S&P500 ヒートマップ(高解像度)
  • MU(+4.09%)
    マイクロン・テクノロジーは、AI向けサーバーや高性能メモリの需要回復期待が株価を押し上げました。半導体市況の底打ち観測と投資家の買い戻しが重なり、取引を通じて強い上昇を維持しました。
  • INTC(+3.66%)
    インテルは次世代AIチップの開発進展が好感され、半導体業界全体の堅調さも追い風となりました。コスト削減策の効果が見え始め、業績改善への期待から買いが集まりました。
  • INTU(-5.73%)
    インテュイットは決算で来期の業績見通しが市場予想を下回り、失望売りが拡大しました。会計ソフト事業の成長鈍化懸念が強まり、投資家心理を冷やす形で大幅下落となりました。
  • CRM(-3.26%)
    セールスフォースは一部顧客の契約縮小報道や成長鈍化懸念が影響し、株価が急落しました。クラウド関連セクター全体の利益確定売りも加わり、売り圧力が強まりました。
主要3指数とドル円の動き
  • S&P500
    小幅に下落し、−0.25%となりました。米CPI発表を控え、インフレ懸念とスタグフレーション(経済成長が停滞しながらインフレが続く状態)への警戒で上値が重くなりました。
  • Dow30
    −0.45%となりました。半導体大手の対中チップ販売収益分配(15%を米政府へ)が警戒材料となり下落しました。一方で一部のディフェンシブ銘柄は堅調でした。
  • NASDAQ
    −0.30%となりました。半導体輸出に関する米中交渉の影響や米中関係不透明感が重荷となりましたが、一部テック株は反発し底堅さも見られました。
  • ドル円(USD/JPY)
    148円前後で横ばいとなりました。米CPI発表を控え、147.75〜148.25円のレンジで保ち合いが続きました。
セクター別騰落率

1%を超える上昇・下落はありませんでした。最大変動はエネルギー(Energy)の−0.71%で、全体的に様子見ムードが広がりました。

主なETFの動き

主要株式ETFは小幅安となりました。QQQが−0.30%とやや弱い動きでした。一方、安全資産志向からBNDは+0.07%と小幅に上昇しました。

経済指標発表 結果
  • 3カ月物短期米国債入札:利回り4.150%(予想4.165%、前回4.165%)でした。利下げ時期への思惑は微妙に変化しています。
  • 6カ月物短期米国債入札:利回り3.970%(予想3.980%、前回3.980%)でした。半年先の金利低下観測が織り込まれました。
主な決算発表結果
  • セラニーズ(CE)
    EPSは1.44ドル(予想1.40ドル)、売上は25.3億ドル(予想25.0億ドル)でした。コスト管理と価格改定で利益率が改善しましたが、需要回復は限定的でした。

※時価総額は約51.6億ドルと100B未満ですが、化学業界の代表例として取り上げました。

主な経済ニュース(8月9-11日)
  • AIによる需要減少が見込まれる企業から資金流出が発生し、恩恵を受けるセクターへ資金がシフトしています。
  • アジア株は好業績を背景に上昇し、米CPI結果を警戒する動きが見られます。
  • 米中間でAIチップ輸出条件としてNvidia・AMDが売上の15%を米政府へ支払うことで合意しました。
  • トランプ・プーチン会談、小売・インフレデータが今週の焦点となっています。
  • リチウム供給懸念で素材株に資金が流入しています。
地政学的リスク(8月9-11日)
  • 米中関税交渉延長と関税導入90日先送りが発表され、ダウは約200ポイント下落しました。
  • 南シナ海での中国とフィリピン間緊張の高まりが地域リスクを押し上げています。
原油・金利・VIX・金の動き
  • 原油:64.01ドル、+0.20%。OPEC+の減産方針が下支えとなっています。
  • 米10年国債利回り:4.273%、−0.28%。CPI前で債券買いが優勢です。
  • VIX:16.25、+7.26%。CPIや米中交渉への警戒感で上昇しました。
  • :3,393.90ドル、−2.79%。米金利高止まりが売り要因となりました。
自分の米ドル建ポートフォリオ -0.45%(前日比)

私のポートフォリオは全体的に軟調でした。GLDM(−1.38%)とVGT(−0.58%)の下落が響き、金とハイテクの弱さが全体を押し下げました。

経済指標発表予定

マーケットが開かれる前にCPIの発表が予定されています。

主な決算発表予定
おわりに

本日の米国株は主要3指数がそろって小幅安となりました。CPI発表を控えた慎重姿勢の中、半導体輸出に関する米中合意が市場心理を冷やし、NvidiaやAMDが売られました。一方で、エネルギーや公益といったディフェンシブセクターは底堅く推移しました。国債入札は堅調で、市場は年内利下げをほぼ織り込む状況です。AIの進展による産業構造の二極化が進む中、短期的な値動きに振らされず、経済指標や地政学リスクを冷静に見極めながらポートフォリオのリスク管理を徹底することが大切です。投資は自己責任で行ってください。

それでは、お盆休みを満喫されている方も、お仕事を頑張っている方も、今日一日が明るく元気で過ごしましょう。

おことわり

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ABOUT ME
Muroi Kazuo
1959年2月生まれ 米国株、日本株、J-REITでFIRE達成しています。 米国株投資については、みなさんと情報共有したいと思っています。
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