S&P500 ヒートマップ(高解像度)

主要3指数とドル円の動き
- 主要3指数はそろって上昇。パウエル議長が経済は順調だと発言し株価は反発。米国の雇用は堅調に増加、失業率は予想外に上昇。プーチン大統領、条件付きでウクライナ停戦に応じる用意があると報道(BLO)。
- ハイテク株の売りが激化し、ナスダック100指数は調整局面へ。ウォール街が人工知能関連企業から急速に 撤退したことを反映(BLO)。
- ドル・円は146円95銭まで下落した後、148円20銭まで反発し、引けた。米国の1月雇用統計で雇用者数の伸びが予想を下回ったほか、失業率の予想外の上昇で労働市場減速懸念が広がり、米長期金利低下に伴うドル売りに拍車がかかった。その後、トランプ大統領が早くて本日中にカナダ製の木材と乳製品に相互関税を課す可能性を指摘するとリスク回避の円買いも一段と強まった。その後、ロシアのプーチン大統領がウクライナとの停戦を巡り条件付きで合意する用意があるとの報道でリスク回避の動きが一服。さらに、パウエル議長が講演で、米国経済が不透明感にもかかわらず強いとの見解を示し、政策修正を急ぐ必要がないとの考えを繰り返すと金利が上昇に転じ、ドルの買戻しに拍車がかかった(INV)。

セクター別騰落率
公益事業(Utilities)、エネルギー(Energy)、先端技術(Technology)、工業・産業(Industrials)の4セクターが1%を超える反発でした。

経済指標発表 結果
- 米国、2月に15万1000人の雇用増加、予想を若干下回る(WSJ)。
- 政策の不確実性が米国の労働市場の回復力を試す。米国の雇用の伸びは2月に加速したが、混乱した貿易政策と連邦政府の大幅な支出削減により、今年の経済成長に支障が出る恐れがあり、かつては堅調だった労働市場に亀裂が生じている。ドナルド・トランプ大統領の政権下で初めてとなる、注目を浴びた労働省の金曜日の雇用報告では、パートタイム労働者の増加により、失業率が先月3年半ぶりの高水準に急上昇したことが示された(REU)。
- 米連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長は金曜日、政策の不確実性が引き続き市場に重くのしかかり、米経済の見通しに影を落としているため、中央銀行は金利の引き下げを急いでいないと改めて強調した(YAH)。
- パウエルFRB議長が経済を称賛、国債市場は上昇分を帳消し(BLO)。
- 米国の消費者借入額の伸びは記録的な急増後鈍化。前月に過去最高に近い増加を記録した後、2月に借入ペースを鈍化させた(BLO)。

主な決算発表結果
該当銘柄はありません。
主な経済ニュース
- 関税の二転三転で株式トレーダーが混乱、トランプ・プットが下落。今週の株式市場の暴落は、トランプ大統領が4か月前に再選されて以来、最も深刻であり、ウォール街では2つの相反するが関連する懸念を引き起こしている。一つは、大統領が強気相場と受け継いだ経済を犠牲にするかもしれないこと。もう一つは、大統領は「やるのか、やらないのか」と絶えず問い続けることで、投資家は最悪の事態に備えざるを得ず、信頼できない人物になってしまったこと(BLO)。
- ウォール街の大規模な売りがアメリカの富裕層世帯に圧力をかける(BLO)。
- 米鉄鋼会社のCEOらがトランプ大統領に金属関税免除に抵抗するよう要請(BLO)。
- トランプ大統領がチップ法案を廃止しようとしている。トランプ大統領の貿易戦争と製造業を米国内に呼び戻す取り組みにより、前任バイデン大統領の代表的な功績の一つである「半導体・科学技術法案」が批判の的となっている(BLO)。
- トランプ大統領の世界でマスク氏が台頭し、テスラの運命は下落。マスクCEOの政治姿勢が、電気自動車購入者の一部の間でテスラのブランド力が損なわれている。かつてマスク氏を崇拝していた人も、リース契約の解除を望んでいる(WSJ)。
- 関税の急激な変動で、小売大手のターゲットとコストコの見通しと価格が暗くなる(BLO)。
- トランプ大統領、メキシコ、カナダとの貿易摩擦はサッカーワールドカップに良いと発言(BLO)。
- カナダ最古の小売業者ハドソンズ・ベイ百貨店が破産申請へ(BLO)。
地政学的リスク
- トランプ大統領、ウクライナ和平が達成されるまでロシアに制裁を科すと警告。「ロシアが現在、戦場でウクライナを徹底的に『叩きのめしている』という事実に基づき、停戦と平和に関する最終合意に達するまで、ロシアに対する大規模な銀行制裁、制裁、関税を強く検討している」(REU)。
- プーチン大統領、条件付きでウクライナ停戦に同意する用意。ロシアは、NATO軍がウクライナ領土に駐留することは受け入れないとし、和平協定の監視を支援する「有志連合」を結成するという欧州諸国の提案を拒否している。(BLO)。
- トランプ大統領、カナダに乳製品と木材への関税を近々課す可能性を表明(BLO)。
- 米国の麻疹症例が1週間で35%増加、すでに2名が死亡。現在12州で確認され、最も被害が大きいのはテキサス州(BLO)。
主な指数の動き
- 原油先物価格は下落して終値は67.05ドル。供給増加と関税不確実性により原油価格が週次で下落(YAH)。
- 10年債利回りは上昇して4.317%(+0.031%)
- VIX(恐怖)指数は23-26ポイントで推移
- 金先物価格と銀先物価格はともに下落。
- ビットコインは下落して、一時8.5万ドル割れし、現在は8.7万ドル付近で取引継続中。

自分の米ドル建ポートフォリオ △0.87%
昨日に大きく下げたので、続落せずに週末を迎えたことは喜ばしいと思います。でも、週次では厳しい一週間でした。

今週の動き
ボーイング、テスラ、バンクオブアメリカ、シティ、ウェルズファーゴ銀行、NVIDIAが1割ほど株価を下げました。セクター別では金融(Financial)が最も下げました。


経済指標発表予定

主な決算発表予定

おわりに
株価は厳しい状況ですが、トランプ大統領の言動は米国第一主義の達成を目指すためでありますので、強く成長した米国経済を多少犠牲にしていても、米国経済を破綻する意思はありません。長期目線で米国経済の発展を期待して、株価が下落している現在は絶好の仕込み期間ととらえましょう。ちなみに3月10日(月)は、天赦日、一粒万倍日、寅の日が重なる最強金運のラッキーデーなので、良い将来に向けた活動をいたしましょう。それでは、良い週末を明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
おことわり
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図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とドル円: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- セクター別騰落率: finviz
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
- 主要指数の動き : Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ