S&P500 ヒートマップ(高解像度)
- TSLA(+6.22%)
車など金利の影響を受けやすいセクターでは業績期待が高まり、TSLAは市場の追い風を受け急騰しました。加えて、Cybertruck最上位モデル「Cyberbeast」の価格引き上げ(Luxeパッケージ付帯)も話題となりましたが、株価上昇を主導したのは市場の金利期待の動きでした。 - INTU(-5.05%)
強力な第4四半期決算(売上高20%増、EPS好調)を発表したにもかかわらず、第1四半期の売上成長14~15%という保守的すぎるガイダンスが、アナリスト予想の16%超を下回ったことが嫌気され — 特にMailchimpの業績不振やTurboTaxの伸び悩みが重しとなり、株価が急落しました。
主要3指数とドル円の動き
- S&P500
S&P500は前日比+96.74(+1.52%)の6,466.91で大幅反発。寄り付き後から買い優勢となり、終日堅調に推移しました。パウエルFRB議長の講演で利下げ観測が強まり、金利低下を背景にハイテクや景気敏感株へ幅広く資金が流入。特に大型テック株や金融株が牽引し、終盤まで高値圏を維持しました。 - Dow30
Dow30は+846.24(+1.89%)の45,631.74で急伸しました。前日の軟調地合いを払拭し、幅広い業種で買い戻しが入りました。特に景気敏感株(工業・産業)や金融株が主導し、終日上昇基調を維持。利下げ観測の強まりで企業収益への安心感が広がり、個人消費関連株も買いを集めました。 - NASDAQ
NASDAQは+396.22(+1.88%)の21,496.54で大幅高。金利低下期待が追い風となり、ハイテク株を中心に買いが加速しました。AI関連や半導体株が市場を牽引し、投資家心理の改善につながりました。インフレ懸念が和らぎ、成長株優位の展開が鮮明となった一日でした。 - ドル円(USD/JPY)
ドル円は146円93銭と前日比−1.44円(−0.97%)のドル安・円高水準で引けました。FOMCでの9月利下げ観測が強まり、米長期金利が低下したことが背景。パウエル議長は雇用下振れリスクや関税の影響を指摘し、政策修正の可能性を示唆。一方でクリーブランド連銀のハマック総裁はインフレ警戒を維持し、ドルは安値圏でもみ合いました。

セクター別騰落率
- Consumer Cyclical(一般消費材)
+3.22%と全セクターで最大の上昇。金利低下観測を背景に自動車や耐久消費財に資金が集まり、特にテスラなどグロース株が牽引しました。消費者信頼感の改善も買い安心材料となりました。 - Basic Materials(素材)
+2.24%の大幅高。中国景気刺激策への期待やコモディティ価格の底堅さが追い風となり、金属・化学関連株が買われました。世界的な需要回復観測が意識されました。 - Real Estate(不動産)
+1.95%と堅調。米金利低下への期待が住宅ローンや商業用不動産のコスト改善を意識させ、不動産投資信託(REIT)や住宅建設関連株が強含みました。 - Industrials(工業・産業)
+1.89%の上昇。利下げ期待による景気回復シナリオが意識され、航空機、建機、輸送関連株に資金が流入しました。景気敏感株への買いが顕著でした。 - Energy(エネルギー)
+1.86%の上昇。原油価格の持ち直しが支援材料となり、石油・天然ガス関連株が上昇しました。需要回復期待と在庫減少も好感されました。 - Communication Services(通信サービス)
+1.80%で上昇。広告需要の回復期待や大型ハイテク株の上昇に連動して、メディア・通信関連が買われました。AI関連サービスも支えとなりました。 - Technology(先端技術)
+1.71%と堅調。金利低下観測を背景にハイテク・半導体株が買い戻されました。AI関連需要の拡大期待も引き続き株価を押し上げました。 - Financial(金融)
+1.65%で上昇。利下げ観測が広がる中でも、景気底堅さや投資銀行・資産運用収益への期待が強く、全体として買い優勢となりました。 - Healthcare(ヘルスケア)
+1.11%と小幅高。ディフェンシブ性に加え、バイオや製薬株に買いが入りました。市場全体の上昇に伴い資金流入が見られました。

主なETFの動き
主要ETFは軒並み上昇し、特にVTIやVUGなどグロース系が1.6%前後の伸びを見せました。S&P500連動型のVOOやSPYも1.5%超の上昇となり、金利低下期待を背景に幅広く資金流入が確認されました。債券ETFのBNDも小幅高でした。

経済指標発表 結果
- FRBパウエル議長講演
ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の発言は、雇用市場の下振れリスクが高まっていることや、関税によるインフレ影響が一時的である可能性を指摘しました。このため、FRBが早ければ9月FOMCで利下げに踏み切るとの観測が強まりました。金融市場では長期金利が低下し、株式市場ではハイテクやグロース株中心に買いが広がりました。 - ベーカー・ヒューズ社のリグ稼働数
米国の石油掘削リグ稼働数は538基と前回539基から小幅減少しました。原油価格は需給タイト感を背景に底堅く推移しており、リグ数の横ばいから減少傾向が続くことは、今後の供給制約を意識させる要因です。エネルギー株にとっては支援材料となり、22日の市場でもEnergyセクターが上昇しました。

主な決算発表結果
※該当銘柄の決算発表はありませんでしたが、注目されたINTUは弱気ガイダンスで株価が急落しました。
主な経済ニュース
- FRBパウエル議長のハト派姿勢で主要指数が史上最高値に
ジャクソンホールでの講演後、利下げ期待が強まり、S&P500とダウが歴史的高値で週を終えました。テクノロジー株が底堅い動きを見せたほか、小売業ではWalmart失速、一方でTJXが好材料となるなど、パフォーマンスに差が出ました(Investors.com)。 - ダウ急伸、金利低下で住宅関連・鉱業が堅調
パウエル講演後、ダウは800ポイント超の上昇。10年債利回りが低下し、住宅建設株や金関連、鉱山株が押し上げられました。一方で、インテルはトランプ政権による株取得報道で急騰しました(Investors.com)。 - AI投資への懸念で一部テック株が下落
MITの報告で、生成系AIの導入企業の95%がほとんど利益を得ていないことが判明。これを受けてNvidiaなどAI関連株が軟調に。OpenAIのCEOも「AIバブル懸念」を示唆しました(Financial Times)。 - 米政府、インテルの10%株式取得へ:産業政策の強化
トランプ氏は、2022年チップ法に基づく助成への見返りとして、米政府がインテル株の約10%を取得すると発表。理事会席は得ないものの、政府の産業介入姿勢が強まるとの受け止めが広がっています(BARRONS)。 - 市場でAIバブル警鐘:過熱感への懸念拡大
AI投資ブームが1990年代のドットコムバブルを彷彿とさせるとの評価も。過度な期待に基づく高額評価への警戒が広がり、投資家心理の変化が市場に影響しています(The Times)。 - 投資家、Nvidia決算に注目:AI市場の行方を占うカギに
Nvidia(4兆ドル時価総額)への関心が高まり、週内の決算動向がAI関連企業全体の手掛かりになるとの見方が強まっています。S&P500全体にも影響が及ぶ可能性があります(Reuters)。
地政学的リスク
- 米–インド間の貿易・外交危機がエスカレートし、関係悪化が投資心理に影響
トランプ政権がインドからの輸入品に対して25%の「相互関税」を課し、さらにロシア産原油購入を理由に追加で25%を上乗せ、合計で50%の関税を課す措置を発表。インド側は不公平として強く反発し、防衛装備調達の一時停滞報道もあり、戦略的協力への不透明感が市場にも波及しています。
原油先物・米10年国債利回り・VIX・金先物の動き
- Crude Oil Oct 25
原油先物は63.78ドルと小幅高。リグ稼働数の減少が供給不安を意識させたほか、中国の景気刺激期待が支援材料となりました。需要見通しは依然慎重ですが底堅さを維持。 - CBOE Interest Rate 10 Year T No
米10年債利回りは4.26%へ低下。パウエル議長のハト派的発言を受け、9月FOMCでの利下げ観測が強まり債券買いが優勢に。金利低下は株式市場の追い風となりました。 - VIX
VIX指数は14.22へ急低下(−14%超)。利下げ期待を背景に投資家心理が改善し、株価の急伸に連動してリスク回避需要が後退。市場の安定感を示す水準に入りました。 - Gold Dec 25
金先物は3,417.50ドルと1%超上昇。金利低下とドル安進行が買い材料となり、安全資産としての需要も回復。インフレ懸念後退の中でも堅調地合いを保っています。

自分の米ドル建ポートフォリオ +1.52%(前日比)
私のポートフォリオは全面高となり、特にVGTが+1.77%と牽引しました。VOOや高配当ETFのVYMも堅調で、金連動のGLDMも上昇し、分散効果が表れた一日でした。

今週の動き
- 個別銘柄のヒートマップ(1週間前比)
テクノロジー株は軟調で、Halliburton(HAL)やMicrosoft(MSFT)が売られ、INTU や META といったAI・デジタル関連も軟化しました。一方、消費関連では Tesla(TSLA)や Home Depot(HD)が堅調推移。債務依存の少ないグロース株には慎重な見方が強まり、一部バリュー寄り銘柄への資金シフトが見られます。 - セクター別騰落率(1週間前比)
不動産(Real Estate)とエネルギー(Energy)がそれぞれ+2.7%・+2.5%と上昇。利下げ期待や住宅ローン金利の低下で住宅関連およびREITが恩恵を受け、原油価格の上昇を追い風にエネルギー株が底堅く推移しました。一方、情報通信(Technology)は約‑1.2%の下落。AI関連への期待剥落と利益確定売りなどが影響しています。


経済指標発表予定
7月の新築住宅販売状況が公表されます。

主な決算発表予定

おわりに
本日の米国株式市場は、FRBパウエル議長の講演を受けた利下げ観測の強まりを背景に主要3指数がそろって大幅上昇しました。長期金利の低下が投資家心理を押し上げ、ハイテクや消費関連株を中心に資金流入が加速しました。一方で、Intuitのように弱気ガイダンスを示した銘柄は急落し、個別企業の見通しが株価を左右する地合いが続いています。AI関連株には依然として高い注目が集まる一方で、過熱感への警戒や米印貿易摩擦といった地政学的リスクが不透明要因となっています。投資家にとっては、短期的な利下げ期待に乗ると同時に、セクターや個別銘柄の選別を慎重に行うことが重要です。分散とリスク管理を意識した姿勢が今後の相場対応の鍵となるでしょう。投資は自己責任にてお願いします。
今日は一粒万倍日と甲子(きのえね)、そして新月が重なる吉日です。良い週末を明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
おことわり
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図表のレファレンス
- S&P500ヒートマップ: finviz
- 主要3指数とドル円: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- セクター別騰落率: finviz
- ETFトップ10:FOX Business
- 経済指標結果/予定: investing.com日本語版
- 決算発表結果/予定: investing.com日本語版
- 主要指数の動き : Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ
- 自分の米ドル建ポートフォリオ: Yahoo!Finance米国版 をカスタマイズ