Financial Independence, Retire Early
Muroi Universal Research and Operating of Investment
米国株投資

【20251006】US stock market investments

S&P500 ヒートマップ(高解像度)
  • AMD +23.66 %
    AMDはOpenAIと6ギガワット規模のGPU供給契約を発表し、AIインフラ需要の拡大期待が株価を急騰させました。
  • MPWR +5.36 %
    Monolithic Power Systems(MPWR)は半導体電源制御分野の需要拡大を背景に、半導体関連物色の流れの中で買われました。
  • TSLA +5.48 %
    テスラは自動運転強化や電気自動車関連ニュースを材料に、成長期待が回帰し買い圧力が強まりました。
  • APP –14.06 %
    AppLovin(APP)は広告/モバイル収益見通しの悪化、または決算内容が市場予想未達で失望売りが出た可能性があります。
  • VZ –5.11 %
    ベライゾン(VZ)は通信株としてレート競争や利益減速懸念が意識され、通信セクター全体の売りに引きずられたと考えられます。
  • SBUX –4.99 %
    スターバックス(SBUX)は消費者支出抑制懸念やコスト上昇による利益見通しの弱さが嫌気されたようです。
  • WDC –4.61 %
    Western Digital(WDC)は半導体・記憶装置セクターで需給不安が出て、減益・在庫懸念が売り圧力となった可能性があります。
  • T –4.40 %
    AT&T(T)は規制リスク、借入負担、通信インフラ投資負荷などが重石となり、配当利回り期待だけでは支えきれず下落したようです。
  • CSGP –4.30 %
    CSGP(CoStar Groupなど同名ティッカー企業)は不動産市場・商業不動産需要の減速懸念、または広告/リスティング事業の伸び鈍化が嫌気されたと思われます。
主要3指数とドル円の動き
  • S&P500(終値 6,740.28、前日比 +0.36%)
    S&P500は小幅ながら上昇しました。特定のセクターに偏らず、幅広い銘柄の底堅さが支えとなりました。利上げ観測後退や景気減速懸念が交錯する中、現在の水準維持は投資家心理の均衡を示しているように見えます。
  • Dow30(終値 46,694.97、前日比 −0.14%)
    ダウ平均はマイナスで引けました。構成銘柄のうち伝統産業・景気循環株に売りが出たようで、全天候型銘柄よりも景気敏感株が重荷となった印象です。
  • NASDAQ(終値 22,941.67、前日比 +0.71%)
    ナスダックは比較的強めの上昇を示しました。ハイテク・成長株への買い戻しが目立ち、今後の利下げ期待も追い風となった可能性があります。
  • ドル円 (USD/JPY)
    ドル円はドル高・円安方向に大きく振れました。前日ニューヨーク時間でのドル円は150.40から149.74まで反落しましたが、市場では日銀の利上げ観測後退と、米長期金利の上昇に伴うドル買いが重視されていました。今回はその流れが強まり、心理的節目を超える動きが出たと見られます。

※BofA「ドル円(USD/JPY)買いの5つの理由」バンク・オブ・アメリカ

  • 日銀の利上げ観測は過剰評価です
    市場は10月の日銀利上げを織り込み過ぎています。高市新首相の下で「アベノミクス」継続が想定され、成長重視の政策が円安方向に働く可能性があります。
  • インフレ鈍化で日銀の引き締め余地が限定されます
    BofAは日本のインフレ率が今後2%を下回ると見ており、日銀の利上げ正当化は難しくなります。結果として円買い圧力は抑制されます。
  • 関税転嫁の遅れがドル高要因になります
    日本企業が米国の関税負担を吸収しているため、インフレ圧力が緩和し、ドルが相対的に強くなります。これがUSD/JPYを支える構図です。
  • 日米投資協定でドル需要が増加します
    新たな投資協定によって日本から米国への資本流出が進み、ドル需要が高まります。為替介入なしでもドル高を支える要因となります。
  • 円買いポジションの巻き戻しリスクがあります
    市場には依然として円買いポジションが多く、突発的な巻き戻しが起こればドル買いが加速する可能性があります。これはドル高リスクを強めます。
セクター別騰落率
  • Technology(先端技術)+1.13%
    AI関連や半導体株を中心に買いが集まりました。特にAMDが急騰したことでセクター全体を押し上げ、マイクロソフトやオラクルなどの大型株も堅調に推移しました。FRBの利下げ観測が強まり、金利感応度の高いハイテク株への資金流入が続いています。
主なETFの動き

主要ETFは総じて上昇しました。S&P500連動のVOO、IVV、SPYはいずれも約+0.35%前後と堅調で、米国株全体を対象とするVTIも+0.38%と安定した動きでした。ハイテク中心のQQQとVUGは+0.7%台と他を上回り、成長株への資金流入が明確に見られました。一方で、バリュー株ETFのVTVや債券ETFのBNDは小幅安となり、リスク選好の流れが再び株式市場へ傾いた一日でした。

経済指標発表 結果
  • 米国3ヶ月物短期国債入札(結果:3.850%、予想:3.860%)
    金利はわずかに予想を下回り、需給の安定を示しました。市場では、年内のFRB利下げ観測が強まりつつあり、短期債需要が根強く続いています。インフレ抑制が進む一方、米景気の減速懸念を背景に安全資産への資金流入が見られた結果と考えられます。
  • 米国6ヶ月物短期国債入札(結果:3.695%、予想:3.715%)
    6ヶ月債も予想をわずかに下回る利回りで落札されました。これは入札需要の強さを示し、投資家が金利低下局面への備えとして短期債を積極的に購入していることを反映しています。市場全体では長期金利の上昇にもかかわらず、短期ゾーンでは安定した需要が続いています。
主な決算発表結果
  • コンステレーション・ブランズ(STZ)
    1株利益(EPS)は3.63ドルと予想の3.48ドルを上回り、売上高も24.8億ドルで市場予想の25.1億ドルにほぼ一致しました。主力のビールブランド「コロナ」「モデロ」が引き続き堅調で、価格改定による利益率改善が寄与しました。一方で、ワイン・スピリッツ部門の成長鈍化が一部で重荷となり、今後はブランド再構築と販路拡大が課題とされています。時価総額は約245億ドルで、米消費関連株の中でも安定成長銘柄として注目されています。
主な経済ニュース
  • AMD-OpenAI提携で半導体・AI銘柄物色強化
    AMDがOpenAIと大規模なチップ供給契約を発表し、これを契機に半導体・AI関連株に“波及買い”が広がりました。S&P500やナスダックの上昇にはこの動きが大きく寄与しました。( Reuters
  • 米政府機関閉鎖により経済指標の公表遅延
    連邦政府の予算成立ができず閉鎖中で、重要な経済指標の公表が延期・停止されています。このため、金融政策判断や経済の実態把握において不透明性が増しています。( Reuters
  • 原油価格上昇、OPEC+の抑制的増産が材料
    OPEC+が11月の生産増を控えめにしたことで、予想以上の供給抑制観測が強まり、原油先物価格が1.5%程度上昇しました。エネルギー関連株に追い風となりました。(Reuters
  • 金価格、史上最高水準を更新
    米利下げ観測の高まり、不透明な政治・経済環境を背景に、金先物は大幅上昇。1オンスあたり3,900ドル超で過去最高水準を更新しました。リスク回避資産としての側面が強まりました。(Reuters
  • ビットコイン、最高値更新
    仮想通貨市場にも買いが入り、ビットコインは新高値を更新。機関投資家の買いが継続しており、ドル安や資産分散ニーズが背景と見られます。(Reuters
  • Critical Metals、米政府の出資報道で株価急騰
    レアアース鉱山企業Critical Metalsの株価が62%超急騰。ロイター報道によれば、米政府が同社に出資を検討しているとの観測が買い材料となりました。(Reuters
  • 仏首相突然辞任で欧州金融不安拡大
    フランスでセバスティアン・ルクルヌ首相が就任後まもなく辞任する事態となり、ユーロやフランス株式市場にネガティブ影響。欧州債利回り上昇なども波及しました。(Reuters
  • 日本政局変動:高市氏選出で財政・通貨政策不透明に
    自民党内で高市早苗氏が新たなリーダーに選ばれ、日銀政策へのタカ派・金融緩和継続観測後退・通貨安誘導の見方などが円売り圧力を強めました。(Reuters
  • 米国酒類輸出の大幅落ち込みが示す国際逆風
    米スピリッツ(酒類)輸出が第2四半期で9%減少。対カナダで85%落ち込むなど、貿易環境悪化を反映し、消費関連や輸出依存企業には逆風に。(Reuters
  • 投資家懸念:市場ラリーの「借り物」か
    株高が一部期待・マクロ観測の逆張りで支えられており、WSJなどはこの上昇が過熱気味、反転リスクを含んだものと警戒を示しています。過度なAI依存、評価バブル懸念も指摘されています。(ウォール・ストリート・ジャーナル
原油先物・米10年国債利回り・VIX・金先物の動き
  • 原油先物(61.76ドル、+1.45%)
    中東情勢の緊張やOPECの減産姿勢が意識され、買い戻しが優勢となりました。米国の在庫減少観測も支援材料で、需給タイト感が再び強まっています。
  • 米10年国債利回り(4.162%、+1.04%)
    堅調な経済指標を受けて長期金利が上昇しました。FRBの早期利下げ観測がやや後退し、安全資産からリスク資産への資金シフトが進んだとみられます。
  • VIX指数(16.37、-1.68%)
    株式市場の安定を反映し、VIXは続落しました。投資家心理が落ち着きを取り戻し、ボラティリティ(変動性)の低下が確認されました。
  • 金先物(3,982.10ドル、+1.87%)
    金は大幅上昇しました。米長期金利の上昇にもかかわらず、安全資産需要が高まり、ドル安進行が支援材料となりました。地政学リスク回避の買いも継続しています。
自分の米ドル建ポートフォリオ +0.66%(前日比)

私のポートフォリオは堅調でした。VGT(先端技術ETF)が+0.86%と上昇を牽引し、VOO(S&P500)も堅調に推移しました。一方で、高配当ETFのVYMと増配ETFのVIGは小幅安となりました。GLDM(金ETF)の上昇が全体を下支えし、リスク資産と安全資産のバランスが取れた安定した一日でした。

経済指標発表予定

以下の経済指標が発表される予定です。

主な決算発表予定

主要銘柄の決算発表予定は以下の通りです。

おわりに

本日の米国市場は、AI関連銘柄の上昇や金・原油の堅調推移が全体を支え、投資家心理はやや改善しました。一方で、米政府機関の閉鎖や欧州政局不安など、地政学的リスクは依然として残り、楽観一色とはいえません。今後はFRBの利下げ時期と企業業績の持続性が焦点となりそうです。短期的な値動きに惑わされず、ファンダメンタルズ(企業の基礎的価値)を見極める姿勢が重要です。投資は自己責任にてお願いします。成果や結果に一喜一憂せず、共に学び成長していければ嬉しいです。

それでは、今日も一日明るく元気に笑顔で過ごしましょう。

おことわり

このブログには広告が挿入されています。この広告はGoogle社が読者の好みに応じて選んで提供しているものです。興味がございましたらクリックしていただければ幸いです。投資に関する広告が表示されても、私の推奨ではないことをご理解いただければ幸いです。

図表のレファレンス

ABOUT ME
Muroi Kazuo
1959年2月生まれ 米国株、日本株、J-REITでFIRE達成しています。 米国株投資については、みなさんと情報共有したいと思っています。
「米国株投資」以外も見に行って下さい
Ads Blocker Image Powered by Code Help Pro

広告ブロッカーを無効にして閲覧してください

拡張機能を使用して広告をブロックしていることを検出しました。

We have detected that you are using extensions to block ads. Please support us by disabling these ads blocker.

Powered By
Best Wordpress Adblock Detecting Plugin | CHP Adblock