人員削減が245%増加と発表。先月の計画的人員削減数が245%増の17万2017人となり、経済が新型コロナウイルスのパンデミックに見舞われた2020年7月以来の高水準に達したと発表した。2月としては16年前の大不況以来の最高数(REU)。
- 米国の社債投資家は貿易戦争の不確実性を慎重に乗り切る(REU)。
- データによると、関税期限により国境を越えたトラック輸送料金が急騰(REU)。
- ディールメーカーは様子見モードで、2025年後半にM&Aのペースが加速すると予想(REU)。
- 米下院委員会、コンテンツ管理をめぐりアルファベット(Googleの親会社)に召喚状(REU)。
- HPE(ヒューレット・パッカード・エンタープライズ)、利益見通しを弱め、3,000人の人員削減へ(BLO)。
- シタデル・セキュリティーズの97億ドルのトレーディング収益がバークレイズを上回る(BLO)。
- トランプ大統領、必要であればTikTokの期限を再度延長する可能性(BLO)。
地政学的リスク
- トランプ大統領、USMCAに基づくカナダとメキシコの物品に対する関税を延期。ホワイトハウスは免除は4月2日まで続くと発表。トランプの関税計画は混乱を招き、投資家を怖がらせている(BLO)。
- 米国、鉱物資源協定に伴う早期休戦をウクライナに要求(BLO)。
- 米国が強制送還を強化する中、トランプ大統領はウクライナ人24万人の法的地位(暫定的な合法的滞在資格 )を剥奪へ。彼らは迅速に国外追放される可能性(REU)。
主な指数の動き
- 原油先物価格は動きが少なく終値は66.34ドル。
- 10年債利回りは上昇して4.286%(+0.021%)
- VIX(恐怖)指数は22-25ポイントで推移
- 金先物価格は下落、銀先物価格は上昇とまちまち。
- ビットコインは下落して、8.9万ドル付近で取引継続中。

自分の米ドル建ポートフォリオ ▼0.89%
下落したので、VIG(米国増配株ETF)を少し買増ししました。また、GLD(金地金ETF)を、より経費率が安い(GLD:0.40%、GLDM:0.40%)のGLDM(金地金ETFミニ)に移しました。購入手数料無料(SBI証券の米国ETF無料キャンペーン)も助かりました。

経済指標発表予定
2月度の雇用統計等が予定されています。

主な決算発表予定
該当銘柄はありません。
おわりに
株価の下落の要因として、経済的な不安定要素が高まる状態を掲げることができます。カナダとメキシコへの高関税政策が、わずか3日間で寸止め予想から実際に実施命令が下され、実施された直後に1ヶ月延期となったことで、投資家の不安が広がったのではないかと考えられそうです。長期投資を目指す場合は、下がっても悲観することなく、積立を継続する強い意志が最低限必要で、資金に余裕があれば安い時に買増すのが良いと私は思っております。今日も日本の株式も煽りを受けて下落傾向になりそうですが、明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
おことわり
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図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とドル円: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- セクター別騰落率: finviz
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
- 主要指数の動き : Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ