S&P500 ヒートマップ(高解像度)

主要3指数とドル円の動き
- 主要3指数はそろって爆上げしました。トランプ大統領が一部関税引き上げを一時停止(90日間)したことを受け、S&P500は9.5%上昇。1日に上げ幅は2008年以来最大の上昇率(BLO)。
- ドル・円は144円00銭へ下落後、148円27銭まで上昇し、引けた。トランプ政権が中華人民共和国製品に104%関税発動したことに対し、中華人民共和国が米国製品に84%報復関税発表、欧州連合(EU)も報復措置の第1弾を発表したため世界貿易戦争激化を警戒し、リスク回避のドル売り、円買いが強まった。警戒されていた10年債入札も十分な買い手が見られ、良好な結果となり不安が後退、さらに、トランプ大統領が相互関税で報復措置をとらない諸国に90日間の一時停止を発表したため、貿易戦争への懸念が緩和し、リスク選好のドル買い、円売りが加速した(INV)。

セクター別騰落率
全セクターが上昇。最も上昇したのは先端技術(Technology)でした。

ETFトップ10

経済指標発表 結果
- FOMC議事録によると、連邦準備制度理事会(FRB)当局者は、利下げで救済する計画はないと示唆(REU)。
- クリーブランド連邦準備銀行のベス・ハマック総裁は、ドナルド・トランプ大統領の貿易政策によって引き起こされた最近の国債のボラティリティ上昇にもかかわらず、米国の金融市場はうまく機能していると述べた。同氏は、昨年クリーブランド連銀に入行するまでは、ゴールドマンサックスで30年間勤務していたウォール街側にいた人(BLO)。

主な決算発表結果
該当銘柄の発表はありませんでした。
主な経済ニュース
- トランプ大統領の突然の方針転換で、ほとんどの国に対して関税を引き下げ、中華人民共和国に対しては引き上げた(REU)。
- トランプ大統領は今日が「買いの絶好の機会」だと言った。その通りだった(BLO)。
- トランプ大統領が関税を一時停止したにもかかわらず、米国債の暴落で投資家は痛手を受ける(REU)。
- トランプ大統領の貿易政策変更でカナダとメキシコの関税(自動車・鉄鋼・アルミニウム25%)は変更なし(BLO)。
- ゴールドマン・サックス・グループの経済学者は、トランプ大統領が、以前に発表した関税の大半を90日間一時停止すると発表したことを受けて、米国の景気後退予想を撤回したが、アナリストらは依然として政策の不確実性が今年の急激な経済減速につながると見ている(BLO)。
- 関税猶予で株価が上昇した後も、CEOは景気後退に備える(BLO)。
- トランプ大統領、多数の石炭火力発電所を規制の対象外に(BLO)。
- トランプ大統領、米国造船業の復活命令に署名、海軍に対するDOGEの見直し(BLO)。
- トランプ大統領、長年不満を漏らしてきた「弱い」シャワーヘッドを批判。シャワーヘッドの水量を制限する規則を緩和することを目的とした大統領令に署名(BLO)。
- 新たな市場急騰を前に億万長者たちが自社株を購入(BLO)。
- アマゾン、関税発動を受け中華人民共和国からの在庫注文を一部キャンセル(BLO)。
- ウォルマートのオンライン事業は今年黒字化の見込み(BLO)。
- コロナビール、新たな関税導入を織り込み悲観的な見通しを発表(BLO)。
- ウォルマートとデルタ航空、売上の変動と成長の鈍化を警告。デルタ航空は2025年後半の輸送能力の伸びが前年比横ばいになると予想している(FOX)。
- バンク・オブ・アメリカによると、アップルのiPhoneは米国製にすればコストが90%上昇する可能性がある(BLO)。
- OpenAIのライバルAnthropicが月額200ドルのClaudeチャットボットサブスクリプションを提供開始(BLO)。
- イラク、米国企業と発電所拡張協定を締結(BLO)。
- 中国人民銀行、国営銀行に米ドル購入を減らすよう要請(FOX)。
地政学的リスク
- 中華人民共和国が、貿易摩擦悪化を受け米国製品への関税を84%に引き上げ(BLO)。
- 中華人民共和国は報復措置を受けて、付加関税を125%まで直ちに引き上げることに。とはいえ、すでに米国は事実上中華人民共和国から米国への輸出を遮断しているため、100% の関税でも 200% の関税でも、米国にとって事実上は影響がありません。一方で、米国から中華人民共和国への輸出に関しては、すでに一部の品目については25%であったのが、付加関税で150%に達することになるので、中華人民共和国にとって影響は避けられないと考えられます(BLO)。
- 中華人民共和国政府が、米国への渡航を控えるよう警告。「中華人民共和国と米国の貿易関係の悪化とアメリカの安全保障上の懸念を考慮し、文化観光省は国民に対し、米国への渡航リスクを慎重に評価し、注意して行動するよう勧告する」と同省は水曜日夜の警報で発表した(BLO)。
主な指数の動き
- 原油先物価格は上昇して終値は62.53ドル
- 10年債利回りは上昇して4.400%(+0.138%)
- VIX(恐怖)指数は50-32ポイントに低下。1日の下落は過去最高。
- 金先物価格と銀先物価格はともに上昇。
- ビットコインは上昇して、8.2万ドル付近で取引継続中。

自分の米ドル建ポートフォリオ △6.49%
大きな反発はありがたいです。GLDM(純金地金ETF)を除き50日移動平均と200日移動平均を下回っており、このような大きな反発がもう1回あればようやく両方の移動平均上に乗るという状況です。

経済指標発表予定
週次の失業保険関連と、3月のCPI(消費者物価指数)が公表されます。

主な決算発表予定

おわりに
やれやれです。トランプ大統領に全世界が振り回されてしまいました。とはいえ、米中関係は相当にまで悪化しましたし、米国内の経済の行方が良くなったとも言い切れないようですから、今後も米国経済に関する報道には注目していきたいと思います。
それでは今日も一日、明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
おことわり
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図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とドル円: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- セクター別騰落率: finviz
- ETFトップ10:FOX Business
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
- 主要指数の動き : Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ