S&P500 ヒートマップ(高解像度)

主要3指数とドル円の動き
- S&P500
S&P500は、前日比+49.29ポイント(+0.78%)で6,358.91で取引を終えました。主にテクノロジー株が好調で、全体的に堅調な展開となりました。特に大手テクノロジー企業が株価を押し上げ、投資家の信頼感を支えました。 - Dow30
ダウ平均は前日比+507.85ポイント(+1.14%)の45,010.29で取引を終えました。金融や製造業などの景気敏感株が上昇し、米国経済の回復期待が高まりました。高評価を受けた企業の決算がプラス材料となりました。 - NASDAQ
NASDAQは前日比+127.33ポイント(+0.61%)で21,020.02で終わりました。特にハイテク株が強く、投資家は業績の良い企業への期待感を示しました。テクノロジー株の堅調な動きが全体を引っ張る形となりました。 - ドル円(USD/JPY)
ドル円は146円15銭から146円74銭まで上昇し、引けました。日米通商交渉合意を好感し、成長期待にドル買い、円売りが優勢となりました。その後、米6月中古住宅販売件数が予想を下回ったことや良好な20年債入札の影響でドル円は伸び悩みました。

セクター別騰落率
Healthcare(ヘルスケア)セクターは+2.17%と最も大きな上昇を見せ、医薬品や医療機器関連の企業が好調でした。唯一下落したのはUtilities(公益事業)セクターで-0.57%となりました。
ETFトップ10
VOO、SPY、IVVなどの主要なS&P500連動ETFは、いずれもプラスの値動きを見せ、特にIVVは+0.88%の上昇を記録しました。VTIやQQQも堅調で、成長株中心のVUGは+0.70%上昇しました。VEAやIEFAは海外株をカバーし、それぞれ+2.13%、+2.42%と大きく上昇しています。一方、BND(米国債券ETF)は-0.20%の下落となりました。全体的に株式関連ETFは好調ですが、債券はやや軟調でした。
経済指標発表 結果
- MBA住宅ローン申請指数
MBA住宅ローン申請指数は前週比+0.8%と増加し、住宅市場の回復の兆しを示しました。特に低金利環境が続く中で、住宅ローンの申請が増加し、住宅市場への期待感が高まりました。この指数は今後の住宅需要の動向を示す重要な指標であり、米国経済の回復に寄与する要素として注目されています。 - 中古住宅販売件数
6月の中古住宅販売件数は3.93M件(予想4.00M件)で、前年同月比-2.7%となりました。販売件数は予想を下回り、市場における住宅供給不足や金利上昇が影響していると見られます。価格上昇の一因となっているが、需要の低下を反映しており、今後の市場動向に注目が集まります。 - 原油在庫
原油在庫は-3.169Mバレル減少し、予想よりも大きな原油消費を見せました。供給の制約と季節的な需要増加が影響し、在庫減少が続いています。原油価格に対する影響も強く、需給バランスに関連する市場の動向が注目されています。 - ガソリン在庫
ガソリン在庫は+0.282Mバレルと予想よりも増加しました。特に夏季のドライブシーズンに合わせた需要増加が見込まれる中で、在庫量の増加が今後の供給側の安定を示唆しています。需要と供給のバランスを注視する必要があります。

主な決算発表結果
- アルファベット(GOOGL / GOOG)
クラスA・C株ともにEPSは2.31ドルで予想(2.17ドル)を上回り、売上は96.43Bドルで市場予想と一致。Google広告事業が引き続き好調で、クラウドサービスの成長も堅調でした。時価総額は2.31Tドルを超え、AI関連の期待も高く、テクノロジー分野を代表する銘柄として注目度は依然高いです。 - テスラ(TSLA)
EPSは0.40ドルと予想を下回り、売上は22.5Bドルで横ばいとなりました。電気自動車需要の鈍化や競争激化が影響しましたが、蓄電池事業やロボタクシー構想など将来性に対する期待は根強く、時価総額は1.07Tドルと高水準を維持しています。 - TモバイルUS(TMUS)
EPSは2.84ドルで予想を上回り、売上も21.3Bドルと堅調でした。5Gネットワークへの投資が進み、加入者数も増加傾向。安定収益の通信銘柄として評価が高く、時価総額は264.88Bドルに達しています。キャッシュフローの強さも安心材料です。 - インターナショナル・ビジネス・マシーンズ(IBM)
EPSは2.31ドルと予想を上回り、売上は17Bドルと市場予想と一致。AIやハイブリッドクラウド分野の成長が進み、収益構造の転換が続いています。時価総額は262.32Bドルで、伝統的IT企業から次世代技術への脱皮が注目されています。 - サービスナウ(NOW)
EPSは4.09ドルと予想を上回り、売上は3.22Bドルで順調に推移。デジタルワークフローの自動化需要が拡大し、AI統合サービスへの展開も評価されています。時価総額は189.75Bドルに上り、クラウドベースのSaaS分野でのプレゼンスが高まっています。 - AT&T(T)
EPSは0.64ドルで予想を上回り、売上は29.5Bドルと安定しています。携帯事業とブロードバンドが堅調で、キャッシュフローの改善も見られました。時価総額は176.68Bドルで、通信インフラの安定成長を支える銘柄として注目されます。 - GE Vernova(GEV)
EPSは1.86ドルで予想を上回り、売上は10.1Bドルと堅調。再生可能エネルギーと電力システム事業が注目されており、インフラ投資との相乗効果が期待されています。時価総額は171.72Bドルで、エネルギー移行テーマの中心銘柄の一つです。 - ボストン・サイエンティフィック(BSX)
EPSは0.75ドルで予想超え、売上は5.06Bドルで順調でした。医療機器分野での需要が継続しており、特に心血管系製品の拡大が収益に寄与。時価総額は159.43Bドルと高く、ヘルスケアセクターの成長株として支持されています。 - ネクステラ・エナジー(NEE)
EPSは1.05ドルで予想を上回り、売上は6.7Bドルとやや予想を下回りました。再生可能エネルギー事業が引き続き主力で、クリーンエネルギー分野への投資が進んでいます。時価総額は150.42Bドルで、公益事業銘柄の中では特に成長期待が高い存在です。 - アムフェノール(APH)
EPSは1.16ドルで予想を超え、売上も5.7Bドルと好調でした。コネクタ部品の需要が高く、自動車や航空宇宙、産業機器向けの収益が好調。時価総額は130.56Bドルと堅調で、製造業の中でも技術系に強みを持つ企業として評価されています。

主な経済ニュース
- 米EU貿易協定への期待から株価上昇(BLO)。
- ジョンソン下院議長、パウエルFRB議長に「幻滅」したと発言(BLO)。
- EUは15%の関税で米国との貿易協定の進展を予測(BLO)。
- アルファベット、2025年の支出見通しを上方修正後、株価下落(BLO)。
- バンク・オブ・アメリカ、新たなプログラムで400億ドルの自社株買いを実施(BLO)。
- サウスウエスト航空、旅行業の回復を受け2025年の利益見通しを回復(BLO)。
- 個人投資家が新たな投資先を選ぶ中、ミーム株への熱狂が広がる(BLO)。
- ミーム株が市場で話題となり、GoPro、クリスピー・クリームが上昇(BLO)。
- 習近平国家主席、貿易とウクライナの打撃で規模縮小した首脳会議でEU首脳と会談(BLO)。
- 銀の好調が加速、市場は2011年以来の高値(REU)。
地政学的リスク
金利・コモディティ・恐怖指数の動き
- 原油先物(Crude Oil Sep 25)
原油価格は1バレル=65.43ドルで取引を終え、前日比+0.18%と小幅上昇しました。中東情勢がやや落ち着いたことに加え、米在庫の減少が支援材料となり、需給バランスへの期待が価格を支えました。 - 米10年債利回り(CBOE Interest Rate 10 Year T No)
米10年債利回りは4.3880%へ上昇し、+1.20%の伸びを記録しました。日米通商交渉の合意や米経済指標の底堅さを受け、リスク選好が進んだことで、債券売り・金利上昇の動きが見られました。 - VIX指数(Volatility Index)
VIX指数は15.37と前日比-6.85%の大幅な低下となり、市場のリスク回避姿勢が後退したことを示しています。大型ハイテク株の好決算や経済の底堅さを背景に、投資家の安心感が広がっています。 - 金先物(Gold Aug 25)
金先物価格は1オンス=3,400.00ドルとなり、前日比で-1.27%下落しました。米債利回りの上昇やリスク選好の強まりを背景に、安全資産である金には売りが集まり、価格は調整局面に入りました。

自分の米ドル建ポートフォリオ △%
VGTやVOO、VYMが揃って上昇し、特にVYMは+0.89%と好調でした。一方、GLDMは金価格下落を受けて-1.22%と下落。全体としては堅調な一日でした。
経済指標発表予定
重要性が高い指標がいくつか公表されます。

主な決算発表予定

おわりに
本日の相場は、金融・テクノロジー銘柄を中心に強く推移し、市場心理の改善が明確に表れました。企業による大型の自社株買いや増配は、堅調な資本政策を示しており、今後も株式市場を下支えする要因となりそうです。一方で、米欧関係をはじめタリフ(関税)の動向は依然として注視すべきリスク要素です。特に夏~秋にかけて、政策要因が相場調整のきっかけになる可能性があります。そのため、短期的な下落時にも慌てずに、業績好調・財務健全な企業の買い増し機会と捉える姿勢が重要です。市場は高値水準にありますが、株式のEPS(1株当たり利益)成長も堅実に継続中であり、長期的には強い成長トレンドが維持されています。特にAIやクラウド、消費回復関連セクターなどに注目しつつ、適切な分散とリスクマネジメントを心掛けることが求められます。なお、投資における最終判断はご自身の責任にてお願いいたします。
7月24日は天赦日、一粒万倍日、大安が重なる吉日です。今日も一日明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
おことわり
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図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とドル円: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- セクター別騰落率: finviz
- ETFトップ10:FOX Business
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
- 主要指数の動き : Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ