S&P500 ヒートマップ(高解像度)
  • ALB +5.25%
    中国でリチウム鉱山の操業停止報道に伴い、世界的なリチウム供給懸念が浮上、リチウム生産企業に買いが入ったことが好材料とみられます
  • KVUE +4.73%
    消費者ヘルスケア企業として、ブランド製品の販売改善やアナリストによる目標株価引き上げ期待が買いを誘った可能性があります
  • DAL +4.29%
    第3四半期決算で売上・利益が予想を上回り、特にプレミアム席や法人需要の伸びが強調されたことが株価上昇要因とされます ([マーケットウォッチ][1])
  • PEP +4.23%
    清涼飲料・スナック市場での需要回復やコスト抑制策への評価が高まり、消費財銘柄として収益性改善期待が背景にあるようです
  • UAL +3.31%
    航空需要拡大の恩恵を受け、航空株全体に資金流入との見方。DAL同様に決算期待が買いを後押しした可能性があります
  • DELL –5.21%
    ハードウェア需要の鈍化やコスト増加リスク、投資家の失望によるポジション整理売りが圧力となった可能性があります
  • APP –4.67%
    アプリ開発/広告関連の業績不透明感が増し、成長期待後退による失望売りが出た可能性があります
  • BA –4.14%
    防衛・航空需要への逆風や納入遅延リスク、景気懸念が重しとなり、リスク回避で売られた可能性があります
  • RTX –3.79%
    防衛関連支出の不透明感や受注見通し懸念、利益マージン圧迫への警戒が背景となった可能性があります
  • UBER –3.30%
    ライドシェア需要の伸び鈍化、コスト上昇、競合圧力の強まりが警戒され、成長期待の調整売りが出た可能性があります
主要3指数とドル円の動き
  • S&P 500(終値 約 6,735.11、前日比 –0.28 %)
    幅広な米大型株で構成される指数として、AI関連銘柄の上昇への期待と利下げ観測という逆風のせめぎ合いを映しています。市場では「次の利下げタイミング」が引き続き焦点となっており、銘柄の収益見通しが重視されています。
  • Dow Jones(終値 約 46,358.42、前日比 –0.52 %)
    伝統的な工業・成熟企業を中心とする指数として、金利上昇の影響を受けやすい構成です。特に資本コストや借入環境の変化がセクターごとに差異を生んでおり、景気耐性が問われている局面です。
  • NASDAQ Composite(終値 約 23,024.63、前日比 –0.08 %)
    ハイテク・成長株の集合体として、比較的小幅な下落にとどまっています。AI関連や半導体といったテーマ株が引き続き市場の牽引役となっており、期待と懸念の間で揺れ動いています。
  • ドル円(USD/JPY)
    米ドル高・円安が進行しており、主因としては日本の政治不透明感や日銀の金融政策運営への懸念が挙げられています。外貨投資家の円キャリー取引が活発化する中で、突発的な為替介入リスクも市場の注目点です。現在は153円台前半で取引継続中です。
セクター別騰落率
  • Basic Materials(素材)
    原油や金属価格の下落が響き、資源株全般に売りが広がりました。特にリチウムや銅など景気敏感素材の価格調整が重しとなり、セクター全体が軟調に推移しました。
  • Industrials(工業・産業)
    航空・防衛関連銘柄の下落が目立ち、景気後退懸念や政府予算の不透明感が投資家心理を冷やしました。ボーイングやレイセオンの大幅安がセクター全体を押し下げました。
  • Energy(エネルギー)
    原油先物価格が需給バランス悪化を背景に下落し、エネルギー関連株が売られました。OPECの増産観測や世界経済の減速懸念が圧迫要因となりました。
主なETFの動き

主要ETFはそろって小幅安となりました。S&P500連動のVOOやSPYは約0.3%下落し、全体相場の軟調さを反映しました。ハイテク中心のQQQやグロース系のVUGは下げが限定的だった一方、素材やエネルギー安の影響でバリュー系のVTVが軟調でした。海外株ETFのVEAやIEFAはドル高の影響で下げが目立ち、米国外市場の弱さが鮮明となりました。債券ETFのBNDはほぼ横ばいで、金利動向に大きな変化は見られませんでした。

経済指標発表 結果
  • 30年債入札利回り:4.734%
    米国財務省は30年債220億ドルの再発行入札を実施し、利回りは予想を若干上回る4.734%となりました。これは直近の4.651%を上回る水準で、長期金利の上昇圧力を反映しています。
  • WASDE報告の延期/中止
    本来10月9日に発表予定だった世界農業需給予測(WASDE)レポートは、米国の連邦政府閉鎖の影響で発表が停止され、市場に需給見通しの材料不足懸念を残しました。これは穀物・農業関連銘柄に不透明感を強めさせる可能性があります。
  • バー副議長発言
    インフレ上振れリスクを重視し、追加利下げには慎重な姿勢を示しました。特にコアPCEを年末には3%超と予想し、総合インフレ率が2%目標に戻るのは2027年末との見通しを強調しました。
  • Powell 議長発言
    金利や政策見通しには触れず、地銀を巡る監督の重要性や地域経済との連携を強調しました。市場は利下げへのヒントを期待しましたが、新たな政策示唆は見られませんでした。
  • Bowman 理事発言
    金融政策は「データ重視」で進めるべきとし、労働市場の減速やインフレの推移を慎重に見極める姿勢を示しました。過度な利下げを急がず、経済状況を踏まえて調整する考えを示しました。
主な決算発表結果
  • ペプシコ(PEP)
    3Q決算で調整後EPSが2.29ドルと予想の2.26ドルを上回り、売上高も前年同期比で2.7%増の239.4億ドルと市場予想を上振れしました。北米飲料の売上減少を価格引き上げで補い、国際市場の伸長が寄与した形です。利益率には依然としてコスト圧力も見られ、今後は構造改革や商品戦略の転換が焦点となるでしょう。
  • デルタ航空(DAL)
    第3四半期決算はEPSが1.71ドルと市場予想の1.53ドルを上回り、売上高も152億ドルと予想を上回りました。プレミアム座席や国際線の需要が堅調で、特に企業出張や観光需要の回復が収益を押し上げました。一方で、燃料費上昇や人件費増加が今後の利益率に影を落とす懸念もあります。航空需要の持続力が今後の焦点となります。
主な経済ニュース
  • JPMorganのダイモンCEO、米株式市場の調整リスクを警告
     「今後6か月~2年以内に大きな調整の可能性あり」との見方を示し、地政学的緊張や財政支出拡大が市場の脆弱性を高め得ると指摘。過熱感への注意喚起と受け止められました。→2025年10月9日 Reuters
  • 株価の高評価がバブル懸念を刺激
     AI関連中心の上昇が指数を新高値に押し上げる一方、IMF等は過熱感を警戒。今後の反動リスクを指摘する声が増え、“集中リスク”への懸念も強まりました。→2025年10月9日 Reuters
  • 原油価格が停戦合意期待で低下、リスクプレミアム剥落
     イスラエル–ハマス間で停戦合意の第一段階案が浮上し、中東リスクの後退観測が原油市場に波及。需給不透明感後退とともに先物価格が下落しました。→ 2025年10月9日 Reuters
  • 米企業の利益成長ペース鈍化見通し、AI投資に注目
     S&P500構成企業の第3四半期利益成長率は前年比8〜9%程度と、前期の13%台から鈍化予想。にもかかわらず、AI関連支出拡大への期待が株式を支える構図。→ 2025年10月9日 Reuters
  • 米企業の利益成長ペース鈍化見通し、AI投資に注目
     S&P500構成企業の第3四半期利益成長率は前年比8〜9%程度と、前期の13%台から鈍化予想。にもかかわらず、AI関連支出拡大への期待が株式を支える構図。→ 2025年10月9日 Reuters
  • FRBバー副議長、インフレリスク重視の慎重姿勢を表明
     インフレ抑制への懸念を前面に、「追加利下げには慎重であるべき」との見解を示す。コアPCEが年末には3%超かとの見通しも示し、政策スタンスへの注意を促しました。→ Reuters, 2025年10月9日 Reuters
  • 強気相場3年目に突入、歴史対応性にも注目
    2022年10月起点の強気相場が約90%上昇で持続中。他国の過去事例と比較しても「まだ中期段階」との見方もあり、崩壊ではなく継続可能性を探るムードが強まりました。→ Reuters, 2025年10月9日 Reuters
  • “成長株離れ”加速、グロースファンドから資金流出
     成長株投信から資金が流出、グロース系より価値株(Value系)への回帰傾向が鮮明化。ポートフォリオ見直しが潮目に変化をもたらす可能性。→ Reuters, 2025年10月9日 Reuters
  • 株価指数反落、ドル高が対円で進行
     主要指数は軟調推移。ドルが対円および対ユーロで強含み、輸出関連株や海外エクスポージャー銘柄への逆風材料となりました。
     → Reuters, 2025年10月9日 Reuters
  • 株式ラリー一服感、利益確定売りと過熱警戒の交錯
    一部銘柄が上昇余地を限定的と判断され、ラリーの“調整フェーズ”入り観測も浮上。決算シーズン入りを前にポジション整理の動きも広がりました。→ 2025年10月9日 Reuters
原油先物・米10年国債利回り・VIX・金先物の動き
  • 原油先物(Crude Oil)
    1.66%下落と大幅安。中東の停戦合意を契機に地政学的リスクプレミアムが剥落したほか、OPEC+の増産方針観測や世界経済の減速警戒が供給過多懸念を強め、売りが優勢となりました。
  • 米10年国債利回り(10-Year T Note)
    4.148%まで上昇。長期金利上昇は将来のインフレ期待や利上げ持続観測を反映し、債券価格には調整圧力が働く展開となりました。
  • VIX(ボラティリティ指数)
    16.43と上昇。市場の警戒感・不安定性が高まりつつあり、投資家がリスクヘッジ志向を強めた動きと見ることができます。
  • 金先物(Gold)
    3,990.20ドルで約1.97%の急落。名目金利や実質金利上昇への警戒、およびドル高圧力が金への投資魅力を抑えた可能性があります。
自分の米ドル建ポートフォリオ -0.45%(前日比)

本日の私のポートフォリオは小幅安となりました。VGTがほぼ横ばいで下支えした一方、S&P500連動のVOOや高配当系のVYM、VIGが軟調でした。特にGLDM(ゴールドETF)は金価格急落の影響を受けて1.8%超の下げとなり、リスク資産全般に調整の流れが広がりました。

経済指標発表予定

雇用統計が予定されていますが、政府閉鎖で発表停止と思われます。

主な決算発表予定

主要銘柄の決算発表予定はありません。

おわりに

米国株市場は、FRB要人発言による利下げ慎重姿勢や長期金利上昇を受けて上値の重い展開となりました。エネルギー・素材セクターを中心に調整が進む一方、AI関連や生活必需品が底堅さを示しています。企業決算ではペプシコやデルタ航空が堅調な業績を発表し、個別株選別の重要性が再確認されました。地政学的には中東の停戦進展がリスク低下要因となる一方、米国政府閉鎖や財政問題など内政リスクが残ります。金利・為替・商品市場の変動が激しくなる局面こそ、冷静な判断力が求められます。
投資は自己責任にてお願いします。成果や結果に一喜一憂せず、共に学び成長していければ嬉しいです。

それでは、今日も一日明るく元気に笑顔で過ごしましょう。

おことわり

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ABOUT ME
Muroi Kazuo
1959年2月生まれ 米国株、日本株、J-REITでFIRE達成しています。 米国株投資については、みなさんと情報共有したいと思っています。
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