S&P500 ヒートマップ(高解像度)
  • Alphabet(GOOG +9.02%)
    反トラスト裁判で勝訴し、ChromeとApple提携維持が確認され急騰。市場の安心感から大幅買いが入りました。
  • Apple(AAPL +3.81%)
    新型iPhone関連の期待やAI搭載サービスの拡大観測から買い優勢。テクノロジー全体を押し上げる存在感を示しました。
  • Caesars Entertainment(CZR −4.79%)
    旅行・レジャー株に売りが広がり下落。消費支出減速観測やカジノ需要鈍化懸念が嫌気されました。
  • Halliburton(HAL −4.61%)
    油田サービス需要鈍化懸念から急落。原油安と資本支出減少見通しが収益見通しを圧迫しました。
  • APA Corp(APA −4.52%)
    供給過剰懸念でシェール関連株が売られる中、APAも大幅下落。原油市況依存度の高さが嫌気されました。
  • EOG Resources(EOG −4.31%)
    エネルギー安に加え増産懸念が直撃し大きく下落。米国内シェールオペレーターの中でも下げが目立ちました。
  • Texas Pacific Land(TPL −4.25%)
    土地権益収入が原油価格に依存するため、市況悪化で投資家がリスク回避。大幅安に沈みました。
  • Devon Energy(DVN −4.04%)
    原油価格の下落と需給不安が投資家心理を冷やし、同業と歩調を合わせて大きく売られました。
  • Diamondback Energy(FANG −3.72%)
    原油下落の影響を強く受け大幅安。シェール関連の収益性悪化懸念が意識されました。
  • ConocoPhillips(COP −3.48%)
    原油安とOPEC増産観測が逆風となり下落。エネルギー株全体に広がった売り圧力の一角を担いました。
主要3指数とドル円の動き
  • S&P500
    S&P500は6,448.26と前日比+32.72(+0.51%)で3日ぶりに反発しました。アルファベットが反トラスト裁判で勝訴しテクノロジー株が買われ、指数を押し上げました。一方で長期金利が再び5%に迫る水準まで上昇し、金融株や景気敏感株の重しとなったものの、ハイテク需要の強さが勝り、全体をプラス圏に導きました。
  • Dow30
    ダウ平均は45,271.23と前日比−24.58(−0.05%)で小幅続落。金融やエネルギー関連株に売りが出て上値を抑えました。OPECの増産観測がエネルギーセクターに重荷となり、金利上昇が景気敏感株の足かせとなりました。一方で一部消費関連株の健闘が下支えとなり、方向感を欠く展開となりました。
  • NASDAQ
    ナスダック総合は21,497.73と前日比+218.10(+1.02%)と大幅高。アルファベットを筆頭に大型テクノロジー株が買われ、生成AIやクラウド関連の成長期待が再燃しました。長期金利上昇の逆風はあったものの、労働市場の鈍化を背景に利下げ観測が強まり、割高感のあるグロース株に再び資金が流入しました。
  • ドル円(USD/JPY)
    ドル円は148.14と前日比−0.13%の下落。取引レンジは147.88〜149.14でした。FRBウォラー理事が9月利下げ支持を表明し、JOLT求人件数が予想を下回ったことでドル売りが優勢に。さらに地区連銀経済報告(ベージュブック)で景気判断が下方修正され、年内の利下げ観測が強まったことも円高方向に作用しました。
セクター別騰落率
  • Communication Services(通信サービス)+3.2%
    Alphabet(GOOG)が反トラスト裁判で勝訴し急騰したことが大きな牽引役となりました。広告市場の回復期待も重なり、セクター全体に資金が流入しました。
  • Energy(エネルギー)−1.78%
    OPEC増産観測や原油価格の下落が強い逆風となり、シェール関連や石油メジャーが軒並み売られました。需給懸念が投資家心理を冷やした一因となりました。

その他のセクターは1%未満の変動にとどまり、相場全体を方向づけるほどの動きは見られませんでした。

主なETFの動き

S&P500連動ETF(VOO・SPY・IVV)は+0.5%前後で堅調、QQQ+0.79%、VUG+1.09%と成長株が優位でした。一方、割安株中心のVTVは−0.44%と逆行安。BNDは+0.33%で金利低下を反映しました。

経済指標発表 結果
  • JOLTS求人件数(7月)
    求人件数は718.1万件と予想738万件を下回り、前月の735.7万件からも減少しました。労働市場の需給逼迫が緩和しつつあることを示す結果で、賃金上昇圧力が弱まる可能性があります。これによりインフレ抑制が期待され、FRBによる利下げ観測を一段と高める要因となり、ドル売り・株高に寄与しました。
  • ベージュブック(地区連銀経済報告)
    FRBが公表したベージュブックでは、全米の景気判断が前回より下方修正されました。消費や製造業活動の減速が確認され、雇用や賃金も伸び鈍化の兆しが見られます。これにより年内利下げの見方が強まり、米長期金利の低下とともにリスク資産に資金が流入しました。市場はFOMCでの政策転換を意識する展開となっています。
  • 米国週間原油在庫(EIA)
    在庫は+62.2万バレルと市場予想の−340万バレルに反して増加しました。需給バランス悪化懸念から原油価格は下落し、エネルギー株に逆風となりました。OPECの増産観測も重なり、原油相場は短期的に弱含みの展開が強まっています。この結果はインフレ圧力を和らげる一方、米エネルギー企業の収益見通しにはマイナスに働きました。
主な決算発表結果
  • Salesforce(CRM)
    1株利益は2.91ドルと市場予想2.78ドルを上回り、売上も102億ドルと予想を小幅に超えました。AIを活用した顧客管理ソリューションの需要が堅調で、サブスクリプション収益が拡大。ガイダンスも安定的であり、成長持続性への期待が再び高まりました。決算発表後の時間外取引では株価は上昇基調となり、ハイテクセクター全体を下支えしました。
  • Hewlett Packard Enterprise(HPE)
    1株利益0.44ドルは予想0.42ドルを上回り、売上は91.4億ドルと市場予想83.5億ドルを大きく超えました。クラウドやAI関連インフラ需要の拡大が奏功し、ストレージ・サーバー部門が好調。収益改善と成長加速への期待から買いが集まりました。時価総額は100B未満ながら、市場に与える影響度は高い決算でした。
主な経済ニュース
  • AlphabetとAppleが裁判勝訴で急騰、相場全体を牽引
    アルファベットが反トラスト裁判でChromeを維持する判断を受け、Appleとともに大幅上昇。テック中心にリスクオンムードとなり、主要指数が2日ぶりに反発しました(Reuters)。
  • 米株先物、アルファベット高で上昇、利下げ期待も支えに
    S&P500・ナスダックの先物が上昇傾向。アルファベットの好材料に加え、雇用関連データへの見通しから9月利下げの期待が高まりました(WSJ)。
  • VIX指数の低下、投資家心理改善を示唆
    CBOEの恐怖指数(VIX)は前日比で低下。インフレや債券売りの一段落によって市場心理が緩和され、リスク資産への警戒が後退しました(WSJ)。
  • HSBC、年末S&P500ターゲットを6,500へ上方修正
    HSBCが中立寄りの見通しから一転、年末S&P500の目標値を引き上げ。年末にかけた上昇余地を市場に示唆し、楽観的なムードを醸成しました(Reuters)。
  • エネルギー株に売り圧力、OPEC増産観測が重荷に
    国際原油価格の下落とOPEC増産観測の高まりで、エネルギー株が軒並み下落。セクター全体が逆風を受け、指数への重しとなりました(WSJ)。
  • Macy’s株価急騰、業績見通し改善が好感される
    Macy’sが四半期決算で予想を上回り通年見通しを引き上げたことで、株価が20%前後上昇。小売セクターへのプラス材料となりました(AP News)。
  • 債券利回り、30年物が一時5%台に接近
    財政懸念や関税無効判断が背景に、長期債利回りが上昇。一時30年債は5%台に接近し、金利上昇がドル支持材料となりました(Reuters)。
  • ドル安進行、商品市場・株式に追い風
    弱い景気指標と利下げ期待でドルが下落。これが金などの商品価格を押し上げ、相対的に輸出関連を中心に企業業績への追い風と評価されました(Bloomberg)。
  • 中国で軍事パレード、地政学リスクの緊張が影響
    習近平がプーチンと金正恩を迎えて軍事パレードを開催。中国の軍事的アピールが、地政学リスクとして投資家心理に影を落とす場面もありました(Bloomberg)。
原油先物・米10年国債利回り・VIX・金先物の動き
  • 原油先物(WTI)63.92ドル(−2.55%)
    OPECの増産観測が重しとなり、需給悪化懸念から下落しました。米在庫の積み増しや景気減速懸念も加わり、短期的には供給過剰感が相場を圧迫しています。
  • 米10年債利回り 4.211%(−0.066)
    雇用指標の弱さやFRBウォラー理事の利下げ支持発言で低下しました。長期金利のピーク感が意識され、株式市場の支援材料となりました。
  • VIX指数 16.38(−4.60%)
    投資家心理の改善を反映し、リスク回避姿勢が後退しました。テクノロジー株高や利下げ観測が安心感につながり、ボラティリティ水準は低下傾向を示しました。
  • 金先物 3,622.10ドル(+0.83%)
    金利低下とドル安進行を受け、資金が金に流入しました。インフレ懸念や地政学リスクの影も背景に、安全資産需要が再び強まった形です。
自分の米ドル建ポートフォリオ +0.34%(前日比)

VOOやVGTが堅調に上昇し、GLDMも金価格高騰を背景に+0.76%と上伸しました。一方で高配当株ETFのVYMは−0.32%と下落。VIGは小幅ながらプラスを維持し、全体としてはテクノロジーと金の上昇が資産を下支えする一日となりました。

経済指標発表予定

雇用統計の結果を占うADP非農業部門雇用者数(8月)と週次の失業保険申請関連が公表されます。また、景気を占うISM非製造業指数、サービス業購買部協会景気指数、原油在庫量が発表される予定です。

主な決算発表予定

以下の3社が予定していますが、いずれも引け後の発表です。

おわりに
  • 本日の米国市場は、S&P500が3日ぶりに反発し、NASDAQも大幅高となりました。背景にはAlphabetの反トラスト裁判勝訴やAppleの上昇といった企業ニュースがあり、テクノロジー中心に投資家心理が改善しました。
  • 一方で、エネルギーセクターは原油安とOPEC増産観測で下落し、景気減速懸念や地政学的リスクも市場の重しとなっています。
  • JOLTS求人件数やベージュブックは労働市場と景気の鈍化を示し、FRBの利下げ観測を強める結果となりました。
  • 今後は金融政策の行方と企業業績の持続性を見極める局面が続きます。投資は自己責任にてお願いします。

成果や結果に一喜一憂せず、共に学び成長していければ嬉しいです。今日は一粒万倍日です。将来に向けた良い種まきをしながら明るく元気に笑顔で過ごしましょう。

おことわり

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Muroi Kazuo
1959年2月生まれ 米国株、日本株、J-REITでFIRE達成しています。 米国株投資については、みなさんと情報共有したいと思っています。
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