Financial Independence, Retire Early
Muroi Universal Research and Operating of Investment
米国株投資

【20250708】US stock market investments

S&P500 ヒートマップ(高解像度)
主要3指数とドル円の動き
  • S&P500: 前日比-4.46ポイント、終値6,225.52を記録し、0.07%の下落となりました。市場全体で見ても、S&P500の動きは比較的控えめであり、投資家たちが慎重な姿勢を保っている様子がうかがえます。特に、テクノロジー関連や消費関連銘柄が弱含みとなり、全体の押し下げ要因となりました。株式市場における不安感は依然として残っており、特に金利上昇への懸念が影響しています。企業の決算発表や経済指標が控えており、これらの結果が市場にどう影響を与えるかが注目されています。
  • Dow30:165.60ポイント下落し、終値44,240.76となり、0.37%の下落を見せました。全体的に市場が弱含む中、エネルギーセクターとヘルスケアセクターは買われ、上昇しました。特にエネルギー株は+2.16%の上昇を記録し、原油価格の強含みが影響したと考えられます。エネルギー関連企業の好調な業績や原油価格の上昇は、投資家にとって魅力的な投資先となり、セクター全体を押し上げました。また、ヘルスケアセクターも+0.45%上昇し、安定した需要が続く中で企業業績が堅調に推移していることが影響しています。特に、医薬品やバイオテクノロジー企業が好調な結果を示し、投資家に安心感を与えました。一方、金融、通信サービス、公益事業(ユーティリティ)などのセクターは売られ、下落しました。特にユーティリティセクターは-0.9%と大きな下落となり、安定志向の投資家による資金引き揚げが影響している可能性があります。
  • NASDAQ: ナスダックはわずかに上昇し、+5.95ポイント、終値20,418.46となりました。全体としては+0.03%の小幅な上昇でしたが、テクノロジー株が主導しているナスダックにおいても、企業の決算発表やマクロ経済環境への不安が影響している状況です。ただし、テクノロジー株の一部は良好な業績を発表しており、投資家の信頼を若干回復させた部分もあります。特にAI関連銘柄や半導体関連株は安定的なパフォーマンスを見せました。
  • USD/JPY: ドル円は146.53で、前日比+0.36%となり、円安が進行しました。これにより、1ドル=146.53円という水準に達し、円安の流れが一段と強まったことが分かります。ドル円の動きは、米国の金利政策と日本の金融政策の違いに起因するものであり、特に米国が引き続き高金利政策を維持する中で、日本は低金利政策を続けているため、金利差が拡大しています。この金利差がドルの買いを促進し、円安を加速させています。さらに、リスク回避の動きが見られる中で、ドルは安全資産と見なされることが多く、株式市場が弱含みとなると、投資家がドルを購入する動きが強まりました。このような市場環境では、米国の経済指標や企業業績が重要な影響を与えることになります。
セクター別騰落率

セクター別騰落率では、エネルギーセクターが+2.16%と大きく上昇し、市場全体の中でも最も強いパフォーマンスを記録しました。これは原油価格の上昇やエネルギー関連企業の好業績が寄与した結果と考えられます。次いで、ヘルスケアセクターも+0.45%の上昇を見せ、安定した需要が支持されました。一方、生活必需品(Consumer Defensive)セクターは-1.1%と最も大きな下落となり、消費者の購買意欲の低下が影響したと考えられます。ユーティリティ(公益事業)セクターも-0.9%の下落で、安定志向からの資金引き揚げが背景にあります。

ETFトップ10

7月8日のETF市場では、S&P 500を追跡する「VOO」(-0.07%)や「SPY」(-0.05%)、および「IVV」(-0.08%)が小幅に下落しました。これらのETFは全体的に市場の弱含みを反映しています。一方、「QQQ」は+0.06%とわずかな上昇を見せ、テクノロジーセクターのETFが堅調な動きを示しました。また、「VUG」(-0.09%)や「VEA」(+0.73%)などは、成長株や先進国市場に関連するETFであり、成長株の調整が続く一方で、先進国市場のETFはプラスとなりました。その他、「IEFA」や「VTV」も小幅な動きにとどまりました。

経済指標発表 結果
  • NFIB中小企業景気指数(6月): 98.6(予想98.7、前回98.8)。わずかに予想を下回る結果で、中小企業の景況感は安定しているものの、前月からの改善は見られなかった。
  • レッドブック(前年同期比): +5.9%(前回+4.9%)。小売業の売上が前年同月比で増加し、消費活動の強さが示された。
  • 消費者インフレーション期待(6月): 3.0%(予想3.2%)。消費者のインフレ期待が予想を下回り、インフレ抑制への期待が高まる結果となった。
  • 52週間短期米国債入札: 3.925%(予想3.940%)。米国債の利回りがやや低く、投資家の安全志向が見られる結果となった。
  • EIA週間原油在庫: -2.800M(前回+0.680M)。在庫が減少し、供給逼迫感が強まり原油価格に影響を与える可能性がある。
  • 3年物中期米国債入札: 3.891%(予想3.972%)。米国債の利回りは予想より低く、リスク回避の動きが示唆された。
  • 消費者信用残高(5月): 5.10B(予想10.40B、前回16.87B)。消費者信用残高の増加が鈍化し、個人消費の強さに影響を与えた可能性がある。
主な決算発表結果

※該当銘柄の発表はありませんでした。

主な経済ニュース
  • FRBの調査でインフレ期待は関税導入前の水準に戻る(BLO)。
  • WGCによると、金ETFは2025年上半期に過去5年間で最大の資金流入を記録(REU)。
  • 米国の生産予測の低下と紅海の攻撃再開により、原油価格は2週間ぶりの高値に上昇(REU)。
  • トランプ大統領が50%の関税を要求したことで、米国の銅価格が記録的な高騰に(BLO)。
  • 世界最大の銅生産国チリ、トランプ大統領の関税爆弾発言を受けて様子見姿勢(REU)。
  • トランプ大統領、パウエルFRB議長は即時辞任すべきと発言(REU)。
  • 好調なデータで利回りが上昇、国債強気派が大きな賭けを解消(BLO)。
  • SpaceXの評価額は株式売却で約4000億ドルに達する見込み(BLO)。
  • アップル最高執行責任者ジェフ・ウィリアムズ、副執行責任者に役割を委譲へ(BLO)。
  • Meta、AIメガネ推進のため世界最大のアイウェアメーカーに35億ドルを投資(BLO)。
  • IBMは新しいチップとサーバーを発表、AIの簡素化を目指す(REU)。
  • スターバックス、中華人民共和国事業の経営権取得に関心集まる(BLO)。
  • ボーイングの納入機数は6月に60機に増加、うち中華人民共和国向けは8機(REU)。
  • 電力会社AES、買収の関心が高まる中、選択肢を検討(BLO)。
  • 雇用市場の冷え込みは中間選挙の兆候かもしれない(BLO)。
  • Amazonプライムデーが夏の大セールシーズンの幕開け。ウォルマートとターゲットはどう競争するのか?(FOX)。
  • 中華人民共和国は砂漠地帯のデータセンターに11万5000個のNVIDIAチップを供給することを望んでいる(BLO)。
地政学的リスク
  • トランプ大統領、銅に50%の関税を課すと発言、麻薬税は1年待つ(BLO)。
  • トランプ大統領、関税延長はしないと明言、銅や麻薬への脅威を強める(BLO)。
  • トランプ大統領、BRICS諸国に10%の関税を「かなり近いうちに」課すと発言(REU)。
  • 最新の関税一時停止は、トランプ大統領の熱狂的な取引の限界を示している(BLO)。
  • トランプ大統領、ウクライナへのさらなる兵器供給を支持するプーチン大統領を再び非難(BLO)。
  • トランプ大統領、米国はウクライナにさらなる武器を送ると発言(REU)。
  • フェラーリが敗訴する中、EUは米国との貿易協定でエアバスを保護(BLO)。
  • 日本は貿易交渉で米国の自動車関税譲歩を求めると表明(REU)。
金利・コモディティ・恐怖指数の動き
  • 原油(Crude Oil Aug 25): 68.31(+0.38、+0.56%)。原油価格は上昇し、需要の増加や供給懸念が影響した可能性があり、68.31で取引を終えました。
  • CBOE 10年物米国債利回り(CBOE Interest Rate 10 Year T No): 4.4150(+0.0200、+0.46%)。米国の10年物債利回りが上昇し、金利上昇を示唆する動きとなりました。
  • CBOEボラティリティ指数(CBOE Volatility Index): 16.81(-0.98、-5.51%)。市場のボラティリティが低下し、リスク回避志向がやや後退したことを示しています。
  • 金(Gold Aug 25): 3,311.90(-30.90、-0.92%)。金価格は下落し、利益確定売りや金利上昇が影響していると考えられます。
自分の米ドル建ポートフォリオ △0.04%

主要ETFの動きでは、「VGT」(+0.47%)が堅調に推移し、テクノロジー関連の強さが反映されました。「VOO」や「VYM」は小幅な下落を見せましたが、全体的に安定している印象です。「VIG」や「GLDM」はやや大きな下落となり、金市場の調整が影響している可能性があります。全体として、比較的安定したポートフォリオとなりました。

経済指標発表予定
  • MBA 30年住宅ローン利率:住宅ローン金利の指標であり、住宅市場の動向を予測するために重要です。利率の上昇は住宅需要に影響を与える可能性があります。
  • アトランタ連邦準備銀行GDPNow:米国のGDP成長率予測を提供する指標で、経済全体の成長を示す重要なデータです。予測値2.6%は市場に注目されています。
  • FOMC議事録:米国の金融政策を決定する会合の議事録であり、今後の金利政策に関する手掛かりを得るために注目されています。市場への影響が大きいです。
主な決算発表予定

※該当銘柄の発表は予定されていません

おわりに

現在の市場環境は不安定であり、投資家は慎重な姿勢を維持することが求められます。特に、金利動向や企業の決算結果を踏まえた投資判断が重要です。短期的な動きに左右されず、中長期的な視点でポートフォリオの見直しを行い、リスクヘッジを検討することが重要です。それでは、今日も一日明るく元気に笑顔で過ごしましょう。

おことわり

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ABOUT ME
Muroi Kazuo
1959年2月生まれ 米国株、日本株、J-REITでFIRE達成しています。 米国株投資については、みなさんと情報共有したいと思っています。
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