S&P500 ヒートマップ(高解像度)
主要3指数とドル円の動き
  • 主要3指数(S&P 500、ダウ、NASDAQ)がプラスで終わり、特にダウ・ジョーンズは1%の上昇を記録しました。
  • ドル円もわずかな上昇を見せており、144円台後半に位置しています。
セクター別騰落率
ETFトップ10
経済指標発表 結果
1. 対費用支出(PCE)価格指数
  • ヘッドライン PCE:前月比 +0.1%、前年比 +2.3%
  • コア PCE(食品・エネルギー除く):前月比 +0.2%、前年比 +2.7%(予想上回る)
    コアPCEが2.7%に上昇し、予想の2.6%を超えました。これはFRBが重視するインフレ指標であり、「予想以上にインフレが継続している」ことを示しています (reuters.com, bea.gov)。
2. 個人所得と消費支出
  • 個人所得:前月比 −0.4%
  • 実質個人消費支出:前月比 −0.3%
    → 特に所得が0.4%減少し、消費も減少したことから、家庭の購買力と消費意欲が弱まったことが鮮明になりました (bea.gov)。
3. 消費者支出(名目)
  • 名目支出は −0.1%、実質では −0.3%
    → 消費の調整が進行しており、大口消費の反動減が響いている様子。Bloombergも「価格圧力は抑制的」ながら、消費は2025年最も大きく減少したと指摘 (cbsnews.com, bloomberg.com)。

🧭 市場への影響と分析
  • インフレ鈍化懸念 vs. コアPCE上振れ
    ヘッドラインは安定しているものの、コアPCE上振れは「持続的インフレ」に対する懸念材料として受け止められています (barrons.com)。
  • FRBの金融政策に影響
    市場では「7月利下げ」の可能性が後退、一方で「9月以降の段階的緩和が現実的」との見方が強まりました 。
  • ドル安進行
    PCE発表直後、ドルは3.5年ぶり安値圏で推移。金利低下観測がドル売りを強めており、USD/JPYも調整気味でした (reuters.com)。

📝 総括
  1. **コアPCEが予想以上に上昇(前年比+2.7%)**し、今後のインフレ持続懸念が再燃。
  2. 個人所得・支出の減少は、消費減速と経済成長の腰折れリスクを示唆。
  3. FRBは慎重姿勢を継続し、当面は利下げに踏み切りづらい状況。
  4. ドル円は円高方向にやや振れた可能性あり

このデータは「インフレ鈍化と消費減速が混在する」複雑な経済状況を映し出しています。米国株市場や為替市場にとっては、短期的な不確実性材料ですが、中期的にはFRBの今後の判断が焦点となるでしょう。


主な決算発表結果

※該当銘柄の発表はありませんでした。

主な経済ニュース
    米中希土類輸出枠協定

  • ダウ工業株は500ポイント超上昇
    全体指数も安定し、堅調な1日を締めくくる
  • マイナーを含め、ほぼ全11セクターが上昇
    エネルギーのみ弱含みで他セクターは全面高
  • AI関連銘柄が引き続き主導
    Nvidiaが記録的上昇、Micronも勢い維持
  • 米中レアアース輸出枠協定
    米中間でレアアース輸出の包括協定、貿易懸念が後退
  • 米・EU新貿易協定交渉にも進展見通し
    ヌン閣僚級協議で追加協定への期待感
  • 米国債金利緩和に向けた報道
    利下げ予想が強まり、CME FedWatchでは7月の利下げ確率が約21%に
  • ドルは3年半ぶりの低水準で推移
    利下げ観測でドル安、USD/JPYにも影響
  • 米FRBのストレステストと資本規制緩和
    銀行規制一部緩和が報じられ、市場心理に好材料
  • Nike、決算好調で株価15%超急騰
    収益予想上回り、関連小売株も反応
  • Teslaの幹部交代報道
    欧州販売不振で幹部のOmead Afshar氏が退任
  • BoeingがRothschildの格上げを受け上昇
    安全性・生産性改善見通しを受け、株価は4%高
  • 市場のセクター相関が高水準維持
    依然としてシグナルに慎重さ、逆に強気材料とも
  • カナダとの交渉打ち切り報道で一時乱高下
    トランプ大統領がデジタルサービス税巡る交渉中断
  • 中東情勢改善も市場に好影響
    イスラエル・イラン間の措置で投資家心理改善
  • 金価格が下落、リスクオン継続を示唆
    VIX低下、金売りが進む中で市場は強気継続
  • 原油価格は一時80ドル近辺から調整
    中東・貿易報道と関連し上昇後やや下落気味
  • 公開CFTC建玉報告で投機家の動向が注視
    NasdaqやWTIなど先物建玉の変化に関心集まる
  • 米耐久財受注が5月に大幅反発
    市場回復を支える好材料として注目
  • 米財務長官が「復讐税」の撤廃を要請
    外国投資家支援策として市場に安心感
地政学的リスク
  • 米中希土類輸出枠協定 米中間で希土類(レアアース)の輸出に関する包括協定が締結され、市場リスクプレミアムの一部が剥落。これにより金価格が2%下落しました 。
  • イスラエル―イラン間の一時的な停戦 12日間続いたミサイル・ドローン攻撃の後、両国の緊張が一時緩和。これが株式、特に日本・欧米株への良好材料となっています 。
  • 原油価格リスクプレミアムの縮小 原油市場では中東情勢緩和を背景に供給リスクのプレミアムが剥落し、週イトの原油価格は2年ぶりの大幅下落に直面 。
  • RBC「イスラエル―イラン紛争」が株価に最大20%の下押しリスク RBC Capital Marketsは、両国間の緊張が続いた場合、S&P500が最大20%下落する可能性を警戒。
  • 米国のトランプ大統領、イスラエル攻撃を称賛 トランプ大統領は、イラン核施設へのイスラエル攻撃を「成果ある行動」と称賛し、「さらなる軍事行動も辞さない」と警告 。
  • 米軍の中東派遣増強を示唆 米軍はイラクや湾岸地域への部隊再配置や空中給油機の派遣などを強化中。これにより緊張緩和と反発の両リスクが同居 。
  • ミドイースト地政学リスクに対する市場の耐性強まる Charles Schwabによると、株式市場はテクノロジー主導の上昇相場が続く中、以前ほど地政学リスクに怯まずリスクを一定許容する傾向が見られている。
  • 欧州市場でも中東平和進展が歓迎材料 米中希土類協定と中東からの緊張緩和が重なり、欧州株は1週間ぶりの高値で取引終了 。
金利・コモディティ・恐怖指数の動き
  • 原油価格は少し下落しています。現在の価格は65ドル台後半で推移しており、過去数週間の動きにおいて安定性が見られますが、今回はわずかにマイナスとなっています。
  • 10年物米国債金利は上昇しています。金利は長期的な債券投資の利回りを示す指標であり、今回は0.71%の上昇となり、債券市場での利回りが増加しています。
  • VIXは恐怖指数とも呼ばれ、市場のボラティリティ(変動性)の指標です。今回は1.63%の下落となり、ボラティリティがやや落ち着いたことを示しています。
  • 1日恐怖指数は、日次の市場のボラティリティを示します。大きく上昇しており、10.02%の上昇を見せています。これは市場に一時的な不安が高まっている可能性を示唆しています。
  • 金価格は大きく下落しています。1.86%の下落となり、金は一般的に安全資産と見なされますが、現在は市場の不安定さに反応して価格が下がった可能性があります。
自分の米ドル建ポートフォリオ △0.02%

全体的に見ると、米国株市場が堅調であるため、VOO・VYM・VIGがプラス圏で安定推移。VGTはわずかに反落したものの、長期では依然として強い動きを維持しています。一方、GLDMは金価格下落の影響を受けており、一時的な調整局面にあります。

今週の動き

今週は「AI主導の強気相場再開」の1週間でした。特に通信サービス・テクノロジーがけん引役となり、広範なセクターにも買いが波及。FRB利下げ観測の継続や、企業決算への期待が今後も相場の支えとなるでしょう。ただし、エネルギーや一部バリュー株には弱さが残っており、銘柄ごとの選別色が一段と強まる相場環境といえます。

経済指標発表予定
主な決算発表予定

※該当銘柄の発表は予定されていません

おわりに

1週間お疲れさまでした。6月29日(日)は一粒万倍日と己巳の日、30日(月)は一粒万倍日と大安が重なる吉日です。将来に向けた良い種まきをしながら、週末を明るく元気に笑顔で過ごしましょう。

おことわり

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ABOUT ME
Muroi Kazuo
1959年2月生まれ 米国株、日本株、J-REITでFIRE達成しています。 米国株投資については、みなさんと情報共有したいと思っています。
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