S&P500 ヒートマップ（高解像度）
主要3指数とドル円の動き
- 主要3指数はそろって上昇。株式強気派がS&P500を過去最高値目前へ（BLO）。
- ドル・円は144円52銭まで強含んだのち、144円06銭まで下落し、引けた。リスク選好の円売りに上昇したのち、米1-3月期GDP確定値が予想外に下方修正され景気減速の思惑が強まったほか、トランプ大統領が早期に次期連邦準備制度理事会（FRB）議長候補を指名し、パウエル現議長に利下げ圧力をかける計画との報道を受けた利下げ観測に金利低下に伴うドル売りが強まった（INV）。
セクター別騰落率
ETFトップ10
経済指標発表 結果
- 5月耐久財受注が前月比＋16.4％と11年ぶりの急拡大：主に航空機受注の急増（+231％）が牽引し、企業設備投資の底堅さを示唆（MAR）。
- 新規失業保険申請件数が23.6万件に減少：予想下回るも、継続申請は197.4万件と11年半ぶり高水準で、労働市場の弱さも示す（REU）。
- 1～3月期GDP確報値が年率▲0.5％に悪化：輸入の急増や消費鈍化が景気減速の要因となり、市場にショックを与える（APN）。
主な決算発表結果
- ナイキ（NKE）：1株当たり利益0.14ドル（予想0.12ドル）・売上111億ドル（予想107億ドル）を上回るも、CEO「目標には達していない」と慎重コメント（MAR）。
- マコーミック（MKC）：EPS0.69ドル（予想0.66ドル）で好決算、需給改善と製品構成の向上が寄与し株価は約5％上昇（INV）。
- ウォルグリーン・ブーツ（WBA）：売上390億ドル（前年比+7％）、調整後EPS0.38ドルで予想超え。ただ純損失0.20ドル／株、プライベート化準備中（NAS）。
主な経済ニュース
- マイクロン決算でAIチップ需要強く、株価急上昇で半導体全面高に波及。メモリ大手の好決算受け、AMD・Nvidiaなども最高値更新（REU）。
- トランプ大統領がFRB議長交代を示唆、ドル急落・利下げ観測強まる。パウエル続投不透明感から、為替と利回りに大きな影響（REU）。
- 米ドルが3年ぶり安値へ下落、FRB独立性への懸念が背景。ドル指数が-0.5％下落、ユーロ・円など主要通貨高進行（REU）。
- 米10年債・2年債利回りが低下、利下げ期待が米債価格を押し上げ。10年4.28％→4.24％、2年3.75％→3.71％へと軟化（APN）。
- イスラエル・イラン停戦報道で原油価格連日上昇、エネルギー株にも追い風。中東情勢緩和でWTI・ブレントともに上昇基調。
地政学的リスク
- 米国のイラン核開発計画への攻撃は北朝鮮の金正恩氏を勇気づけるリスクがある。イランへの攻撃は、金正恩氏に核兵器が生存に不可欠であるというメッセージを送ることになる（WSJ）。
金利・コモディティ・恐怖指数の動き
- 原油先物価格はわずかに上昇して終値は65.18ドル
- 10年債利回りは低下して4.253％（-0.040%)
- VIX（恐怖）指数は16ポイントで推移
- 金価格はドル安と利回り低下で小幅調整、投資家のリスク選好継続。金先物は$3,300台前半で推移、ポジション調整の動き
自分の米ドル建ポートフォリオ △0.73%
経済指標発表予定
主な決算発表予定
おわりに
米国株式市場は、強気派の投資家により再び好調になってきました。トランプ大統領の関税騒ぎと地政学的リスクで低下する場面もありましたが、なんとか戻ってきた感じです。今後は米国経済のリセッション入りが懸念されます。FRBパウエル議長は利下げに慎重で、トランプ大統領は早期利下げに圧力をかけています。どうなるのでしょうか。気になるニュースがあっても、それを気にして売買すると、事前情報入手が早いヘッジファンド等の餌食になる可能性があるので、私はドルコスト平均法で着実な積立をしていく方が有利ではないかと思っています。それでは、今日も一日明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
おことわり
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図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ： finviz
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- セクター別騰落率： finviz
- ETFトップ10：FOX Business
- 経済指標結果/予定： investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定： investing.com日本語版
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