S&P500 ヒートマップ(高解像度)

主要3指数とドル円の動き
- 主要3指数はそろって下落。
- S&P 500: 6,229.98ドル(前日比-49.37ドル、-0.79%)
- DOW30: 44,406.36ドル(前日比-422.17ドル、-0.94%)
- NASDAQ: 20,412.52ドル(前日比-188.59ドル、-0.92%)
- USA/JPY:145円50銭から146円23銭まで上昇し、引けた。トランプ米大統領が日本と韓国に25%の関税賦課する計画を発表し、インフレ上昇懸念が強まったほか、今週の国債入札を控え米長期金利が上昇し、ドル買いが強まった。また、関税による日本経済への悪影響を警戒した円売りが加速した。同時に、報道官がトランプ大統領が相互関税上乗せ分発動を8月1日まで延期する措置に署名することを明らかにしたため伸び悩んだ。
セクター別騰落率
エネルギー(Energy)が最も大きく下落し、-1.31%のパフォーマンスを記録しました。一般消費材(Consumer Cyclical)(-1.23%)や金融(Financial)(-1.04%)も悪影響を受け、全体的に赤色が目立つ日でした。唯一、生活必需品(Consumer Defensive)(+0.04%)と公益事業(Utilities)(-0.08%)が比較的安定していました。

ETFトップ10
VOO(S&P 500 ETF)は-0.80%、SPY(同)も-0.75%の下落を記録しています。その他、IVV(S&P 500 Core ETF)やVTI(Total Stock Market ETF)も下落しました。特に、VEA(先進国市場)とIEFA(MSCI EAFE)はそれぞれ-1.24%、-1.12%の減少が見られました。全体的に、市場は弱含みで推移しました。

経済指標発表 結果
- コンファレンスボード雇用指標(6月):雇用市場の健全性を示す指標で、予想通りの結果が出ました。市場には重要な影響を与えない可能性がありますが、雇用の安定性が確認されたことは、経済全体にとって良いニュースです。
- 米国商務省物価指数(6月):予想をわずかに上回る結果。米国債の金利動向が注目され、長期金利の上昇が経済に影響を与える可能性があります。
- CFTC金投資家のネットポジション:金の投資家ポジションが増加しており、金市場への強い関心が示されました。金価格の上昇傾向が続く可能性があります。

主な決算発表結果
※該当銘柄の発表はありませんでした。
主な経済ニュース
- トランプ大統領は日本と韓国に対して25%の関税を発表し、BRICS諸国にも追加関税を検討中と表明。これにより、株式市場は全面安となり、特に貿易依存度の高い企業が影響を受けました(REU)。
- トランプ大統領、水曜日の期限を前に8月1日に関税発動開始を決定(BLO)。
- EUは今週、米国との枠組み貿易協定締結を急ぐ(BLO)。
- CEOイーロン・マスクが新党「アメリカ党」の設立を発表したことが、トランプ大統領の反発を招き、テスラ株は約7%下落(REU)。
- イーロン・マスク、中国で行き場を失いつつある(WSJ)。
- OPEC+が8月から1日あたり54万8,000バレルの増産を決定。これにより、原油価格は安定し、エネルギー関連株は下落(INV)。
- トランプ大統領の25%関税発表で韓国資産が急落(BLO)。
- アップル、EUのApp Storeに対する「前例のない」5億ユーロの罰金に控訴(BLO)。
地政学的リスク
- トランプ大統領、世界貿易戦争を再び最重要課題に(WSJ)。
- ロシアの大臣、プーチン大統領に解雇されてから数時間後に死亡しているのが発見される(WSJ)。
- トランプ関税の最新情報:日本、韓国、タイへの書簡(REU)。
金利・コモディティ・恐怖指数の動き
- 原油先物(Crude Oil Aug 25):終値68.02ドル(+1.52%)。原油価格は上昇し、65.70ドルで始まり、最高68.32ドルを記録。供給懸念や需給バランスが影響し、引き続き上昇傾向が見られます。
- CBOE 10年債利回り(CBOE Interest Rate 10 Year T No): 終値4.3950(+1.08%)。米国10年債利回りがわずかに上昇し、金利引き上げの期待が高まり、長期金利が支えられました。
- CBOEボラティリティ指数(CBOE Volatility Index): 終値17.79(+1.77%)。VIX指数は上昇し、投資家のリスク回避姿勢が強まる中、市場の不安定さが高まったことを示唆しています。
- 金先物(Gold Aug 25): 終値3,346.30ドル(+0.10%)。金価格はわずかに上昇し、安全資産としての需要が維持されている様子。低調ながらも安定した動きを見せています。

自分の米ドル建ポートフォリオ ▼0.74%
ポートフォリオ全体が市場の下落に影響されており、特にテクノロジーやS&P 500関連のETFが影響を受けています。ただし、金ETF(GLDM)は微増しており、リスクヘッジとして安定的な役割を果たしています。

経済指標発表予定

主な決算発表予定
※該当銘柄の発表は予定されていません
おわりに
トランプ大統領の発言をはじめとして、世界的な経済不確実性や貿易政策、そして企業業績が市場に大きな影響を与えています。今後も投資家は、経済指標や企業決算、地政学的リスクに注視しながら、慎重な投資判断を行うことが重要です。特に、エネルギーや金利動向などの要素が株価に与える影響を理解し、ポートフォリオの分散を進めることが安定した投資戦略となります。日本株にも投資されている方は、今後の関税政策と日本政府の交渉、ならびに参議院選挙の動向に注目する必要に迫られそうです。投資は自己責任で行い、リスク管理を徹底しましょう。
おことわり
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図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とドル円: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- セクター別騰落率: finviz
- ETFトップ10:FOX Business
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
- 主要指数の動き : Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ