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Muroi Universal Research and Operating of Investment
米国株投資

【20250709】US stock market investments

S&P500 ヒートマップ(高解像度)
主要3指数とドル円の動き
  • S&P 500: 7月9日のS&P 500は、前日比+37.74ポイント(+0.61%)の6,263.26で引けました。テクノロジーセクターの上昇が主な要因で、特に米国の大手IT企業が好調な業績を見せ、指数全体を押し上げました。日中の高値は6,269.16、安値は6,231.43となり、全体としては比較的安定した動きでした。強い経済指標の影響もあり、投資家心理が改善し、リスクオンの傾向が見られました。
  • Dow30: ダウ・ジョーンズは0.49%上昇し、44,458.30で終わりました。特に金融セクターが強気な展開となり、全体的な上昇に寄与しました。始値は44,327.10で、日中の高値は44,556.68、安値は44,225.88と幅広い値動きがありました。企業の決算が良好だったことや、エネルギー・ヘルスケア株の上昇が相まって、ダウを支える要因となりました。全体的に、リスク選好の動きが確認されました。
  • NASDAQ: ナスダック総合指数
    ナスダック総合指数は+192.88ポイント(+0.94%)の20,611.34で引け、テクノロジー銘柄の上昇が主な推進力となりました。特に、半導体関連やクラウドサービス企業が強かったことが目立ちます。ナスダックは朝の始値(20,522.10)から高値(20,645.41)を更新し、安値(20,486.38)との値幅が広かったものの、最終的に高値で安定した取引が行われました。企業決算を見越した強気の動きが続きました。
  • ドル円(USD/JPY)の動き:7月9日のドル円は146円80銭から146円25銭まで下落し、引けました。米国の5月卸売在庫確定値が年初来初の減少を記録し、10年債の入札結果が順調だったことが影響し、長期金利の低下に伴いドル売りが優勢となりました。また、連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨では、大半の金融当局者が利下げに慎重な姿勢を再確認したため、ドルは下げ止まりました。
セクター別騰落率

7月9日の米国株式市場では、テクノロジー(Technology)が+0.90%で最も強いパフォーマンスを示し、ヘルスケア(Healthcare)や公益事業(Utilities)もそれぞれ+0.82%、+0.80%の上昇となりました。工業・産業(Industrials)や通信サービス(Communication Services)も+0.73%、+0.72%と好調でした。素材(Basic Materials)と一般消費材(Consumer Cyclical)もそれぞれ+0.58%、+0.53%の上昇を記録しました。一方、金融(Financial)は+0.39%、不動産(Real Estate)は+0.08%と控えめな動きでした。生活必需品(Consumer Defensive)とエネルギー(Energy)はそれぞれ-0.38%、-0.42%と下落し、全体的にはテクノロジーセクターが市場を牽引しました。

ETFトップ10

主要なETFは全体的に上昇しました。

経済指標発表 結果
  • MBA 30年住宅ローン金利(6.77%): 7月9日に発表されたMBA 30年住宅ローン金利は6.77%となり、前週の6.79%からわずかに低下しました。この指標は、米国の住宅市場の動向を示す重要な指標の一つであり、金利が高止まりしている中でわずかながらも下落しました。この金利低下は、住宅購入者にとって少しだけ負担軽減となり、住宅市場に一定の影響を与える可能性があります。
  • 卸売在庫(前月比:-0.3%): 卸売在庫は前月比で0.3%の減少となりました。これは、商業活動が低迷している兆しと捉えられ、特に企業が在庫調整を行っている可能性があります。需要の減少や供給チェーンの問題が影響している可能性があり、経済全体にとって警戒すべきサインとなるかもしれません。
  • 原油在庫量(7.07M):原油在庫は予想を大きく上回る7.07百万バレルの増加となり、エネルギー市場に影響を与える結果となりました。この増加は、供給過剰を示唆し、原油価格の下落圧力となる可能性があります。特に供給面の懸念が強まり、今後の価格動向に注目が集まります。
  • FOMC議事要旨:FOMC(連邦公開市場委員会)の議事要旨が公表されました。金融当局者の多くが利下げに慎重な姿勢を再確認し、経済の回復に向けた調整を強調しました。これにより、利上げが続く可能性が高いことが示唆され、金利やインフレ動向に対する市場の期待に影響を与えるでしょう。
主な決算発表結果

※該当銘柄の発表はありませんでした。

主な経済ニュース
  • S&P500の上昇で株式強気派が「極度の貪欲さ」を露呈(BLO)。
  • 連邦準備制度理事会の議事録は、関税がインフレに及ぼす影響について政策担当者の意見が分かれていることを示す(BLO)。
  • 関税により、5月の中華人民共和国からの米国衣料品輸入は22年ぶりの低水準に(REU)。
  • エヌビディア、時価総額4兆ドルを突破、株価は新たな節目を迎える(BLO)。
  • OpenAI、Google Chromeに対抗するウェブブラウザをリリースへ(REU)。
  • ブランドアドバイザーによると、Amazonプライムデーの売上は初日に41%減(BLO)。
  • テスラの株主が取締役会に年次総会の開催を迫る(WSJ)。
  • リンダ・ヤッカリーノがXのCEOを退任(WSJ)。
  • オートデスク、エンジニアリングソフトウェア企業PTCの買収を検討(BLO)。
  • フェレロ、フルーツループ、フロステッドフレークメーカーを約30億ドルで買収へ(WSJ)。
  • 関税騒動で世界の銀行の取引収益が10%増加すると予測(REU)。
  • インド、中華人民共和国への依存を減らすため希土類元素の生産を加速させる計画(BLO)。
  • トレーダーが米国の弱気なデータと制裁を懸念し、原油価格は安定(BLO)。
  • トランプ大統領が米国からの輸入品に50%の関税を課すと宣言し、銅市場が混乱(BLO)。
  • ビットコイン、史上最高値11万2000ドルを突破(BLO)。
地政学的リスク
  • EUが米国との貿易協定を推進する中、トランプ大統領は新たな関税通知を発行(REU)。
  • トランプ大統領、ブラジルへの50%課税を含む新たな関税率を発表(BLO)。
  • トランプ大統領がプーチン大統領批判を強める中、上院共和党はロシアへの制裁を検討(BLO)。
  • フーシ派、紅海の船舶への新たな攻撃で船員を恐怖に陥れる(BLO)。
  • 米国、中華人民共和国製AIのイデオロギー的偏向を精査中(REU)。
金利・コモディティ・恐怖指数の動き
  • Crude Oil Aug 25(原油): 原油価格は前日比-0.05ドル(-0.07%)の68.28ドルで引けました。原油市場は若干の下落を見せ、前日高値(68.94ドル)から低迷しました。供給過剰の懸念や景気の不安定さが影響し、原油需要の見通しに対する不透明感が強まっています。市場は引き続き、OPECの生産調整や地政学的リスクを注視しています。
  • CBOE Interest Rate 10 Year T No(10年国債利回り): 10年国債利回りは-0.0730(-1.65%)の4.3420で取引を終えました。国債利回りの低下は、市場のリスク回避の動きや、利上げの効果が経済に与える影響についての懸念を反映しています。金利が低下すると、株式市場に対する圧力が増す可能性があり、投資家は引き続き慎重な姿勢を取っています。
  • CBOE Volatility Index(VIX): VIX(恐怖指数)は-0.87ポイント(-5.18%)の15.94で終わりました。VIXの低下は、市場のボラティリティが抑制されていることを示しており、投資家のリスク選好が強くなっている兆候です。市場は比較的安定しており、投資家はリスクを取る姿勢を見せていますが、依然として慎重な動きが続いています。
  • Gold Aug 25(金): 金価格は+4.60ドル(+0.14%)の3,321.50ドルで引けました。金はわずかな上昇を見せ、株式市場の不安定さやリスク回避の動きが金の需要を支えました。特に金利低下と経済の不確実性が金価格を押し上げる要因となり、金は引き続き安全資産として注目されています。
自分の米ドル建ポートフォリオ △0.58%

株のみならず金も含めて堅調、今月は売買取引をしないまま10日が過ぎました。

経済指標発表予定

7月10日に発表予定の失業保険申請件数は、株価に影響を与える重要な指標です。予想では1,964千件となっています。もし予想を上回る数字が出れば、米国労働市場の回復力に疑問を投げかけ、景気の減速懸念が高まり、株式市場にネガティブな影響を与える可能性があります。

主な決算発表予定
おわりに

7月9日の米国株式市場は、全体的に堅調な動きを見せました。主要3指数のS&P 500、ダウ・ジョーンズ、ナスダックはともに上昇し、特にテクノロジーセクターやヘルスケアセクターが市場を牽引しました。テクノロジー株の強さが際立つ中、金融やエネルギーなど一部のセクターはやや弱含みましたが、全体的にはリスク選好の動きが広がり、投資家は安心感を持って取引に臨んだと言えます。

また、ドル円の動きは小幅な下落を見せ、円高が進行しました。経済指標や10年国債利回りの低下が影響し、ドル売りが優勢となった一方で、FOMCの議事要旨が発表され、利下げに慎重な姿勢が再確認されました。このような情報は、投資家にとって今後の金融政策を見通す重要な手がかりとなり、為替市場や金利市場に影響を与えました。

さらに、原油価格や金の価格も注目され、原油市場は供給過剰の懸念が広がる中で下落し、金はわずかに上昇しました。金はリスク回避の動きから安全資産としての需要が続いており、今後の市場の動向に対して注視が必要です。

7月10日に発表される経済指標やイベントも重要なポイントです。失業保険申請件数やその他の経済指標が、市場にどのような影響を与えるかが注目されます。特に失業保険申請件数が予想を超えると、労働市場の不安定さが株価に悪影響を与える可能性があり、投資家は慎重な姿勢を保つ必要があります。

今後も、経済指標や企業決算、金融政策の動向を注視しつつ、柔軟な投資戦略を取ることが求められます。米国株式市場の動向は、世界経済の指標ともなるため、引き続き注目し、投資判断を行っていくことが重要です。投資は自己責任にてお願いします。

それでは、今日も一日明るく元気に笑顔で過ごしましょう。

おことわり

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ABOUT ME
Muroi Kazuo
1959年2月生まれ 米国株、日本株、J-REITでFIRE達成しています。 米国株投資については、みなさんと情報共有したいと思っています。
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