Financial Independence, Retire Early
Muroi Universal Research and Operating of Investment
米国株投資

【20251024】US stock market investments

S&P500 ヒートマップ(高解像度)
  • F(Ford Motor Co.)+12.16%
    米フォードは、自動車関税の緩和観測や米国内トラック生産再開の報道を受けて急騰しました。電動化投資の進展やコスト圧力の軽減期待が広がり、投資家心理が改善しました。
  • ALB(Albemarle Corp.)+8.51%
    リチウム大手のアルベマールは、供給過剰感が後退し、リチウム価格の回復期待が強まりました。さらに一部アナリストが目標株価を引き上げたことも上昇要因となりました。
  • IBM(International Business Machines Corp.)+7.88%
    第3四半期決算で売上・利益が市場予想を上回り、AI関連事業の成長見通しが好感されました。通期ガイダンス上方修正もあり、投資家の買いが集中しました。
  • AMD(Advanced Micro Devices Inc.)+7.63%
    AI向け半導体の大型受注が報じられ、GPU関連の成長期待が高まりました。データセンター向け製品の需要拡大も支援し、セクター全体の買い戻しを後押ししました。
  • EME(EMCOR Group Inc.)+7.46%
    電気設備・建設管理を手掛けるEMCORは、第3四半期決算で収益・利益が予想を上回りました。インフラ投資増加や公共事業需要の拡大を背景に、業績見通しが改善しています。
  • CEG(Constellation Energy Corp.)+6.39%
    電力・原子力事業を展開するコンステレーション・エナジーは、AIデータセンター向けの電力需要増加が期待され上昇しました。再生可能エネルギー関連株への資金流入も追い風です。
  • MU(Micron Technology Inc.)+5.96%
    メモリ大手マイクロンは、AIサーバー向けDRAM需要の回復が注目されました。メモリ価格の上昇基調と生産効率の改善が続いており、半導体株全体の上昇を牽引しました。
  • FSLR(First Solar Inc.)+5.42%
    太陽光発電パネル大手のファースト・ソーラーは、再生可能エネルギー政策支援の恩恵が期待されました。コスト低下や大型案件受注の報道も上昇を後押ししました。
  • VST(Vistra Corp.)+5.28%
    米発電事業者ビストラは、電力需要の拡大と収益性の改善が評価されました。特にAIインフラ向け電力供給契約の拡大観測が買い材料となりました。
  • APP(AppLovin Corp.)+5.14%
    アプリ広告プラットフォーム運営のアップラビンは、デジタル広告市場の回復を背景に上昇しました。自社AIエンジンの収益貢献が強調され、成長期待が再燃しています。
  • DECK(Deckers Outdoor Corp.)-15.21%
    高級シューズブランドUGGを展開するデッカーズは、決算発表を前に利益確定売りが広がりました。消費鈍化懸念と高値警戒感から、アウトドア関連株に調整が入りました。
  • NEM(Newmont Corp.)-6.23%
    世界最大の金鉱会社ニューモントは、金利上昇とドル高で金価格が下落し、採算悪化懸念が強まりました。金鉱株全体に売り圧力がかかりました。
  • ITW(Illinois Tool Works Inc.)-4.54%
    産業機械大手のイリノイ・ツール・ワークスは、製造業活動の鈍化懸念やコスト高を背景に売りが優勢となりました。インフラ関連株の調整も影響しました。
  • PKG(Packaging Corp. of America)-3.95%
    紙・パッケージ大手パッケージング・コープ・オブ・アメリカは、需要鈍化と原材料コスト高が重しとなりました。物流コスト上昇もマージン圧迫要因です。
  • TTD(The Trade Desk Inc.)-3.94%
    デジタル広告取引プラットフォームを運営するトレード・デスクは、広告需要の一時的な鈍化懸念と高PER(株価収益率)による利益確定売りが出ました。
  • TSLA(Tesla Inc.)-3.42%
    テスラは、第3四半期決算後のEV販売台数鈍化懸念と利益率低下が意識されました。価格競争激化による収益圧迫が引き続き売り材料となりました。
主要3指数とドル円の動き
    • S&P500(終値:約6,791.69、前日比+0.79%)
      主に大型株の買い戻しが進み、特にテクノロジーやAI関連銘柄が引き続き上昇基調だったことが指数を押し上げました。今後はインフレ指標や金利動向に敏感になりそうです。
    • Dow30(終値:約47,207.12、前日比+1.01%)
      景気敏感株が幅広く上昇し、幅広い業種が買われたことでダウ平均は1%超の上昇となりました。景気回復期待がマーケットに反映されているようです。
    • NASDAQ(終値:約23,204.87、前日比+1.15%)
      ハイテク・グロース株が牽引し、ナスダックが主要3指数の中で最大の上昇率を記録しました。AIやクラウド関連の好材料が投資マインドを後押ししています。
    • ドル円
      米9月CPIおよび10月ミシガン大学消費者信頼感指数が予想を下回り、利下げ期待からドル売りが先行しましたが、長期的なインフレ懸念やドルの基調回復も意識され、153円台手前で上昇に転じました。
セクター別騰落率
  • Technology(先端技術)+1.40%
    半導体やソフトウェア関連を中心に買いが入りました。特にAI関連の需要拡大が意識され、NVIDIAやAMDなど主要銘柄の上昇がセクター全体を押し上げました。長期的な金利低下観測も追い風です。
  • Utilities(公益事業)+1.21%
    電力・ガスなどのディフェンシブ銘柄に資金が流入しました。長期金利の上昇一服により利回り面での魅力が再評価され、安定配当銘柄として買いが優勢となりました。
  • Communication Services(通信サービス)+1.14%
    Google(Alphabet)やMetaなど大型ハイテク株の上昇がセクターをけん引しました。広告需要回復やAIによる収益拡大期待が高まり、投資家のリスク選好を支えました。
主なETFの動き

主要ETFはそろって上昇しました。S&P500連動のVOO、IVV、SPYはいずれも約+0.8%前後の上昇となり、米国株全体を対象とするVTIも同様の伸びを示しました。ハイテク中心のQQQは+1.07%と最も強く、AI関連株の上昇が寄与しました。成長株比率の高いVUGも+0.96%と堅調でした。一方、海外先進国株のVEAや債券ETFのBNDは小幅高にとどまり、リスク資産への資金流入が優勢な展開となりました。

経済指標発表 結果
  • 消費者物価指数(CPI)(9月)
    総合CPIは前年同月比+3.0%と市場予想(+3.1%)を下回り、物価上昇の鈍化が示されました。ガソリンや中古車価格の下落が寄与し、FRBによる10月利下げ観測を強めました。ただし、依然としてインフレ目標(2%)を上回る水準のため、政策判断には慎重姿勢が維持されています。
  • 製造業購買担当者景気指数(PMI)(10月速報値)
    製造業PMIは52.2と前月(52.0)からわずかに改善しましたが、依然として拡張と縮小の分岐点近辺にとどまっています。新規受注や輸出需要の回復が限定的で、製造業の回復ペースは緩やかであることが示唆されました。
  • サービス業購買担当者景気指数(PMI)(10月速報値)
    サービス業PMIは55.2と市場予想(54.2)を上回り、堅調な内需と雇用の安定が示されました。旅行・レジャー関連やAI関連のITサービス需要が好調で、米国経済の底堅さを裏付ける結果となりました。
  • ミシガン大学消費者信頼感指数(10月確報値)
    確報値は53.6と速報値(50.3)から上方修正されました。ガソリン価格の落ち着きと賃金上昇が消費者心理を支えています。一方、長期期待インフレ率は4.6%と高止まりしており、FRBの金融政策には依然注目が集まります。
主な決算発表結果
  • PG(Procter & Gamble)
    1株利益(EPS)は1.99ドルで予想1.90ドルを上回り、売上高も224億ドルと市場予想を上回りました。家庭用品全般で価格引き上げが奏功し、特に美容・ヘルスケア部門が好調でした。コスト削減も利益率改善に寄与し、通期見通しの堅調さを確認する内容となりました。
  • HCA(HCA Healthcare Inc.)
    EPSは6.96ドルと市場予想(5.72ドル)を大きく上回り、売上高も191.6億ドルと好調でした。入院・外来件数が増加し、医療サービス需要が回復基調にあることを示しました。人件費圧力は続くものの、効率化と診療報酬の見直しが利益拡大に貢献しました。
  • GD(General Dynamics Corp.)
    EPSは3.88ドルで予想3.69ドルを上回り、売上高は129億ドルと堅調でした。防衛関連需要が引き続き強く、特に海洋システムと航空機部門の伸びが寄与しました。政府支出拡大の追い風を受け、今後も受注残高の増加が見込まれています。
  • ITW(Illinois Tool Works Inc.)
    EPSは2.81ドルで予想2.72ドルを上回りましたが、売上高は40.6億ドルと予想をやや下回りました。製造業活動の鈍化とコスト高が重荷となりましたが、高付加価値製品の販売や価格改定で利益率は改善しました。
主な経済ニュース
  • 売上好調・低インフレで株高、主要3指数が過去最高値
    9月の米消費者物価指数(CPI)が前年比+3.0%と予想の+3.1%を下回り、企業決算も好調だった結果、主要3指数はいずれも史上最高の終値を記録しました。インフレ懸念の後退と利下げ期待の高まりが背景です。(Reuters
  • テック大型株決算集中と次期FRB政策会合への注目高まる
    来週にかけて、Federal Reserve(FRB)の政策会合が控える中で、Microsoft、Apple、Alphabet、Amazon、Meta Platformsなど「MAGNIFICENT SEVEN」による決算発表が目白押しで、テック株主導の上昇継続可否が注目されています。(Reuters
  • 企業決算の躍進が投資家不安を和らげる
    決算を発表したS&P500構成企業の約8割が市場予想を上回る結果を示し、特に大手企業の好決算が、経済データの欠落・連邦政府閉鎖による不透明感を一時的に払拭しました。投資家心理の改善が株価を押し上げています。(WSJ
  • 世界・米金利低下もリスク選好を後押し
    米10年国債利回りが4%近辺で推移する中、インフレの鈍化を受けて今後の利下げ期待が強まり、株式市場への資金流入を保証する環境が整ってきました。債券買戻しおよび株式リスクアセットへのシフトが進行しています。(Reuters
  • インフレ鈍化でも基調は高止まり、FRBは慎重姿勢継続
    9月のCPIは前年比+3.0%、除く食品・エネルギーの「コア」でも+3.0%と鈍化傾向にありますが、FRBの目標である2%を上回ったままであり、利下げのタイミングや量的緩和など政策余地に関しては依然不透明です。(Reuters
  • 政府閉鎖が経済統計データを直撃、10月分インフレ公表の可能性低く
    米連邦政府の予算交渉決裂による閉鎖が長期化しており、次回10月のインフレ統計の公表も見送られる可能性が示唆され、統計データの断絶が市場の不確実性を高めています。(Reuters
  • 米ロ制裁強化がエネルギー市場を揺さぶる
    米国がロシアの大手石油企業に追加制裁を科したことを受けて、原油価格が急反応。エネルギーセクターの需給懸念が再浮上し、関連株や資源価格の変動が市場の一要因となりました。(Reuters
  • 金価格の上昇基調に一服感、利下げ観測・地政学リスクのバランス変化
    金は9週連続上昇の後、若干の調整入り。インフレ鈍化と利下げ期待が買いを支える一方で、ドルの底堅さや需要増加の一巡感が利回り資産へ資金移動を呼び込み、安全資産としての魅力がやや後退しています。(Reuters
  • 金融安定性に警鐘、過熱する資産市場に「秩序なき調整」リスク
    国際通貨基金(IMF)をはじめとする監督機関が、資産価格の上昇・高い政府債務・地政学リスクを背景に「市場の秩序なき大幅修正(ディスオーダリーコレクション)」の可能性を指摘しており、株式の急変動リスクが投資家の頭を離れません。(Reuters
  • 米中・米加の通商摩擦再燃、交渉停止・関税拡大観測が警戒材料
    米・中首脳会談が調整中である一方、米国がカナダとの交渉を突然停止するなど、通商政策の不透明性が再び浮上。輸出入制限や関税拡大の観測が、輸出関連企業・サプライチェーンへの逆風となっています。(Reuters
原油先物・米10年国債利回り・VIX・金先物の動き
  • WTI原油先物(61.45ドル、前日比-0.55%)
    中東情勢の緊迫化が一服し、供給不安が後退しました。米国の原油在庫増加や需要減速懸念も重なり、原油価格は小幅に下落しました。
  • 米10年国債利回り(3.997%、前日比+0.15%)
    FRBの早期利下げ観測が根強い一方、インフレ率が目標を上回る状況が続いており、利回りは小幅上昇しました。市場は次回FOMCの発言を注視しています。
  • VIX指数(16.37、前日比-5.38%)
    株式市場の上昇を背景に投資家のリスク回避姿勢が後退しました。市場のボラティリティ(価格変動性)低下を反映し、VIXは大幅に低下しました。
  • 金先物(4,127.60ドル、前日比-0.43%)
    ドルが堅調に推移したことから、相対的に割高となった金が売られました。安全資産需要の一服と米金利高止まりが重なり、上値は抑えられました。
私の米ドル建ポートフォリオ +0.40%(前日比)

米ドル建てポートフォリオは前日比+0.40%と小幅上昇しました。中心となるVGT(先端技術)が+1.56%と強く、ハイテク株の上昇が全体を押し上げました。VYMやVIGなどの高配当・増配系ETFも堅調で、安定したリターンを支えました。一方、金連動のGLDMは小幅安となり、安全資産からの資金シフトを示しました。

今週の動き
  • 今週1週間のセクター別騰落率に関して、特に目立った動きを示したのは Energy(エネルギー) および Technology(先端技術) でした。Energyは週間+2.72%、Technologyは+2.43%と、いずれも1%を大きく上回る上昇を記録しています。
  • Energyでは、米欧が露石油大手に対する追加制裁を実施したことで、供給懸念および原油価格上昇観測が加速し、関連株に資金が流入しました。これがセクター全体のパフォーマンス上昇に寄与しました。
  • Technologyでは、9月のインフレ鈍化データと、大手半導体・ソフトウェア企業の好決算が重なり、成長株を軸にリスク選好の流れが強まりました。「今が買い場」とのムードも高まり、セクター全体を後押ししました。
経済指標発表予定

以下の経済指標が発表される予定です。

主な決算発表予定

以下の主要銘柄の決算発表がなされる予定です。

おわりに

今週の米国株式市場は、インフレ鈍化と好調な企業決算に支えられ、主要3指数が揃って史上最高値を更新しました。特にAIやエネルギー関連銘柄が買われ、市場には再び楽観ムードが広がっています。一方で、政府閉鎖や通商摩擦、金利政策の行方など不確実要素も残り、上昇相場の中にも慎重な見方が必要です。短期の値動きに翻弄されず、企業の本質的価値を見極める姿勢が求められます。

投資は自己責任にてお願いします。成果や結果に一喜一憂せず、共に学び成長していければ嬉しいです。

それでは、週末を明るく元気に笑顔で過ごしましょう。

おことわり

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ABOUT ME
Muroi Kazuo
1959年2月生まれ 米国株、日本株、J-REITでFIRE達成しています。 米国株投資については、みなさんと情報共有したいと思っています。
「米国株投資」以外も見に行って下さい
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